子ども支援をDXする。1年間の活動で見えてきたこと、考えてきたこと。
ふじらぼのホームページができました。いろいろといじってみて、割とサクッとできたので、何事もまずやってみると、自分の活動の幅や、視野も広がるのでどんどん勉強することが大事ですね。
さて、ふじらぼの活動が学習支援教室以外にも増えました。
1年前の創設時には考えていなかった活動です。
ふじらぼの創設時には、「子どもたちの学習の機会をもっと増やしたい」「機会損失を無くせるようにしたい」と考え、学習支援教室の開催に奔走をしていました。
もちろんこれからも学習支援教室を開催していくのですが、もっと、もっと本質的な深いところの社会課題を解決しないと、そもそも学習支援教室の開催すらも危うい。そう考えるようになりました。
1年間の活動の中で、たくさんの疑問を持つようになりました。課題観とも言えるといいますか、大きく2つの観点から、ふじらぼの活動を通して教育福祉の界隈を見つめるようになりました。
「なぜ子どもたちを集めにくいのか?」
「なぜ支援団体は潰れていくのか?」
コロナの影響で、支援団体、ボランティア、NPO問わず、活動が縮小していった話をたくさん聞きました。支援の担い手が減り、そもそも活動ができなくなったり、子どもたちが活動に再び訪れるのに時間がかかったり。
結論、「人が集まればなんでもできる」わけなのですが、一度壊されたコミュニティー間の繋がりはなかなか修復できない。それは、相互に情報の交換、、発信が出来ていないからと考えています。
情報交換が双方向に確実に届くことができないのが、現状です。
学校からのチラシ配りや人からの紹介ではないと、活動を知る機会はほとんどない。そして特に、属人性が非常に強い。それは例えば、
「地域にいるハブになっているようなパワーのあるおじさん、おばさん」
このいわゆる「地域の有名な人」に頼りきった情報の拡散傾向が強いのを感じています。
(このボランティア、社会福祉の界隈の情報伝達手段は、SNSよりも、「人からの紹介」であったり、「口コミ」がいまだに主に信頼されている手段です。)
では、何がブレイクスルーとなり得るのか?
学習支援活動を通して、ずっと考えてきました。新規のボランティア活動の参入障壁って実はものすごく高い。人を集めるのに、とても苦労するから。団体には信頼もなければ、活動実績もないのですからね。
ふじらぼもとてもこの部分で苦労をしました。
なので、もっともっと公共性が高く、相互に情報が行き来できるようなサービス、システム作りをしないといけないと感じています。それは、学習支援教室を作っていく=具体的なアクション、のもっと上流工程で、「システムを作る側」になるということです。
保護者の方、子どもたちからも情報が飛んでくるし、支援側からも情報が飛んでくる。双方向に情報交換が瞬時に、確実に行われることを目指していきたい。そのために、ITというジャンルが可能性を広げてくれると感じています。
だから、ふじらぼは、学習支援教室だけではなく、
「子ども支援をDXする」
を掲げました。正直、カタカナ言葉を使えば、カッコよく聞こえますが、かなり泥試合です。コツコツ1つ1つの情報を集約して、これから作る「プラットフォーム」となるメディアに集めていきます。
これまでの子ども支援のシステムを変えることができれば、可能性が一気に広がります。
ふじらぼでは、これまでのシステムをアップデートして、もっと多くの子どもたちに機会を与えられるようにしていきます。あまり具体的なことは「機密事項」で書けないのですが、着実に進んでいるので、楽しみです。
ふと、そんなことを思った日でした。
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