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#46 学校の非常勤を辞めて後悔した話

 みなさん、こんにちは。英語講師のふえです。
 昨年度末で私立高校の非常勤講師を退職した私は、大学卒業以来初めて、英語を集団指導することのない年度を過ごしています。そして、そんな生活が始まって半年が経ちました。
 今日はそれが私にどんな影響を与えているのか、考えてみます。

まずはじめに

現在の状況

 現在の私は、日本語学校の非常勤講師、通信制高校の非常勤講師、家電量販店のケータイ部門スタッフの3つの仕事をしています。
 日本語学校は今年度から採用していただきました。海外から来た学生に週2回、日本語を集団指導で教えています。
 通信制高校も今年度からです。こちらは個別指導で、学習の進捗管理や進路指導、教科指導をしています。こちらも週2回です。
 家電量販店は昨年度から勤めていて、もう少しで1年になります。なぜ家電量販店なのか?気になった方は過去の記事をお読みください。こちらは週4回くらいです。

なぜ辞めたのか

 昨年度まで勤めていた学校は、環境も生徒もとてもよかったのですが、電車で片道1時間かかる場所にありました。日本語教育能力検定試験に合格し、これから日本語学校でも働こうと思ったときに、移動距離や時間的な部分を考慮すると、掛け持ちは不可能。とても名残惜しかったのですが、新しい挑戦をしようと思い、退職することとしました。

よかったこと

新しい挑戦ができている

 この目標は達成できているかなと思います。日本語学校はもちろんですが、通信制高校もまた新しい挑戦です。これまでに考えなかったことや、注意すべきことがあって、講師としての幅が広がっているように思います。
 また、起業に向けて様々な角度から動くこともできています…が、これは学校を辞めたのとはあまり関係ないかも。

授業準備や採点の手間が少ない(当社比)

 読者の中に経験者がいらっしゃればわかると思いますが、教員・講師と言えば授業準備です。とにかく準備しています。その分の給料が追加で出るわけではなくても、いい授業のためにとにかく準備しています。そして、採点や宿題チェックもあります。3クラス担当すれば、90人分くらいの採点や宿題チェックがあるわけです。あ、あとテストの作成もあるか…。
 今年度は、こういった業務からかなり解放されています。というのは、私の勤める日本語学校には指導案が用意されているのです。同じクラスを曜日によって違う講師が担当するので、引き継ぎがしやすいように、また、扱うこと、扱わないことに差が出過ぎないように、学校全体で共通の指導案をもとに指導をしています(これ、普通の高校でもできたらいいな…大変だけど)。日本語教育に初めて携わる私が、何とか授業をできているのはこれのおかげです。もちろん、指導案や教科書は予習しますが、ゼロから作らなくていいのはかなりの時短です。また、日本語学校は1クラスあたりの生徒数が少ないので、何かをしてもチェックする量が少なくて済むのもありがたいです。
 通信制高校では、生徒と話しながらやることを決めていくので、こちらが完全に主導権を握る必要がないです。というか、むしろ生徒に委ねていくべきという方向性ですので、こちらはある程度の準備で大丈夫です。人によってはその方が大変だと思うかもしれませんが、私はこちらの方が労力は少なく感じます。

午前中に時間が空いている

 昨年度までは、基本的に朝早く起きて学校に行く生活でしたが、今年度は仕事が午後からという日があり、朝にゆっくりできて非常に良いです。こうしてnoteを毎週投稿できるのも、この生活リズムのおかげです。
 また、洗濯などの家事や買い物が午前中にできるのもいいですね。昨年度はどちらも週末じゃないとできないことでした。週末が雨だと最悪…。平日の晴れている日にちゃんと洗濯ができるのも大事なことです。

よくなかったこと

英語を発音する機会が少ない

 この記事を書こうと思ったきっかけでもあります。学校で授業をしていると、ある程度大きな声で英語を発音する機会が日々あるのですが、今年度はそれがありません。英検1級に向けていざ音読!と思っても、流暢さが以前の自分より下がっているような…。
 日本語学校では英語はほぼ使わず、日本語で日本語を教えていますし、通信制高校でも英語で発話する量はあまり多くありません。家電量販店で英語で話すことはほとんどありません。使う英単語なんてiPhoneとAndroidくらいですし、そもそも発音良く言っていません笑 英語で接客したエピソードは過去の記事から。

 私は知らぬ間に、自分から意識しないと英語を発話できない環境に身を置いていたのです。むしろ今までの方が特別だったのかもしれませんが、私からすると今の方が変というか、違和感があります。

本業がない感覚

 やはり、英語の集団指導を軸に生きてきたので、これがないと自分の本業をしていないような気持ちにもなります。アイデンティティの喪失にも近いかもしれません。今は今で楽しいのですが、教室全体にどう伝えるかを考えたり、文脈を意識して、自分で授業づくりをしていく楽しさ(と苦しさ)が少し恋しくなってきています。
 個別指導で起業をしたいとは思っていますが、将来的に大きな場所を持てるようになったら集団指導もやってみたいですし、許されるならば個人事業と学校非常勤の掛け持ちも面白そうだなと思っています。

早起きの習慣が崩れている

 日本語学校がある日以外は早起きしなくていいので、遅くまで寝てしまっていることも多くなった…かもしれません。ゴミ捨てや洗濯のために起きても、やることが終わったら二度寝や昼寝をしてしまうようなこともあります。健康的ではないなと思っているのですが、基本的には長い睡眠が必要なタイプなので、健康と相談しながらできる限り早起き生活にしていかなくてはと思います。先日の記事で「生徒は早寝早起きをすべき」とか書いてますが、自分のことは完全に棚に上げております

 いろいろな作業を夜にしてしまっているのも良くないので、朝のうちにできるよう善処していきます。

最後に

 「後悔した」と題して書きましたが、お読みいただいた通り、悪いことばかりではありません。ただ、これまであったものが当たり前ではないのだと感じたということで…。失ってから気づくとはよく言いますが、まさにそれですね。そろそろ来年度の生活についても考え始めなくては!後悔を感じてしまうような選択も、その後の行動次第で正解だったことにできるので、ここからまた頑張っていきます。
 ここまで読んでいただいてありがとうございます。転職等でこういう部分が良かった!こういうことで後悔した!などご経験があれば、ぜひコメントやインスタのDMでも教えてください。noteも引き続き毎週投稿していきますので、フォロー等もいただけると喜びます!

次回投稿は10月1日(火)正午の予定です。
もう10月!?と驚きを隠せませんね…

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