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キーエンスとリクルートを経験し、mentoにジョインするまでの話

新入社員として2015年キーエンスに入社し5年半働き、転職してリクルートへ入りました。両社とも”営業が有名”な会社でずっと法人営業として働いてきました。
そこから2021年8月にリクルートを退職し、株式会社ウゴクに法人事業責任者としてジョインすることになりました。

両社とも成功している(と私は思っている)し、商品もさながらその営業力が有名な会社だけど、並べて語られることは少ない。そんな2社を経験した私が、改めてこれまでの経験と今の想い、これからのことをまとめておきたいと思い、記事にしました。サクッと読めるようにできる限りシンプルにまとめております。

※あくまで個人の所感です。企業としてこうだ!ではなく、一社員として感じたこと、学んだことを中心に書いていきます

こんな人に読んでほしい
・営業に強い企業について知りたい
・両社に興味がある
・営業経験者のキャリア形成について考えたい
・スタートアップへのジョインを検討している

私についてはSNSもしくはこちらの記事に書いております

キーエンスとリクルート

キーエンスは大阪を本社に置く精密機器の会社です。新商品の6-7割が業界初or世界初というとんでもない開発力を持ち、営業システムが完成されておりシステマチックに高生産性が継続されるようになっている会社です。

Googleの検索窓で社名を入れると株価よりも給料についてのサジェスションが出るくらい、高給であることが有名な会社でもあります。
(最近奨学金始めて話題になってました)

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リクルートは言わずもがな知られているHRや住宅領域など多岐にわたる業界の斡旋・販促事業をおこなう事業会社です。すでにその業界のインフラになっている媒体も多く、広告営業だけでなく経営のコンサルや支援として各社に支援する仕事もしています。

独自の文化を持っており、社員のビジョンを可視化するwill-can-mustシート、64シートなども有名になっています。

同様にGoogleで調べてみましたが、事業名が出てきました。キーエンスとは全く違いますね。w

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両社について、私になりに感じたものを書き連ねていこうと思います。全て私の所感です。その上で読んでいただければと思います。


両社を経験して感じた違い

比較されることがあまりない会社ですが比較表を作るとこんな感じです。まずは会社の売り上げから。

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リクルートはアルバイトの方も含んでいるので多くなっていますが、ざっくり会社の規模はリクルートの方がはるかに大きく、一人当たりの売上はキーエンスの方が高いという感じです。


両社を経験して最も感じたのが”企業風土””管理体制”です。

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管理体制=マネジメントの方法
この点では両社の文化が大きく反映されています。

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全く違う考え方を持つ両社ですが、それぞれがその業界で成功しているのが面白い。


キーエンスで叩き込まれた営業の基礎と量の強さ

キャリアは営業から始めようと決めていました。理系で研究職の道しかないと思っていた時に、アパレルショップでのバイトをきっかけに人と話すことが好きなのだと思い短絡的ですが、営業の道に進むことにしました。。
せっかく営業やるなら売る経験ができる企業がいい、それなら業界でトップの会社で売りまくりながら働きたいと思いキーエンスを選びました。

毎日TEL40-50件、訪問アポ5-6件、他にもKPIはTELから商談〜見積や獲得件数など売上以外の多くの必達指標を背負いながら5年以上営業をしました。未達の場合は理由を説明し、達成した場合は目標が上乗せされていく日々。徹底されたマイクロマネジメントで毎日外出の報連相を行い、日々厳しいFBをもらいました。

数字だけでなくクライアントと対峙して話した内容を報告し、伝え方、言葉遣い、商品の知識など徹底して叩き込まれました。毎日カタログを持ち帰って何度も往復して読んだ日々が懐かしいです。

目標の売上数字(正確には利益額)から逆算して、TEL件数にまで数字目標まで落とし込み、その目標を必ず実行する。こういった営業としていわば”当たり前”のことを当たり前にやり抜くことが売上に繋がることを身をもって学びました。


よく”量に頼る営業は素人”みたいな考え方も聞きますが、それを言っていいのは量をやったことがある人だと思ってます。必要があれば量もできる、量を減らしてできた余剰の時間を質にまわせる人に対しての議論かと。

