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静岡県で不動産投資 データで見る静岡県

こんにちは 子育てしながら静岡県で不動産投資をしている ふじつき です。
静岡県ってどんなところ?静岡県で不動産投資するメリット・デメリットは?おすすめエリアは?
これらの事を書いていこうと思います。

日本のほぼ中央、太平洋に面するふじのくに静岡県。海・山・川・湖など豊かな自然に恵まれ、気候は温暖で快晴日数も多く、住みやすい地域として人気があります。産業も盛んで、製造業をはじめ、農林水産業、観光業など多彩な産業がバランス良く展開されており、東名高速道路や東海道新幹線、富士山静岡空港など交通アクセスにも優れています。静岡市と浜松市の二つの政令指定都市、そして施工時特例市である沼津市と富士市があり、人口10万人以上の都市が10市あり、約20万の事業所を抱え、全国4位の製造品出荷額を有する全国有数の工業地域でもあります。


1、静岡県の人口推移


https://toukei.pref.shizuoka.jp/chosa/02-030/index.htmlより

人口が最も多かったのは2009年の11月1日の3,799,596人で、表を見るとそこから減少し、最新の2022年8月の3,586,224人と比較すると21万3千人以上減少している。

しかし、世帯数は増加傾向にあり、賃貸住宅の需要が大きく落ち込むことはないと思われます。

また、トータルでは人口減少にあるものの、減少した人口が中心部により集まって効率よく市場を形成していくようになると考えられます。

2、静岡県の地価推移


https://toukei.pref.shizuoka.jp/chosa/01-020/index.htmlより

静岡県全体では毎年減少傾向にはあります。ただし、浜松市の中区、東区、浜北区、都内へのアクセスが良い三島市、長泉町、熱海市は上昇している場所もあり、これらのエリアの再開発やインフラ整備が進むことにより需要が見込めると考えられます。

3、静岡県の家賃推移


https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00200522&tstat=000001127155&year=20180&month=0より

東海4県と東京都、全国平均の家賃推移の比較です。東海4県の中で最も家賃が高いのは愛知県で、次が静岡県です。2008年、2013年、2018年のデータを見比べると中長期的に下落傾向にあります。ただ静岡県全体の家賃相場の平均であるため、人気のエリアであれば高額家賃の設定も可能です。

4、静岡県のおすすめエリア

三島市


新幹線の停車駅があり、東京方面への通勤通学アクセスに問題ないため、交通の便が良く、子育て世帯や移住者に対する助成金やサポートもしっかりしており、30代から40代の転入者が多く、0から4歳の子供世代も増加しており、若い世代のファミリー層に人気なのが三島市です。
通信教育Z会で有名な増進会ホールディングスの本社がある他、東レ、森永製菓、特殊東海製紙、横浜ゴムなど、多数の大手メーカーが工場を有し、豊かな自然や利便性、子育て環境や教育環境が評価されています。

熱海市


海と山が近く自然豊かな日本有数の観光地で、新幹線の停車駅があり東京駅まで35分と近年はワーケーションの場所として人気があります。
駅周辺は整備事業により利便性が向上し、子育てに関する相談や教室も充実しており、暮らしとリゾート感のバランスが良い場所で別荘だけではなく移住者も増えています。

長泉町


新幹線の停車駅の三島駅北口に位置し、三島駅から徒歩や自転車を利用して程よい距離にあります。長泉町の主要駅から都心へのアクセスが良く通勤通学圏内なので、近年急速に宅地化が進んでいます。また、子育て支援が手厚く、子育て世代のファミリー層に人気があります。
合計特殊出生率が静岡県内でもトップで全国平均を大きく上回り、さらに、優良企業が多く財政的にも豊かで住民サービスも良くなり、人口増加が続いています。

富士市


新幹線停車駅があり、都心への通勤圏内でもあり、交通インフラも整備されており、山と海に囲まれ、子供の遊び場も多く、ファミリー層に人気があります。
富士市は人口いうと静岡県内で第3位ですが、利便性の良い場所に比べて地価が安く、土地の価格は静岡市の約半額となっています。
製紙業が盛んで、製造業の求人も多く見られます。

静岡市


政令指定都市の静岡市の人口は68万人で、東海4県の中では名古屋市と浜松市の次に人口の多い市となっています。交通インフラが充実しており、東海道新幹線、東海道本線、静岡鉄道静岡清水線、大井川鐵道井川線があり、清水線は昼間は5〜6分に一度という高頻度で電車が通り通勤通学に便利です。
県庁所在地なので県の行政機関の他、県立の博物館、音楽ホールなどの施設も充実しています。
日経BP社と日本経済新聞社が独自の指標で作成したランキングでは「共働き子育てしやすい街」の第一位に輝いています。

浜松市


温暖で住みやすく、日照時間が全国でもトップクラス。静岡県で最大の面積・人口を誇り、東海道新幹線、東海道本線、飯田線の他、遠州鉄道、天竜浜名湖線が通っており、交通インフラが充実しています。大型商業施設が駅前から郊外に至るまで各エリアに複数あり、どの地域でも買い物に困ることがなく、医療機関も充実しています。
古くからものづくりで栄えた街で、ホンダの発祥地でスズキが本社を構えるなど全国でも有数の自動車工業都市であり、世界的に有名な楽器メーカーも多数。子育て環境も充実しており、こども園や保育園の数が多いことが特徴的です。

5、静岡県で不動産投資を始めるメリット、注意点

東京と大阪の真ん中に位置し、東京・愛知の両方の都市に行ける距離という便利な場所であり、静岡市と浜松市の2つの政令指定都市が存在し両方ともに交通インフラが充実し、子育て支援も充実した場所が多く、医療機関や医療助成金も全国でも高い水準にあるため需要が高く、また、ファミリー層からシングル層まで幅広い需要があります。
賃貸の需要に関しても空室率が12.8%、利回りは静岡県全体で11.2%と少し高めに設定されています。物価の価格が安いため、安く手に入れた物件を賃貸にすることで投資資金を早めに回収可能です。
静岡県には支店経済や自動車産業を中心とした工場が数多く存在し、そこに勤務している所得の高い世帯が多いことから賃貸住宅にもグレードの高さを求める人が多く、家賃設定を高くできます。さらに、静岡県は就業率が高く、生産年齢人口(15〜64歳)の有業率(全国76.0%)も77.8%となっており、全国で7番目に高い数字です。http://toukei.pref.shizuoka.jp/chosa/12-020/index.html より
平均年収も全国12位と比較的高いため、不動産投資における家賃の滞納や原状回復費が回収できないなどのリスクは低いと考えられます。
また、厚生労働省が公表する都道府県別健康寿命では令和元年のデータで見ると男女ともに全国5位でした(健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)。
健康で長生きをする人が多い静岡県では、高齢者向け物件も需要がありそうです。
注意点としては、車社会のため駐車場は必須のため、一戸につき最低一台はないと入居者が集まらないでしょう。
他に、静岡県は南海トラフ等の地震の発生が危惧されており、地震による液状化や津波の心配があります。

まとめ

静岡県は温暖で住みやすく利便性が高い場所ではありますが、自然災害に対する備えが必要な場所でもあります。

ただ、日本の物件に投資する以上どこでも地震のリスクはあるため、ハザードマップや海抜をチェックすることでそのリスクを減らしましょう。

首都圏への通勤圏内であり、工場も多い地域のため賃貸需要は十分あるエリアと言えます。

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