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FUJI ROCK FESTIVAL2022 印象に残ったシーン3選

今年のフジロックはなんとか晴れて楽しそうな雰囲気で溢れています。とはいえ私は今年もYouTube配信視聴組ですが。配信だけでも全て素晴らしい瞬間の連続でしたが、それでもこれは感動したというシーンを3つ挙げたい。

VAMPIRE WEEKENDによるボブ・ディラン『Jokerman』カバー

ヴァンパイア・ウィークエンドは大好きなバンドで今年はフジロック4度目の出演。前回の2018年はバンドメンバーの変更もあって個人的には乗り切れてないなぁという印象でしたが今年は慣れたのか最高のパフォーマンス!・・・と思ってたら音声トラブルでライブ中断。あらら。フジロックは音響が素晴らしいことでも有名ですがこんなこともあるのね。
アンコール最後にエズラが「最後にボブ・ディランの曲をやります」そして演奏を始めたのがジョーカーマン

彼らはよくこの曲をカバーしていますが、それでも2022年の今、この曲をやることには意味があるように感じます。戦争をイメージさせるこの曲をゆっくり、静かに激しく歌い上げ、いろいろな感情が沸き起こってしまいました。いやぁ・・・早く平和な世の中になってほしい。

Fire EX. ファイアーイーエックス(滅火器)の涙

台湾のパンクバンド。日本のアーティストとも共演が多く、なにしろ多言語をペラペラ話したり歌ったり、台湾の国際性が垣間見れて日本語しか得意じゃない自分には羨ましい。
とにかく純粋な思いを歌にのせて時には涙を浮かべ、今の台湾情勢もうっすら想起させるような、軽い言葉になっちゃうけれど「エモい」サウンドでストレートに感動してしまいました。

最後まで何度もフジロック最高と言い続け、ほんとに日本に来ることが嬉しそうで、こちらまでありがとうと言いたくなるバンド。

Japanese Breakfastのクランベリーズ『Dreams』カバー

バンド名が日本人からみるととっても気になるバンドですよね。アメリカのインディーポップって僕は大好きなんですが、僕はクランベリーズも大好きだったんですよ・・・。ボーカルのドロレスが2018年にホテルで亡くなってしまい、悲しみに暮れているときに出会ったのがJapanese Breakfastのカバーだったんです。それがきっかけです。

もうなんだかすっかり彼女の歌になってる感じがしますね。自分のものになってます。このままずっと歌い続けて欲しい。

(1994年ウッドストック'94でのクランベリーズ - Dreams)

ジャック・ホワイトもちろん最高でした。裏のコーネリアスもかっこいい映像。お帰りなさい。他、ジェイペグマフィアアーロ・パークスSydらのパフォーマンス痺れます。ダイナソーJr.を聴けばいつでも高校生に戻れます。スネイル・メイル若々しくも貫禄がすごい。スーパーオーガニズム最高。オロノ最高。台湾のバンドでもうひとつエレファント・ジムの日本語の朗読。戦争をやめ音楽を楽しもう。たいへん感動した。もうジリジリとしてきますね。家にいるのが。

日本人勢も良かったです。クラムボン5日前に急遽YOASOBIの代打として登壇しても何の問題もない貫禄のステージ。クリエイティヴ・ドラッグ・ストアのラップ勢、最高。Kroi面白い音楽性。PUNPEEはすっかり大物ラッパーですね。あとなんといってもオリラブ田島さんですね。もはや忌野清志郎ですね。ソウルフルすぎる。どっからそのパワー出てくるの。

こうして配信ながらもどっぷり浸って楽しめるのがフジロックでした。配信じゃなければアジアのバンドは見なかったと思うし。3つ選びましたが、他のライブは印象に残らないというわけではなく、たまたまこちらの気持ちとマッチしたロック的心証とでも呼びますかね。とくに台湾勢!素晴らしかった。来年こそは行こう。

@Elephant_Gym https://twitter.com/Elephant_Gym/status/1553385831552864256


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