問題の見方こそが問題
みなさん、おはようございます。フジガッキーです。
大雨で災害に遭われている方々を、新聞やニュース報道を通じて
とても案じています。
身の安全を最優先に、どうか安全な場所に避難し、お過ごしください。
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◆ 老婆?それとも若い女性?
タイトル画像と下の絵は、『完訳 7つの習慣』より謄写・引用しました。
みなさんは、老婆と若い女性のどちらに見えますか?
本文でも、ハーバード・ビジネス・スクールの授業でこの認知実験を行なったときに、喧々諤々意見が異なったようです。
そう、この認知実験からも、私たちの日頃の態度や行動は、自分たちのものの見方(パラダイム)に強く影響を受けているといいます。
誰しも、自分は物事をあるがままに、客観的に見ていると思いがちである。だが実際はそうではない。私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである。
だから自分の頭の中には思い込みがあることを理解したうえで、他の人の意見に耳を傾け、その人のパラダイムを受け入れることが重要(パラダイムシフト)。その結果、はるかに客観的で、より大きな絵が見えてくるのだと。
1枚の絵を通じて、改めて大切なものが見えてきた気がしました。
◆ 問題の見方こそが問題
この本の次の一文を読んで、ハッと気づかされた。
自分の行なうコンサルティングもこうしたきらいがなかっただろうかと。
「私の今の傷みをパッと解消してくれる応急処置を教えてほしい」
この手の質問に答え、望みどおりのアドバイスをしてくれる人はどこにでもいるだろうし、教えてもらったスキルやテクニックはとりあえず効くかもしれない。
隠れた慢性疾患はそのままだといずれ別の急性疾患が現れる。対処療法でごまかし続けているうちに、原因となっている病巣は悪化するばかり。
問題をどう見るか、それこそが問題なのである。
なので、やはり依るべきなのは、「原則」だと!
誠実、正直、人間の尊厳、奉仕、貢献、本質、美徳、忍耐、励まし
これらの原則中心のパラダイムを据えていかないと、本質は見えてこないし、なにも解決していかないのだと、痛感させられました。
◆ インサイド・アウトのアプローチ
『7つの習慣』では、原則を中心に据え、人格を土台として、インサイド・アウトのアプローチによって、個人の成長や効果的な人間関係を実現しようという考え方に基づいています。
まずは「自分自身の内面から始める」
信頼されたければ、信頼されるに足る人間になる
まずは人格を高めることから始めてみる。
7つの原則で示されている原則に基づけば、どんな困難な問題でも解決できるともいいます。
まさに、インサイド・アウトは、現代社会の大半の人々にとっての劇的なパラダイムなのだと。
そういえば、以前の投稿「ガチガチでなく、しなやかに!」
この中でもご紹介した、元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんも、
「他人を変えるなどおこがましい。相手を変えるというよりも、まずは自分を変える」
と、おっしゃっていたことを思い出しました。
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最後に、私が一番刺さった言葉を、本文から引用しおしまいにします。
「間違うこともあるだろう。気まずい思いをすることもあるだろう。だが、毎日の私的成功を積み重ね、インサイド・アウトの生き方を一歩ずつ進んでいけば、結果は必ずついてくる。種を蒔き、辛抱強く雑草を抜き、大切に育てれば、本当の成長の喜びを実感できるようになる。そしていつか必ず、矛盾のない効果的な生き方という最高の果実を味わえるのである」
今日も笑顔で進めていきます!ではまた。
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