NIPPONまちの履歴書②【寺町】
このnoteでは、『月刊不動産流通』の過去の記事を紹介しています。
★「NIPPONまちの履歴書」
今回は、「NIPPONまちの履歴書」。
編集者のお仕事をされる傍ら、各地の風景をスケッチされている村上 健さんの連載です。(制作協力:(株)エディターシップ)
『月刊不動産流通2019年2月号』より、
絶景を眺めながら寺巡り 広島県/尾道市・千光寺かいわい
を掲載します。
小津安二郎の『東京物語』や大林宣彦の『転校生』、林芙美子の『放浪記』など、数々の映画や文学の舞台になった広島県尾道市。瀬戸内海を望む急斜面に坂と路地が連なるまちなみは、古き良き時代のモノクロ写真さながらの風情を残し、国内外から年間400万人以上の観光客が訪れます。
そんな尾道は、数多くの古刹が点在する寺町としても知られています。
JR「尾道」駅近くの持光寺から、旧市街地の東の端にある浄土寺まで、わずか2kmほどの範囲だけで寺の数は25。日明貿易が盛んだった室町時代から、北前船の寄港地として栄えた江戸時代にかけて、豪商たちが次々と寺を建立したのが寺町となった理由だとか。
国宝や重要文化財の指定を受けた建造物や仏像が少なくない古刹の中で、一番人気は、ロープウェイで登ることもできる千光寺と天寧寺。どちらの境内からもしまなみ海道の絶景が眼下に広がります。そんな天然時で、三重塔越しに海を描いた上の一枚。絶景に絵心も刺激されました。
※誌面はPDFファイルをダウンロードしていただくと、見やすいです
※(株)不動産流通研究所の著作物です。二次利用、無断転載はご遠慮ください
★次回予告
次回は3月24日(木)に、『月刊不動産流通2019年2月号』より、
「宅建業者が知っておくべき『重説』に関する調査実務」を掲載します。お楽しみに!
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