[読書記録 vol.4]嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
友達にどんな本か簡単に伝えるとしたら
めちゃくちゃ売れた本なので知ってるかもしれないんだけど、僕も定期的に読み返すんだよね。
この本は人との関係に疲れたり、八方美人に悩んでる人にとてもオススメの本だよ。
まずこの本を読んで一番良かったことは、「いつも周りのせいにしていないで、全ては自分自身が望んだ結果なんだ」っていう視点を知れたこと。
今のモヤモヤした状況も周りのせいではなく、自分がそうなりたいからそうなっているんだと言われると、最初はそんなことない!と思うかもしれない。
でもそういう視点があるということを知って、いざ自分で試してみると、今までとは全く違った景色が見えることにめっちゃ衝撃を受けたんだよね。
コントロールしようのない他人のせいにしていても、いつまでも何も変わらない。
少しでも変えたいなら、それは変えることのできる自分を変えた方が早いし、変えられる確率も高いし、精神的にも楽じゃん。
他人から認められたいとか、他人の機嫌を伺ったりとか、他人と競争したりとか、他人との相対的な関係で自分を測るのではなく、自分の意志「のみ」で自分の人生を決める、それが自立するということ。
タイトルが過激だから本筋とは少し違った印象を受けるけかもしれないけど、そういう他者との比較や関係に疲れたりした時に読むと楽になれる本かな。
書籍概要
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者:岸見 一郎、古賀 史健
初版発行日:2013/12/13
出版社:ダイヤモンド社
kindle unlimited:なし
kindle:1,180(購入時)
マーカー引いた箇所、メモ
・あなたが変わらないのはあなたが変わらないと言う決心をしているから
・プラトンの原因論ではなく、アドラーの目的論の方が自分には合う。
・原因論の信者でいる限り前に進めない
・全ての出来事はどう解釈したかで決まる
・ポジティブにもネガティブにも考えられる。それをどう捉えるか
・劣等感は他者との比較で生まれた主観的なもの
・現在はSNSなどで他者と比較する場面がとても多いから、劣等感や自己肯定感の低下などを感じる場面が多い。であればできるだけ見なければいい
・自慢話や不幸自慢などは劣等感があるからこその行動
・劣等感と上手く付き合うためには、人生は他者との競争ではないことを理解すること
・誰とも競争せずただ前を向いて淡々とあるんでいけばいい
・他者との比較に疲れたら、人々は全て私の仲間なのだ、と考える
・誰かの期待を満たすために生きているわけではない →承認欲求は不要
・他者の課題には踏み込まない、自分の課題には他者に介入させない
・他者にどう思われるかよりも、自分がどうあるか
・嫌われてもそれは自分の課題ではない、という勇気を持つ
・自分が中心ではなく、中心は人それぞれである
・自己肯定ではなく自己受容
60点だった自分に実力が出せれば100点だったと思うのが自己肯定
60点であるという事実を受け入れて、100点に近づくにはどうしたらいいか考えるのが自己受容
感想
定期的に読み返す必要のある本。
わかっていてもつい他人との比較をしてしまいがちだけど、そこから離れるために定期的に視点をリセットするきっかけとなる。
アドラー入門としてもとてもわかりやすい。
ちなみに次巻の「幸せになる勇気」は、アドラー心理学の最終目標である共同体の解説にページを割いているが、まだ個人レベルではそこまで到達できていないのであまりしっくりとこなかった。
いつか見に染みてわかるときがくるのであろうか、、、
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