今も営業としての根本の考え方や大切にしているものはキーエンスで学んだことが軸になっています。


リクルートで学んだ"人"マネジメント

5年半経ち転職を考え始めた私は”できる限りキーエンスと違う会社”に入ろうとリクルートを選びました。業界もメーカー×製造業顧客→IT×不動産顧客と何もかもが違う環境を選択しました。
転職の経緯についてはこちらの記事をご覧ください。

キーエンスはマイクロマネジメントに由来する”型”が多く存在し、目の前に積まれた業務を質高く量をこなすという仕事が多い環境でした。しかし、リクルートでは正反対で、不確定な要素を組み立て戦略を立てることが求められます

仕事は与えられる物ではなく、自分から作りに行く。個人の売上よりも全体の売上に貢献できることの方が評価される。同僚はライバルではなく協働相手である。ミスを指摘し潰すのであなく、良いところを見つけて褒める。若手にチャンスを与えてトライさせてみる。最後まで諦めずに任せる(上長が責任取れるギリギリまで)。

最初は管理されないことに不安になることもありました。1、2年目はとにかく先輩に怒られてどうやってうまくやり過ごすのかを考えていた私は、大きな仕事をしている若手を見てとにかくヒヤヒヤ・・・しかし、必死にやり切ろうとする周囲を見て、”人”にフォーカスすることでこれだけ多くの人が輝けるのかと感動しました。

リクルートで働いた期間は長くなかったのですが、不確実性の高い状況でどうやって走りながら考え続けるのか、人を本当の意味で信じ切ることの大切さとその方法も含め学ぶことができたと思っています。


コーチングとの出会いとウゴク(mento)へのジョイン

リクルートで働き始めて数ヶ月経った頃にコーチングを学び始めました。コーチングを学び始めたきっかけについてはこちらの記事について書いています。
(8月からプロコーチとしてmentoでセッションさせていただく予定)

リクルートに入ってから自身のキャリアについても考える機会が増えました。上長との面談や周囲との会話で「将来何をしたいのか」「そのために今何をするのか」「自分は何ができるのか」について何度も何度も話す機会がありました。

私はやりたいことがないし、なりたい自分は想像できないし、強みも弱みもうまく言語化できていない。それができている人は強い。将来像を描けていること(もしくは描かなくていい!と思えていること)は人を動かすエンジンになることを知りました。

その経験とコーチングの学習から「コーチングを届けることで幸せになれる人は必ず増える!」と感じるようになりました。今の時代”やりたいことがない”で苦しんでいる人が思ったよりも多いと感じるのです。

・やってみたいことがあるけど、踏み出せない
・周囲よりもお金がない、裕福じゃない
・何をしたいのかよくわからない
・自分にできることはない、周りはすごい、自分はダメ

そう考えている人がたくさんいます。

私の言葉ではないのですが、「相対的な幸せは最大でも半分の人しか幸せになれない。絶対的な(自身が信じる)幸せであれば全員が幸せになれる」と言う話があります。
全員が自身の幸せを追求できる、優劣なんてない自分の人生を歩むことができる、そんな世界をコーチングを通じて作っていきたい。

そんなことを考え始めた時にタイミングよく同じような志を持つ、私を必要としてくれる株式会社ウゴク(mento運営会社)にご縁をいただき入社することになりました。

これまでの知見は活かす、知らないことはどんどん聞いてものにする、キャップはめずに仕事する、そんな働き方で少しでも目指す世界に近づいていこうと思っています。

いろんな偶然が重なったこの出会いを大切に、今この瞬間を全力で生きていきます!


最後に

私はコーチングに出会い、それに関わる人に出会い、いろんな経験をして運よく自分の”やりたいこと”に出会いました。そんな経験をしたいけどできていない人はまだまだたくさんいるはずです。

「人との出会いで人は気づき、人との出会いで人生は変わる」

その”人”に出会うきっかけづくりの一助をしていきます。

手前味噌にはなりますが、mentoは多くの素晴らしいコーチと出会えるプラットフォームです。日々コーチ登録のご応募をいただいていますが、その中でご登録いただけるのはごく一部。自分にあったコーチを探せるいいプラットフォームです。

私は法人向けのサービスの担当ですが、個人向けも提供しているので、コーチング自体に興味がある方はぜひ見てみてください。(おすすめコーチ教えて!とかご相談もお待ちしてます^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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