パーソナルトレーナー藤井自伝160
痩せる脂肪ホルモン!食欲を抑えて体重を減らす方法!
意外にも脂肪から脂肪を燃焼するホルモンが分泌されている。
実はこのホルモン、食欲とも大きな関係があるのだ。
今回は脂肪が分泌する抗肥満ホルモンについてお伝えしていく。
そう、あるホルモンを増やせば食欲を我慢せず脂肪が燃えやすくなるのである。
それは食欲を抑制するホルモンと言われているレプチンだ。
このホルモンの名前は食欲を増進するホルモンであるグレリンと並んで、聞いたことがある人も多いと思われる。
これは脂肪から生成されるホルモンで、食欲を抑制するとともに脂肪の燃焼を促す働きを持ったホルモンである。
そのため抗肥満ホルモンとも呼ばれている。
要は食欲が満たされる=エネルギーが十分に摂取できた=消費を促進しよう、という流れになるわけだ。
逆をいうと空腹感がある=食欲の増進=エネルギーを溜め込もうとする、という流れにもなるわけで、食欲いかんによって消費しやすい溜め込みやすいという体の動きがあるのである。
そのため、ダイエットで食欲に悩まされている方は、このレプチンの分泌が少なく脂肪を燃やす方向に身体が動いていない証拠でもあり、いくら頑張ってもなかなか痩せにくい、効率の悪い状態ともいえるのだ。
それでは今回はすぐに実践できる、抗肥満ホルモンであるレプチンの分泌を促す3つの方法についてお伝えする。
まず、大前提として食欲を増進するホルモンであるグレリンと食欲を抑制するホルモンのレプチンはシーソーゲームのような仕組みになっている。
要は一方が減れば一方が増えるといった関係性である。
つまり食欲増進ホルモンのグレリンを抑えることがレプチンを増やすことに重要なのだ。
まず1つ目が睡眠だ。
シンプルに睡眠時間が長いほどグレリンが抑えられ、レプチンの分泌量が多くなるというデータがある。
逆に睡眠不足になるとレプチンが少なくなりその代わりにグレリンが増加してしまうのだ。
例えとしては徹夜をした時の食欲を思い出して見て欲しい。
容易にイメージできるだろう。
2つ目は運動だ。
そして運動の強度が高いほど効果が高い、つまり食欲を抑えるレプチンの増加に効果大である。
さらにこれは運動後1時間ほど持続するといわれているので、食欲が出すぎてしまった時や、いつも食欲が出てしまいがちなタイミングの少し前に運動をする習慣をつけるのも良いだろう。
3つ目は食事時間を長くすることだ。
食事に時間をかけるほどレプチンが増加すると言われている。
そもそも食事開始後20分程度から分泌されると言われているため、早食いをしてしまうと思いがけない量を食べてあとでお腹が苦しくなる、なんてことも経験したことがあるはずだ。
よく噛むということも大事だが研究データからすると食事時間のほうが影響力が大きいとのこと。
噛む回数を意識するよりも、噛まないと食べれないものを増やすと自然と食事時間が増し、ストレスにならずに効果を得ることができるはずだ。
このように人間の体はホルモンの働きによって大きな影響を得ている。
この3つの方法で自然と食欲を抑えつつ、脂肪燃焼のスイッチを押して体脂肪を落としていくことが健康的なダイエットにも繋がるのである。
続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?