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面白いことが多すぎるから暇に耐えるスキルが必要

好きなこと、やりたいことを探すよりもまず、多すぎる刺激、よけいな欲望を取り除いていくことのほうが大事なんじゃないだろうか?と思いはじめている今日この頃。

今の時代、休憩中にできることが、なにもかも面白すぎるのがよくない。

ゲームもあれば漫画もあるし映画だってドラマだってある。消費できるコンテンツが無限にある。

もちろんそれらを消費することで一日の満足度が高まって、「ずっとこの生活を続けていきたいなぁ」と感じられるのであればなんら問題はない。

問題になるのは、「今日もダラダラ過ごしちゃったなー」と感じるときに、その原因として「スマホのみすぎ」が思い浮かんじゃう場合だ。

それってつまり、他にやりたいことがあったのにそれをせずにスマホをいじってしまっているわけだけど、なぜそういう事態が発生するかといえば、スマホがあまりにも面白すぎるからである。

この時代において、いちばん大事な欲望って「表現したい」だと自分は思っている。それは絵だったり文章だったり音楽だったり、あるいは働くことだったり。とにかく「アウトプットしたい」という欲望だ。

現段階でお金にならなくても、表現しつづけていれば自分の中で確実に何かが磨かれていく。それが軸となってコミュニケーションが生まれ、人間関係が広がっていく、と自分は考えている。

しかしこの「アウトプットしたい」という欲望は、刺激としては小さい。現代の面白すぎるエンタメに囲まれていると、後に追いやられてしまいがち。

でもアウトプットしたいという根源的な欲求はなくならないので、ほかのコンテンツをインプットして時間を過ごした結果、アウトプットの欲望を満たせず、「今日もダラダラと過ごしてしまった」という思いにさいなまれることになる。

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しかし救いもある。現代の面白すぎるエンタメは、いくら面白いといえど「与えられた欲望」だ。お金を使わせるために過度に味付けされ中毒性を高められている。その欲望は本来、自分自身の欲望じゃないので、距離を取れば欲望の強度は自然に薄まっていく。

実際、スマホから漫画アプリを消したりゲームを消せば、ほとんどのコンテンツはもう一度DLしてまでやりたい、みたい、とまでは思わず、忘れ去られていく。

2020年はこの「余計な刺激と欲望を断つ」ことを意識したいと思っている。刺激の強すぎるものを遠ざけることによって、自分本来の欲望に従う習慣をつけたいと思っている。

テレビはしばらく観ていないので、テレビが刺激してくる物欲からはだいぶ解放されたけど、それでもまだまだ、スマホの漫画やSNSから強めの欲望をインストールされちゃっているので、このあたりをデトックスしていこうと思っている。

具体的には数日前から、スマホの漫画とゲーム、あとネットサーフィンも一切辞めてみた。だから仕事以外やることがなくて、めちゃくちゃ暇。しかしこの暇に耐えることで得られる何かがアリそうで、実験的に続けている。

何か感じ取れるものがあったら、追って報告したい。

読みたい本がたくさんあります。