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アナ雪から学ぶ自分を好きになる方法

初めまして、藤巻大貴です。

僕は国立大学卒業後、某広告会社でコピーライターをしていました。
主に広告を書いて、人や商品をプロデュースする仕事をしてきました。

そしてこのページでは、

アナ雪から学ぶ「自分を好きになる方法」

についてお話しします。

僕がこのテーマについて書くきっかけが、僕のこれまでの人生にあるので、僕の過去のストーリーについて、少しお話しさせてください。


生き辛さを感じていた過去


僕は1994年、千葉の田舎で生まれました。両親は共働きで、父親は携帯会社のシステムエンジニア、母親は住宅会社のインテリアデザイナー。

ごく普通の家庭で育ち、8歳になると弟ができて、小学5年生になると、僕は友達からバスケのチームに誘われて、文字通り「夢中」になりました。

最初は、地区大会2回戦負けで始まったバスケも、1年間の減量や、練習の努力が実って、最後の大会では県大会8位になることができました。

それは僕が初めて何かを成し遂げた体験で、自信が芽生え始めました。

適応不能になる


しかし中学になると僕のバスケは、壊れ始めました。

中学に上がってから気づいたのですが、僕は特別、身体能力が高いわけではありませんでした。

中学生になると、周りはどんどん上手くなるのに、僕はあまり上手くならず

「使えないやつ」「ダメなやつ」「どんくさいやつ」

というレッテルを貼られるようになりました。

小学校の頃と違い、上下関係も厳しく、顧問の命令が絶対、先輩の圧力も強く、新入生はゴミのよう扱われ方でした。

そして不運にも僕は、人に媚を売ったり、先輩にゴマを擦ったり、ということが、あまり上手ではありませんでした。なので、先輩には「可愛くないやつ」と思われました。

その頃から、僕は壊れ始めました。

人間関係が苦痛で、大好きだったバスケさえも嫌いになってしまいました。

見えかけた希望


高校で千葉の進学校に進むと「もう二度とバスケをやらない」と思いつつも、やっぱり本音ではバスケが好きで、バスケ部の新歓に足を運びました。

中学のバスケ部の雰囲気が嫌いだったので、バスケ部はどこもそうなんだろう、と思っていましたが、何だかサークルみたいな感じでした。中学校の時、キツイと思っていた練習メニューも、何一つありませんでした。

なので僕は、「ここならバスケを楽しくやれるかもしれない」と思い、入部を決めました。すると1年生の頃からスタメンで試合に出れるようになり、2年生では、試合で30点を取るようになりました。そして、僕は最高学年になると「自分がやるしかない」とばかりにキャプテンに立候補しました。

しかし、それが悲劇の始まりでした。

自分の弱さを知る


僕はキャプテンになってやりたいことがありました。それは「もっと練習をハードにやる」ということです。

練習のゆるさは、僕の入部した理由の1つでしたが、僕たちの同期は才能がある人が少なかったし、僕の同期にも、もっと上を目指したい、という人がいて、もっと厳しく練習をやりたいと思うようになりました。

当時の顧問は勉強第一、部活は暇つぶしだったので、「自分たちでやらせてください。」とお願いしに行きました。ただ、それからが悪夢でした。

当時の僕は、中学の練習メニューを持ち込むくらいの、安易な考えしか持っておらず、新しい練習メニューはすぐに底をつきました。

僕はコーチとキャプテンの立場を兼任することとなり、練習の指示を出しながら、自分を一番ハードに追い込まなければいけませんでした。

練習メニューを設計して、時間配分をコントロールし、自分で指示を出しながら、自分も追い込む。

僕は全てを背負おうとして、すぐにボロが出始めました。

そんな僕のリーダーシップの弱さや、厳しい練習に嫌気がさした同期がいました。彼らは中学から上がってきた内部生で、それからは「ボイコット」のようでした。チーム発足3ヶ月目にして、

最高学年(同期)の17人中9人が部活を辞めたのです。

「鬱」を経験する


この件で、僕は心に傷を負い、鬱になりました。

チームまとめる事ができず、同期を半分も辞めさせてしまった。最高学年のトラブルは、とうぜん後輩たちにも波及し、数人の後輩が

「辞めさせてください…」

と言ってきました。それだけ人数が減ると練習風景も寂しくなり、僕はそれから、練習中も、学校の廊下を歩いていても、周りの目が怖くなりました。そして僕は自分を追い詰めて、

