パーソナルトレーナー藤井自伝20
3年間の1日18時間労働が始まる
たこ焼き屋の営業が落ち着いてきた開業してから約3ヶ月後。
夜の仕事を始めることになる。
つまりはキャバクラでのアルバイトだ。
僕にとってはこの仕事はたこ焼きと同じく非常に貴重な経験となる。
たこ焼き屋メンバーで夜家で飲んでいる時、こんな話になった。
「夜の仕事ってどうなのかな?」
「やってみないとよくわからないよね」
「時間的に夜空いてるし、試しに求人応募してみようか?」
時間は0時を回った深夜での話である。
早速PCを開いてたこ焼き屋からすぐ行ける繁華街のキャバクラを検索。
男性アルバイトでも時給が1500円、今から約10年前と考えると良い条件だ。
あまり詳しくないこともあってすぐにフォームから応募した。
未体験の事なのでワクワクしたのは言うまでもない。
その時急に携帯が鳴った。
見知らぬ番号からだ。
こんな深夜に訝しげながら電話に出る。
「君、いま求人の応募をした藤井くん?」
なんと応募をしたキャバクラから電話がかかってきたのだ。
実に応募してから3分後のことである。
「いつから来れる?」
よほど人材不足なのだろう。
矢継ぎ早に話が進む。
「じゃあ明日さっそく〇〇に来てね」
翌日に行くことになった。
さぁこれから週7日勤務、3年間の18時間労働生活が始まる。
続く
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