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対等なコミュニケーションのあり方

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチの
フジガッキーです!

きょうのテーマは、「対等なコミュニケーションのあり方」です。

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コミュニケーションはまめに取ってる

部下が育たない
後継候補として目に叶う者がいない
どうしたらよいか?

こんな相談を受けた。

そんな経営者に、コミュニケーションの頻度を尋ねた。
すると、コミュニケーションはまめに、いや必要以上に取っていて、しかも伝達や指示・命令だけではなく、部下の話しにも耳を傾けているという。

何が問題なのかがわからないのだと。

問題だとわからないことが問題

そこで、何のために部下とコミュニケーションを取っているのかについて聞いてみた。

その経営者からは、「事故やトラブルにならないように」するが一番の目的だという。たしかに、経営者としてはそうなのだろうと思う。

続けて、他には?他の理由とかはないか?と聞いても答えられなかった。

それこそが実は問題ではないか。

支援を受ける側

その経営者の仕事のやり方のベースにあるのは、部下に任せている仕事も最後は自分が見ないと気が済まないのだという。

それこそが問題だと、口には出さなかったが感じた。

つまり、部下に対し必要なコミュニケーションは取っているが、そのやりとり全般を通じて、部下は支援を受けているのが前提にあるということ、これこそが問題なのだと思ったのでした。

支援を受ける側の認識とすれば、ワン・ダウンという常に一歩立場が低い立ち位置での会話となっているため、経営者への依存度を一層高めてしまっていること。なんとなれば、経営者の言うことにただ従っていれば楽ですものね、という発想になってしまい、自分が経営者だったらどうするどうしたいという発想は生まれにくい。

支援を求める

ではどうしたらよいか?それには、

逆に経営者側からも部下に対し支援を求めていけばよいのではないか。

つまり、経営者自身がワン・ダウンというか、協力して欲しいと部下に伝え、部下の立場をより高い位置に引上げてあげることだと。

これが、真の意味での対等なコミュニケーションのあり方ではないかと最近思ったりしています。

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いずれにしても、傾聴して謙虚な姿勢を見せることがいかに大事か、考えさせられた事例でした。

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