車に轢かれたら、もう学校に行かずに済む

と思うようになりました。僕は、このままだと自分が保たない…と思い、副キャプテンに降りました。その決断は本当に辛く、

その1年で僕は確実に、自分への自信を失ったのです。

中身が無い自分が心底嫌いだった


大学になるとまた「夢中になれる瞬間」を求めて、朝6時から、週5日練習がある、ラクロス部に入りました。ただ、僕は1つ決めていた事がありました。それは、

「絶対にリーダーをやらない」

という事です。僕は中学で大好きだったバスケが嫌いになりました。高校では楽しかったバスケが辛いものに変わりました。それに

「もう傷つきたくない」

と思っていました。すると、今度は

「自分のことしか考えてない奴」だと言われるようになりました。

自分のことはやるけど、それ以上のことはしない、自己中心的なやつと言われるようになりました。

ただ、当時の僕はそれでもいいと思っていました。それよりも

傷つきたくない。責任を負いたくない。

誰かを傷つけかねない立場になりたくない、と思っていました。

僕の内気な性格は、体育会の風土では良く思われず「暗いやつ」「何考えてるか分からないやつ」「難しいやつ」そんな風に言われることもありました。

僕は4年間ラクロス部を続け、大学3年では、母校10年ぶりの1部昇格を経験し、大学4年生では1部リーグ4位に貢献しました。

ただ

無難に4年間を過ごした僕に残ったものは少なく、依然として、自分の中身の無さに、自信を持てずにいました。

弱さを見せられる人が本当に強い人


これまでの人生、僕の時間はほぼ全てが部活動でした。なので、とくに趣味もなく、引退後、僕は何気なく「本屋」に行きました。そしてこれが、

僕の転機となりました。

僕は22年間、本とは無縁の生活でした。

本を読むといっても、受験勉強のための教科書か、英単語帳みたいなものだけで。年に1冊本を読むかどうかのレベル。なので、センター試験の国語も200点中80点しか取れなかったし、「読書をしろ」と言われても「なんで読書しなきゃいけないのか?」と価値もよく分かりませんでした。でも、本を読み始めて、その「価値」に気づき始めたのです。

それから僕はどんどん、本を読むようになりました。自己啓発から、心理学の本から、ビジネス系の本から、あらゆる本を読み漁りました。

大学4年生の12月には、自宅と図書館を往復しながら、誰とも会わず、本を「100冊」ほど読み続けました。

そして僕を変えたのが「弱さを見せられる人が本当に強い人」という考え方でした。

僕はそれまで、傷ついて、自分を責めてきて、自信が持てなくなっていました。心の奥底で、自尊心がズタボロでした。

そして僕は高校の1件を、黒歴史として5年間、引きずり続けていました。

だから、「自分の弱さを見せられる人が本当に強い人」という考え方を知って、僕は、弱い自分を許してもいいんだよ、と言われているような気がして、泣き崩れてしまいました。

人生の岐路に迷う


眠っていた知識欲が目を覚ましたのか、2ヶ月半もすると、僕は「250冊」ほどの本を買い込み、読むようになっていました。なので

僕の人生観や価値観は毎日のように、ガラガラ変わっていきました。

僕は殆どの本をブックオフから取り寄せていたのですが、それでも

本に50万円ほどのお金を投資しました。

(通算で100万円以上は使っているもしれません...)

