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これまで、これから

二日月文通社について


今年の10月、わたしたちふたりがパートナーになってから、大きな節目を迎えました。

ささやかなお祝いをして、「これまで」について振り返り、色々話しました。

そして「これから」、これまでの活動の延長線として、あらためてゆるやかな創作の場をつくりたいと考えました。

それが『二日月文通社』です。

この場で、それぞれが絵を描き、詩や文を書き、共作をしたり、本をつくったりする。そうした創作に関わる様々なことを、ゆったりと続けていけたらと思っています。

将来的には、作品を受け取っていただいた方なども自由に往来できる、庭のようなものになれば嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

二日月文通社  nao / 古井フラ

庭にて



二人について


画家  nao

顔彩画 「静けさを水にかきまわす」


日本画の一種である顔彩を用いて描く。
動物や植物などと、模様を組み合わせた絵を主に制作。愛らしい生きもの、浮遊感のある構図、豊かな色彩が特長。


手芸作品

手縫い刺繍しおり「猫シリーズ」


手縫いの刺繍しおりを制作。
シリーズは、猫のほかに、金魚、小鹿、花、犬などがある。地元にある本屋「とほん」さん開催の栞展に毎年出品。


-nao 略歴-

・京都嵯峨美術短期大学 美術学科 版画コース卒業
・卒業後、個展・グループ展等で創作活動をおこなう(顔彩画を始める)
・免疫系の難病を発症、入退院を繰り返す
・自宅療養
・寛解により、創作活動をゆっくり再開
・2020年、パートナーである古井フラの詩集の、表紙画制作をおこなう
・同年から、本屋さんを中心に展示販売をおこなう
・顔彩画の他に、刺繍などの手芸作品も手がける
・奈良県在住

WEB:https://nao-artworks.tumblr.com/



詩人/画家   古井フラ



二日月あふれて
うでの内側で光はふるえ
うぶ毛に月をおぼえさせ
夜を列車に閉じこめて
わたしはただ 揺れていて
光はただ 揺れていて
薄い肌の底に
月をためて

詩集『音としてひとつ、手のひらにのる』


自然や日常の中から浮かぶ、静かな抒情詩を書く。
また神話を題材にした詩や、学生時代から心理学・精神分析学に興味を持ち、自動筆記・ナンセンス詩なども創作。詩と絵を組み合せた詩画集をつくることも多い。


鉛筆画 「鹿と金魚の邂逅」


素描画「お昼寝」


画材は紙に鉛筆。
生きものを有機的なイメージで創作した鉛筆画や、身近なモチーフをすばやくとらえた素描画を描く。線描や諧調を主とした、モノトーンの世界が特長。


-古井フラ 略歴-

・幼少期、ドイツ・デュッセルドルフ在住
・大阪芸術大学美術学科版画コース卒業
・印刷会社でパッケージデザインの仕事の傍ら、詩や絵の創作を続ける
・2017年より、自主出版活動を始め、詩集・詩画集等を発行。装丁デザインも手がける
詩集:2023年『音としてひとつ、手のひらにのる』、2020年『静けさを水に、かきまわす』
詩画集:2022年『変身物語』、他多数

・その他の活動:装画の提供/絵や詩の展示/即売会の出店/詩の講座など
・高等学校教諭1種(美術科)免許取得
・奈良県在住

Web:https://furufura.com
X:https://twitter.com/furufura7



今後について


SNS
二日月文通社のSNS運用は、noteとBluesky のみです。
理由として、各プラットフォーム内の生成AI学習の強行や、半強制的に目に入ってくる分断や争いなど、最近SNSについて色々考えさせられるところがあったためです。
WEBサイトはつくる予定ですので、そちらの方で二人の作品をまとめようと思っています。

先日つくった二日月文通社のInstagramのアカウントは、思いなおして削除しました。フォローしてくださった方、申し訳ありませんでした。
個人のXは現在のまま継続しますので、お知らせなどはそちらでも発信いたします。


第9回 文学フリマ京都 出店

2025年1月19日開催の文学フリマ京都に、『二日月文通社』の屋号で出店します。ご都合よろしければぜひ、お立ち寄りください。


詩画集の発行

二日月文通社として、はじめての本は詩画集です。naoの顔彩画を中心に、古井フラの詩と合わせた共作作品となります。
2025年春頃の出版に合わせ、本屋さんで原画展を開催する予定です。どうぞお楽しみに。


発足日程
二日月文通社は2025年2月頃、正式に発足する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

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