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つくばの難読地名「大角豆」は何と読む?

ライターマガジン「日刊かきあつめ」の今回のテーマは「#最近の学び」です。

読み方の難しい「難読地名」が気になる今日この頃。最近では、難読地名クイズも地味~に流行っていますよね。

茨城県つくば市に引っ越してきてそろそろ1年経ちますが、つくば市にある「大角豆」という地名の読み方を、わりと最近になって知りました。なんと読むかというと、、、






「大角豆」=「ささぎ」だったのです!w運転中、カーナビが「ササギ交差点を~」と読み上げてくれたときに初めて知りました。

「大角豆交差点」自体はちょくちょく通っていたため字面は認識していましたが、完全に「だいかくまめ」や「だいかくとう」かと思っていました。

つくば市大角豆(ささぎ)の名前の由来は?​

大角豆は、つくば市の右隣にある土浦市寄りの地区で、農地や住宅地のほか、商業施設や飲食店もちらほらと。駅前ではありませんが、人も車もわりと集まってくるエリアです。

常磐自動車道の桜土浦I.C.が近く、電車ならばJR常磐線・荒川沖駅とつくばエクスプレス線・つくば駅のちょうど中間あたりになるのかな。

「大角豆」、どう頑張っても初見では正しく読めなそうな地名ですが、PCやスマホで「ささぎ」と入力するとちゃんと変換に出てくるんです(笑)

地名の由来が気になって調べてみたところ、すでにリサーチした方がいるようで記事になっていました。

コチラの記事を要約すると…。

大角豆の由来は、マメ科植物のササゲ(大角豆)と考えられるが、詳細は不明。地域の人に取材したところ、「ササゲ(を集めたとき)のように土地がでこぼこしているからではないか」との説も飛び出した。

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ササゲはこんな感じのマメ科植物。インゲンやアズキに似ていますね。アズキのように赤飯に入れて食べることもできるらしいです。

植物名にはワケのわからない当て字が多いので、植物の名前が関連していると聞いて妙に納得しました!

植物のササゲの名前の由来には、上を向いたサヤが何かを「ささげる」手つきに似ているからなど、諸説あるそうです。

それにしても、ササゲの特産地であるわけでもないのに、地名が「大角豆」となっているのは謎ですね~。

つくば市には面白い地名がいっぱい

つくば市には、大角豆以外にも個人的に気になる地名がたくさんあります。

2005年のつくばエクスプレス線開通にともなって開発された新興住宅地が多いため、「流星台(りゅうせいだい)」「春風台(はるかぜだい)」「学園の森」「みどりの」など、キラキラネームならぬキラキラ地名も点在するつくば市。

かと思えば、かつては城下町とした栄えた、つくばの中でも古い歴史を持つ谷田部地区の近くには、「上萱丸(かみかやまる)」「下萱丸(しもかやまる)」「天宝喜(あまぼうき)」なんていう渋い地名も。地区名の成立年まではわかりませんが、だいぶ昔に付けられた名前という感じがします。

(自分が住むなら「天宝喜」がいい!)

人名にも流行があるように、地名にも流行があると思うと、なんだか奥深いですね…。「流星台」と聞いて、「古っ!」と思う日もいつか来るのでしょうか。

地名を見て、その都市がいつできて、いつ栄えていたのかを推理するのも楽しそうです。

地名からは、災害リスクも推測できますし。

今年もお出かけしづらい夏休みですが、近所の地名を調査してみるのも面白いかもしれませんよ~!知らなかった地元の姿が見えてくるかも♪

執筆:らいむ

編集:円(えん)

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