自分を知り、道が拓け始める


本を読むにつれて、僕は少しずつ、自分を理解し始めるようになりました。それは

「自分と他人は違う考えを持っている」

という当たり前の事実や、そういったことを学術的に証明した

「エニアグラム」
「内向型人間のすごい力~静かな人が世界を変える~」

とった本との出会いは僕の、価値観を大きく変えました。これらの本を読むと、自分のことが書かれている、とさえ思いました。

僕はそれまで、自分の価値観の中で生きてきました。なので、

他人ができて、自分にできないことがあると、すごく負い目を感じました。自分の自尊心も何度も傷つけたし、自分がすごく嫌いでした。

でも人はそれぞれ、

・生まれてきた環境も違えば

・付き合う人も違えば

・24時間の使い方も全く違えば

・生まれ持った才能も違えば

・好きな異性のタイプも違う

ということに気づき始めて、僕はようやく

弱くて不器用な自分、そして過去の黒歴史や、誰にも言えなかった恥ずかしい過去を、少しずつ受け止め、許せるようになっていったのです。

魅力を理解して、世に届ける仕事


それから僕は、コピーライターという仕事を知りました。それは僕が就活の中で「唯一やりたい」と思える仕事でした。

なので、コピーライターになれる、という会社の履歴書を、ありったけの熱量と想いを込めて書いて送りました。そうしたら、有難いことに内定を頂けたのです。

僕は、優秀な学生では無かったし、就活の面接が苦手で、ほとんど落とされました。なので内定を頂いたときは

「自分の生きる道はこれしかない」と思うようになりました。

あなたがあなたらしくいることを応援したい


それから5年。苦しく辛いことも沢山ありましたが、僕は今もコピーライターとして仕事をしています。この期間に僕は、

・会社員を怖いながらも辞めて、自分の人生を創ることに挑戦したり、

・約30名の方と起業活動を通して、深い対話をしたり、

・約100通のブログ記事を書いたり、数100万円に近い自己投資をして、コピーや心理学、ストーリーの勉強をしたり、

といった経験をしてきました。

自分を理解し、自分を成長させることに時間やお金を投資してきたこの3年間は、僕にとって最高の時間でした。その中でも僕は

クライアントや商品の「魅力」を見つけて、それを「欲しい」と望むお客様に届ける

という仕事の虜になりました。

僕はこの仕事を通して「違いは価値なんだ」と確信するようになりました。

ありのままの自分を受け入れるための戦い


僕のこれまでの25年の人生は

「ありのままの自分を受け入れるための戦い」

だったと思っています。

僕はバスケやラクロスを、自己表現の場として求めていました。でも自分の才能や魅力に気づけなかったり、弱い自分を受け入れることができず、鬱になることや、病んでしまうことが何度もありました。そして僕は、いつしか

「無難」

でいることを選択するようになりました。それは

・人に合わせて生きることだったり、

・目立たずに生きることだったり、

・できるだけ自分を殺して生きることだったり、

そんな僕にもちろん魅力はありません。それは自分が一番よくわかっていました。自分の魅力や才能を自分で抑え込んでいるのですから。つまらない人間だったと思います。

アナと雪の女王で描かれている、エルサ(雪の女王)もそうでした。

僕は、この映画を見て、エルサに凄く感情移入しました。

幼い頃に、自分の妹を「氷の魔法」で傷つけてしまったエルサ。

彼女は、もう誰も傷つけないように、そして自分を傷つけないように、城の中に何年も閉じ籠るようになります。

では、何がエルサを救ったのか?

それは自分の中にある「真実の愛」に気づき、エルサが自分の存在を許した瞬間です。

最後の場面で、エルサは、氷の魔法を、国の民の為に堂々と使っています。それまで、エルサは自分の魔法で、民を傷つけまいと、必死に本来の自分を隠してきました。でも、凍りついたアナを「真実の愛」で救ったエルサは、自分の魅力(氷の魔法)は、使い方次第で、人を幸せにすることもできると気づくのです。

きっとエルサののように傷ついた過去を背負っているのは、僕やあなただけではないと思います。誰しもが、何かしら心に傷を持っています。

では、どうしたらいいのか?というとそれは

自分の魅力に気づき、その魅力を「愛」すること。そして「ありのままの自分を受け入れ、ありのままのあなたを愛してくれる人たち」を見つけること

だと思うのです。

あなたがあなたらしくいること、それが最大の価値


僕も過去

「ありのまま自分を、受け入れられなかった」

という時期が長くありました。自分の価値を信じられなかったのです。

もちろんそれは環境のせいもあるでしょう。自分の弱さのせいもあるでしょう。過去、本当に自分に許しを与えることができなくて、辛い思いをしたし、自分に自信もありませんでした

プライベートでも「変わってるね」とか「何考えてるのか分からない」とか言われることが多くて、自分の性格が凄くコンプレックスでした。

当時は、自分では無い他の誰かになりたかったり、自分が持ってる才能や魅力に全然目を向けることもなく、一歩外に出れば僕は自分に全く自信がありませんでした。

それが20数年続いたのですが、今は僕は自分のありのままを認められてきています

自分を成長させる事に集中したこの数年は、僕のことを慕ってくれる人や、求めてくれる人がいて、そして周りから不思議だね、と言われつつも、無理せずに自然体の自分を評価して下さる人がいて、本当に有難い限りです。

僕たちはみんな「違う」箱を持っています。

僕たちがするべきことは、自分が心地よい箱の中で、なるべく綺麗に踊ることだけ。

誰々みたいになりたいなんて意味がないのです。

あなたはすでに、あなただけの魅力を持っています。その力を伸ばすことで、多くの人を魅きつけることができます。「違い」は資産です。

そして僕はこれから、

自分らしく輝く人を増やしたい


これまでのコピーライターとしての経験も、沢山傷つき、乗り超えてきた経験も、全て総動員して、あなたが輝くためのお手伝いをしたい。

そう想っています。

これまでは実績も知識も、日本の「一流」と呼ばれる方たちのプロデュースをしてきました。ですが、個人としては僕らのような普通の人、過去傷ついて、自分の可能性に蓋をしている人にこそ、自分の魅力に気づいて、そして沢山の人を魅了して欲しいと思っています。

「あなたがあなたらしく輝くために」

そのための未来を、これから一緒に作っていきましょう。

傷ついた人は強いのです。

僕のこれまでの人生、そしてアナと雪の女王で描かれる普遍の物語が、誰かの希望、そして勇気になったら嬉しいなと思います。


藤巻大貴(ふじまきだいき)

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