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DMステーションと紙DMにおける「実証実験」

みなさん、こんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのえとやんです。

コンタクトセンターでは、自社&ECのマーケティング活動も行なっており、今日もメール配信やニュース発信にとメンバーがバタバタと対応しております。(ここで「オマエは(やってんのか)?」ってツッコミ無しね。笑)


でも、日頃こういう活動をしていて、ちょくちょく立ち止まりながら、「コレってこんな動きで良いのだろうか?」とか「アレは、もう少しこんな感じに変えていきたいよね!」とか、数字を見ると「これはマズイからこうしよう」とか、常にウーン、ウーンと悩んでいます・・・。それでも、マーケティング活動って、常にブラッシュアップしていくものだ、正解など無いと私自身は考えています。

そんな悩み事があっても、マーケターの人なら本当はもっと、フットワークを軽く、楽しく、そして面白くやっていきたいですよね。そこで立ち上げたのが、弊社ECの1つであるDMステーションでした。


常識を変えたかった「DMステーション」

今日はいつもの「コンタクトセンター」ネタから少し離れて、そもそも何でDMをECでご利用いただけるようにしたかなどを思い出してみます。立ち上げたのが2016年5月ですので、既に5年が経過しております。立ち上げるにあたって、いくつかコンセプトがありました。

・少ない数量からでも、安く手軽に使っていただけるサービスにしたい。
・仕様を多くせず、定番のものをシンプルに、悩まず使っていただきたい。
・安くても、決して品質を落とすことなく「高品質」なものに拘りたい。

ここまでは、まあまだよくある話ですが、さらには、

・可変内容の「パーソナライズ」な印刷であっても、ECでご依頼いただけるようにしたい。
・デジタルが「速い」から、納期(投函発送)を物理的可能な範囲で「最短」にしたい。
・システムとの連携で「自動投函」にも対応していきたい。

当時からここまでのコンセプトは持っていました。結局、デジタルは速く、アナログは遅く、そして少量だと1通あたりのコストも高く、そんな常識を変えたかった想いがありました。

↓当時のニュースリリース


パーソナライズの必要性

DMでのセグメンテーションやOne to One対応って、今でさえまだまだ敬遠されがちです。その理由は、

・高価なので「費用対効果」が出せない。
・セグメンテーションやパーソナライゼーションをしたくても、そもそも「データ」が無い。
・「施策」が思いつかない。

だいたいこんな感じかと。でも、周りを見渡してください。

・デジタルの世界では「○○様」と自分の名前で語りかけられ、自分の情報を元に常に"提案"を差し出されるのが当たり前。
・いまや誰もがスマートフォンを使うようになり、1人1人にダイレクトに情報が流されてくる。
・情報量が多すぎて、どう取捨選択すれば良いのかさえ分からない。

これを書くと、自分たちが送っているメールがゴミで無いだろうかと、いつも心配でなりません。きっとおそらく、近い将来、メール配信は無くなるだろうなとさえ思っています。

それだけ、もっと必要な情報を、もっとマッチした情報だけを届けるべき、そんな時代になっているかと感じています。それは、デジタル・アナログのどちらであっても、同じことですね。

↓バリアブル(パーソナライズ)対応


実証実験とシステム連携

実は当時、この取り組みを推進したかった一番の理由は「紙DMでの実証実験ができる仕組みを提供したい」という想いがあったのです。

どういうことかというと、デジタル情報が埋もれつつあった当時、アナログな紙のDMでこそその人に合ったちゃんとしたパーソナライズな情報がタイミング良く即座に届けば「反応はもちろん、費用対効果もしっかり成果として出るのでは?」とそういった検証をするための実証実験に使ってもらいやすい枠組みがあるといいなぁと。

ただ、

・成果を上げるには、ある程度の費用をかけて、ある程度の通数をしないといけない気がする。
・いくらスピード重視であっても、CRM等のシステムにいきなりダイレクトに連携するのは抵抗がある。
・事例はいくつか出てきていたが、この取り組みにまだまだ半信半疑なところも。

正直「失敗しているなぁ」という施策も、目の前でいくつも見てきました。共通して言えることは「従来のDMを、従来のように処理している」ことだと・・・。

DMステーションでは、そうならないようにと相談を受けつつも対応しているのが、いまのコンタクトセンターの姿なのです。そして、近々DMステーションでも「コネクテッドプリンティング」ができるサービスをリリースしたいと考えています。

↓コネクテッドプリンティングの世界

↓進むコネクテッドワールド システムや「紙」の価値を変える新たな価値創造のためのAPI連携の本質とは

↓既にリリースしている「印刷連携サービス」


今回こうしてnoteに書いてみて、改めて自分自身は5年以上経っても「ブレていないな!」と振り返ることができました。

引き続き、よろしくお願いいたします。

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