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コンサルティング・コーチング


以前も書きましたが、今年から、あるコーチング研究会に入り学んでいます。実践的な学びが主体で、とても楽しいです!

研究会での学びを通じて、コンサルタントとしてのスキルとして、コーチングは必須のスキル・アイテムとの意を最近強く感じています。

『コンサルティング・コーチング』

そのものズバリの題名で、いまから20年くらい前の少々古い本ですが、最
近図書館で借りてきて読んでいます。気になった部分をさわりだけでも
ご紹介できればと思います。

コーチングとは何か

まずそもそもコーチングとは何か?

コーチは、クライアントに「自ら考えるための問い」を投げかける。
それによって、クライアントの持っている目標を明確にさせ、その
達成に向かってクライアント自らが行動を起こせるように仕向ける。
その技術は「質問」「フィードバック」「承認」などであり、クライ
アントにさまざまなことを気づかせ、行動を促す。
しかし、コーチは「指導者」「管理者」「教育者」「上司」「監督」
などのように、相手の「上」に位置する存在ではない。クライアント
対等なスタンスに立ち、常にクライアントのそばでサポートする
存在
である。

コーチングの哲学

相手にとって価値のあるコーチングを行うために、コーチは次のようなスタンスで相手とコミュニケーションを図る。これらのことをなおざりにしたコーチングは、十分な効果が期待できない。

 ① 人は皆、無限の可能性を持っている
 ② 人は誰でもよい仕事をしたいと思っている
 ③ 答えは「本人の中」にある
 ④ 人を操作したり、強引に成長させることはできない
 ⑤ 人は経験から学習することができる

話しやすい状況をつくる

コーチングの際に、「相手が『話しやすい』と感じているか」というのは重要なことである。「話しやすい」とは、「話すことや考えることに集中できる」ということである。

特に時間的な制約などで、相手との信頼関係が十分にできていない場合は、このことに留意する必要がある。

フィードバック

相手の話に適切なフィードバックを行うことにより、相手は考えをより深めたり、新たな気づきに至ったり、より多くを話そうと思ったりする。

 ① 相手の話を繰り返す
  相手が発した「心情を表現する言葉」を、そのまま相手に繰り返すと、
  相手はそのことについてもっと話したくなることが多い。これは質問を
  するよりも柔らかいカタチで、話しを催促する効果がある。

〈言葉を繰り返す例〉
 相 手:最近仕事がすごく楽しいんですよ。
 コーチ:そうですか、仕事がすごく楽しいんですね。
 相 手:ええ、そうなんですよ。たとえばですね・・・

 ② Youメッセージから、Iメッセージ
  伝え方によっては、相手に非難や評価と受け取られてしまう場合があ
  る。特にマイナスのフィードバックをするときはそうなる可能性が高
  い。それを避けるためには「Iメッセージ」が有効である。
  Iメッセージとは、「私(コーチ)がどう感じたか」という伝え方で
  ある。

  たとえば、相手が話した計画の内容が具体性に欠けていた場合、
  「あなたの計画は具体性が欠けていますね」
  とフィードバックするのではなく。
  「僕には、あなたの計画が具体的にどのようなものかが、わかり
  づらかったように感じられました
  というのである。

コーチに求められる資質

コーチに求められる資質としては、まずコーチングの前提となる「哲学」に共感できることである。自分の関わった相手が成長することに喜びとやりがいを感じる人なら、コーチとして高い成果があげられるに違いない。

また、コーチングの成果がなかなかあらわれないこともある。しかし、そのような状況でも、コーチは相手の成長を願い、相手の能力を信じてじっくりと関わっていくことが必要である。

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松山英樹選手のマスターズ優勝からはや三日が経ちました。

いまだ興奮冷めやらぬ中、昨日松山選手が凱旋帰国し、グリーンジャケットの出で立ちでオンライン会見が行われていました。

インタビューの中では、勝因は技術面どうこうではなく、「今週はミスは受け入れていこうと考えてやっていた」と発言されていたのがとても印象的でした!

一昨日の投稿「サンキュー!」の中でも触れていますが、

チーム松山のメンバーの存在に加え、素晴らしいコーチが松山選手にじっくりと向き合い、メンタル面での変化とか充実を陰で支え続けてこられたことも大きかったのではないかと、私には見えました!


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