起業家もどきとVCの関係①
はい。VCなりたいマンの女子です。
前回は「私がVCなりたいのに起業した話」をしましたが、
今日は
起業家と言いながらも社員のような今の現状と
起業家とVCの付き合い方
というものを話したいと思います。
私は、6月に起業したのですが、少し特殊で
持ち株100%ではありません。
会社を設立してすぐに持ち株10%となりました。
もう一度言います。※10%です。
経営者としては致命的ですよねこれ。
経営者は保有株式60%を切ったら事実上“裁量権”もなくなりますし
経営者としての存在はないも同然となってしまいます。(共同創業の場合は除く)
私の起業という形は「期間限定社長」というものに当たります。
資本金の援助をしてもらって給料も発生するし裁量権もあるけど
その代わり持ち株は10%で株主が90%保有するという関係になっています。
(ちなみに起業のアイデアは株主となった人が出してくれました。)
皆さんは、コレどう思いますか?
私は、
「お金の心配なく、給料が出て余裕な起業が経験できるじゃねーか!」
と思いました。
実際、最初の資本金5万円以外何も私は払っていません。
全て増資後の資本金からお金は出ていきました。
ここで今日のタイトルである「起業家もどきとVCの関係」について
話していきます。
「期間限定社長」
聞こえはいいですし、ラクして起業できる最高な取り組みなのですが
正直、自分で起業するよりも大変です。
なんどもなんども、
「持ち株100%が良かったなあ」と思うことがあります。
なぜなら
「雇われ社長」「申し訳なさ」「自己所有という意識の薄さ」
という言葉から中々、脱却できないからです。
自分の資金だけで起業した場合、もちろん大変なこともたくさんあります。
しかし、自社の株を100%持っているということは
「自分が立てた会社」「自分の考えたアイデア」「自分が決定権を持つ」
ということです。
「期間限定社長」として私は走り始めましたが
つい最近までどうしても「自分の会社感」という感情を持てない状況でした。
出資してくれた人は株主ですが、
事実上は、うちの会社にとっての親会社です。
報告や、私がやりたいことなどはひとまず連絡する必要があります。
ここが、社員のようなところです。株主が上司のような存在なのです。
そして、悪い言い方をすると、俗に言う「雇われ社長」的ポジションです。
この状況の中、ビジネスに集中しながら、自分のモチベーションを維持しつつ、株主とうまく付き合っていく。
今だから言えますが、すごくストレスフルな環境でした。笑
しかし、私は「期間限定社長」をしてすごく良かったと思います。
それは、自分がVCになった時
どのように起業家の子たちと付き合うべきか
どのような関係を築きたいのか
を学ぶ最高の機会だからです。
少し長くなったので、後半に続きます。
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