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3年ぶりのスロヴェニア訪問とその目的~2022スロヴェニア紀行①~

慌ただしく過ごした1週間。思わぬところで時間ができた。
リュブリャナ空港からイスタンブールに乗り継いで東京へ向かうはずが、これを書いている時点で、1時間半フライトが遅れている。乗り継ぎが3時間あったけど、結構タイトになってきた。

とはいえ、リュブリャナからも乗り継ぎ便もターキッシュエアーなので、なんとかなるだろうとおもっている。それよりも15分〜20分刻みで「遅れています。次時の情報は〇〇時です。」というアナウンスに疲れてきたので、ここぞとばかりに今回の旅の始まりを書いておこうと思い立った。


きっかけ:日本スロヴェニア外交関係樹立30周年

今年は日本とスロヴェニアの外交関係樹立から30周年の節目の年だ。
それもあって昨年あたりから駐日スロヴェニア大使館によるイベントが徐々に増えていた。そんな折、昨年秋のイベントにて大使館の方とお話しした際に蜂蜜の輸入をしていることを覚えていただき、以降キャッチボールが次第に増えていった。


僕の原動力:一人でも多くの人にスロベニアを知ってもらいたい。

2012年に初めてスロヴェニアを訪れ、マウンテンランニングワールドカップレース出場のために毎年渡航し続け、その度に各レースのオーガナイザーやボランティア、地元の方に大変親切にしていただいた。彼らと仲良くなったし、加えて僕はスロヴェニアの環境がとても好きになった。

そこで日本でスロヴェニアのことをもっと知ってもらいたいと思い、在スロヴェニア日本大使館にメールをしてニュースレターに寄稿をさせてもらえることになった(2018年7月~2020年7月までの2年間、コロナで渡航できなくならなければもっと続けたかったのに!)。

また、リュブリャナ旧市街にある蜂蜜屋さん"Honey House"にもアプローチ。定員さんに「僕、スロヴェニア大好きでスロベニアの魅力をおいしい蜂蜜と共に伝えたいから輸入させて!!」ってメッセージをオーナーに伝えてもらったら、快諾いただき、2018年終わりから蜂蜜の輸入も開始。ビジネス自体はまだまだ小さなものなのだけど、昨年秋のキャッチボール以降、何かと声をかけてもらえるようになった。

そこで僕も輸入元として、「日本スロヴェニアビジネス協会」へと今年から加入。

また、スロヴェニア発の国際記念日"World Bee Day"をもっと知ってもらおうと逗子でイベントを主催したり、大使館のイベントにはスロヴェニア産はちみつを持参してPR。"I Feel Slovenia"というスロヴェニアのTシャツを着ているので大使館の人に間違われるくらいにスロヴェニアと蜂蜜愛を各イベントで発信していった。



①AGRA

AGRAというのはスロヴェニアの東端ゴルニャ・ラドゴナという街で毎年行われる食と農業の大展示会。展示会というとなんだか業者向けの印象が強いが実際は出店だらけ、実演販売だらけ、加えて遊園地まである一大エンターテイメントだ。

*AGRAに限らず訪問理由のそれぞれは個々のnoteで紹介する。

なお、今年は30周年を記念して日本パビリオンが出展。お世話になっている方含め色々な方が出ているので僕も現地へと足を運んだ。

AGRAの一画にできた日本パビリオン


②輸入元Honey houseへの訪問

AGRAに行く際の旅の拠点はマリボルというスロヴェニア第2の都市。
ここから車で20分ほどで Honey Houseオフィスに行く事ができる。今まではレースの渡航ばかりでレースはスロヴェニアの西部や南部で開催される。今回は初めて東部に足を伸ばすので、オフィスと養蜂場を訪問させていただくことにした。

*これまた細かい話は改めて。

Honey HouseオーナーのLukaと。やはり会いに行くって大切。



③アルマ・カルリンの研究

6月末~7月初旬にかけて都内で、スロヴェニア人女性ジャーナリストのアルマ・カルリン来日100周年記念イベントが行われた。彼女は日本に憧れ、8年かけて世界一周をしながら日本を訪れ、また旅の記録は出版され世界的有名人となったそうだ。

彼女の展示と合わせて研究者が先日来日しており、お話をさせていただいた。その際に研究の中で人物の特定がで出来ずにいる人がいるという。「その人が誰かわかったら素敵だよね。」というやりとりをしたのだけど、僕はこの事を母校の同窓会に相談した(僕は大学時代文化史学科におり、現在は同窓会の役員をしている)。
同窓会の事務局が大学内の教授の専門を調べてくれ、なんと、その解決の糸口を掴んだのだ。

その後は謎の人物の特定をすべく歴史書を読み漁った。しかし、目星はついているものの確実な根拠を見つける事ができないので、そのことも含め情報交換をし、また、アルマ・カルリン側から見た記録が日本では手に入らなかったので、その資料を受け取るべく、ツェリエという街を訪れた。

このツェリエ、奇しくもリュブリャナとマリボルのほぼ中間にありなんと今回の行程見事に当てはまるのだ。であれば行かない理由はない!ということで、研究者の方にツェリエの街とアルマに関しての展示を案内していただいた。

*随分と書いてしまったが、別noteでまた書きます。

駅前にはアルマ・カルリンの銅像が(正面奥の建物がツェリエ駅)



④レース出場

せっかく行くならってことでこの時期に開催されるレースを走ってきた。
その話はすでにnoteに書いているので、こちらも是非!


⑤トリグラウに登りたい

残念ながら今回も叶わなかったけど、いつの日か登りたい山ナンバーワン!
代わりと言ってはなんだけど、Smarna Goraでレースではできない体験をするとともに、たくさんの話も出来、僕にとっては贅沢な時間を過ごす事ができました。

↑このnoteは長文だけどマウンテンランニングや自身の取り組みなどについて書いた個人的力作なので是非読んでください。


と、ここまで書ききって現在もまだフライト遅延中で移動の見通しが立たない。
困ったな。けど、今日は1つ記事を公開したので(Smarna Goraの話)、この記事は明日以降に公開しようと思う。細かい話だけどなんとなく時制が一致するようにしておきたいので。

→これを書いたのは現地時間の25日夜、23時になってフライトキャンセルが決まった。その後、順次ホテルなどがあてがわれたが7時にまた空港に戻ってくるのに1時を過ぎても移動の目処がつかず僕は空港に残ることに。

カフェのソファを見つけ休んでいると、時間は定かでないがエア会社の方が簡易枕を持ってきてくれたり、早朝には営業前だけどカプチーノを入れてくれたり。正直帰れないのは困ったが、こういう時にどう振る舞うかの大切さを学んだ。というわけで今度こそ帰ります!(航空会社さんお願いします!本当に!!)

こちらの方はバーテンダー世界選手権で3位だそう。東京に来たこともあり、おしゃべりが弾んだ。


【お知らせ色々】
9/25(日) 第7回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原(受付中) *8/31締切
10/9(日) 第14回TOKYO Jr TRAILRUN 
 兼U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ(*受付中)
 *9/14締切
10/30(日)トレイルシンポジウム2022
11/6(日) 逗子トレイル駅伝2022
 兼U12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中) *10/19締切

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。Facebookページ
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