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藤棚
2024年2月14日 09:03
銀色の龍に跨ってビルの間をすり抜ける朝黄色い模様が近づいて時速90kmで追い越す車窓に額近づけてガラス越しの肖像勝手に鑑賞して分析中分かった気になってまた分からなくなりそうで人のこと考える暇あるなら参考書でも開こうかもしも人生が物語なら始まりはいつも勘違いで届けられなかった呟きが頭の中でカッコ書きになってもしも私が主人公ならヒーローがきっと助けそびれて吐き
2023年9月6日 09:22
走り出す車窓 眺めるふりをして次の電車に君がいることを祈っていたグレーのブレザーを脱いでから変わったものと変わらないものを会うたび数えている荒波に乗れないままの僕とパズルのピースになった君きっとこれからも交差しない道をたまに眺めながら歩いていくしあわせはそこに見えているのかな僕の知らない君が近い将来僕の知らない誰かと結ばれて、それでいいぬくもりはこの手を離れていって