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実践するドラッカー 事業編

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『実践するドラッカー 事業編』を参考に、日々感じることをつづっています。 毎週木曜日更新予定です♪
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2021年10月の記事一覧

対面しているあなたと、あなたの大切な人は、一つのリンゴを見ても別の見方をしているはずです。お互いの価値・欲求・現実、どれだけ知っていて、どれくらい違っていましたか?[事業編 #33]

対面しているあなたと、あなたの大切な人は、一つのリンゴを見ても別の見方をしているはずです。お互いの価値・欲求・現実、どれだけ知っていて、どれくらい違っていましたか?[事業編 #33]

顧客が知りたいことは、製品なりサービスなりが、どれだけのことをしてくれるかだけである。顧客にとっての関心は、自分にとっての価値、欲求、現実である。

『マネジメント(上)』第Ⅰ部 マネジメントの役割
第7章 目的とミッション p100より

「現実」
ひとりとして同じ人生も状況もありませんので、同じ事象を見ていても、ひとりひとりの現実は違うものになります。

「欲求」
現実が一人ひとり異なるのであ

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マーケティングは買ってくれる人を探す行為ではありません。本当に必要としている人に、必要としているものを、入手できる方法で届けることです。[事業編 #32]

マーケティングは買ってくれる人を探す行為ではありません。本当に必要としている人に、必要としているものを、入手できる方法で届けることです。[事業編 #32]

ドラッカー教授は、東洋では、さらに早くからマーケティングが起こっていたと指摘しました。
1650年ごろの日本、三井家の始祖である伊勢商人、三井高利がおそらく世界初の百貨店である呉服屋三越を開業したときのことです。当時の呉服屋は反物単位で販売していたところ、顧客の現実に即して必要な分だけ購入できる「切り売り」を始め、江戸の市民に大変喜ばれました。(中略)
ドラッカー教授は、この事実をもって、マーケテ

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