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娘と過ごす癒しのOhana時間

リビングがまるでハワイの海辺に?

Aloha~♪
今、私達家族はハワイにきています。
本当にそうなら嬉しいのですが・・・。
残念ながらここは、いつもの我が家のリビング。
娘は今、フラを踊ることを楽しんでいます。

フラを踊っている姿を見ていると、とても優雅で私も癒されます。
指先まで動きが綺麗で、フラが神聖な踊りと言われていることにも納得ができます。
時々私も娘に、フラの歴史や手の動きの意味も教えてもらっています。
そしていつの間にか、気が付くと私も一緒に踊りだしてしまいます。

そう、我が家のリビングはいつの間にか、さわやかな風が吹くハワイの海辺となってしまうのです。


♦お花の小物を作るのが好きな私とどうしても作りたい娘

「ねぇ、ねぇ、フラの髪飾り作りたいんだけど教えてもらえる?」
ある日、娘が聞いてきます。
「いいけど、予算は?」
「クリップは300円以内、花冠は1000円くらいかな?とにかく安くて綺麗で可愛い感じのものがいいの。」

実は私、お花を使った小物を作るのが大好きなのです。
今まで、プリザーブドフラワーやアーティシャルフラワー、つまみ細工を使ってお花の小物を作ってきました。
でも、一度に作るのは2個程度のこと。
今までの経験から、材料集めも簡単に考えていた私達。

そしてこの後、私達は100円ショップをたくさんはしごすることになるとは思いもしませんでした。

♦花材集めに走り回る一週間

「みんなの分も作りたいから全部で31個分ね。」
なんということでしょう。

娘によく聞いてみると、「ヘアクリップ20個、花冠11個」を一人で作るというのです。

もちろんネットで、材料を頼む方法もあるのですが、やっぱり大きさ、色など実際に見て買いたいとの要望で、直接お店で選ぶことになりました。
ワイヤーやフローラルテープは、手芸屋さんで。
その他の材料は100円ショップで揃えることになりました。

特に、大変だったのはお花集めです。
1個分に使うお花の個数と値段などを割り出して、人数分集めなくてはいけないのです。
「このお花がいいな」と思っても3本くらいしかお店にはありませんし、今後入荷する予定もない場合も多いのです。
その度に色を変更したり、お花を変更したりを繰り返しました。

そして一週間かけて、私達は市内の全店に電話で在庫確認、注文を繰り返しようやく材料が揃うことになったのです。

♦髪飾りサンプル作りは大騒ぎ

ヘアクリップに厚めのフェルトを貼ってからお花を入れていくと、素敵な髪飾りができます。
今回は、1個分サンプル用にと余分に材料を用意していたので、初めに失敗しても安心です。

私はつけるボンドの位置やお花の扱い方を説明しました。
「はい、あとは任せるね。」
私は娘の前に全部の材料をドサッと置きました。

全部手伝ってもらえると思っていた娘。
「えっ?うそでしょう。やり方は分かったけど、色のバランスが・・・。」
娘は親の私から見てもセンスはいい方だと思うので、今回は任せても安心だと思ったのです。

私は娘に言います。
「大丈夫だって。サンプルは失敗してもいいんだから。自分のセンスを信じなさい。」
こんなとき、私は娘の肩をポンポンと励ますようにたたきます。
「センス・・・?私、センスあるのかな?」
娘は失敗しながらも、サンプルを完成させました。

時々「あっ。間違えた。」とか「やばい取れなくなった。」とかいろいろ声が聞こえてきましたが・・・。

本人はいたって真剣。
娘には申し訳けないのですが、微笑ましくて少し笑ってしまいました。

♦大好きなハイビスカスとプルメリア

ハワイでは神に宿る花と言われているプルメリア。
そして、ハワイ州の州花でハワイでもっとも愛されているハイビスカス。
どちらもフラにはなくてはならない大切なお花です。

ちなみに、プルメリアの花言葉は、
「気品」「親愛」「情熱」「内気な乙女」「ひだまり」。

そしてハイビスカスの花言葉は、
「新しい恋」「繊細な美しさ」「勇気ある行動」「あなたを信じる」「信頼」。

プルメリアとハイビスカスは私も大好きなお花です。
苗から育ててみたいのですが、失敗しそうでまだ育てられていないのです。
でも、ハイビスカスなら育てられそうかな。
今度ぜひ育ててみたいと思っています。

さあ、ハイビスカスとプルメリアの髪飾りが無事に完成しました。
夏らしくてとても素敵な髪飾りです。

ハイビスカスとプルメリアの髪飾り

バックに写っているのが水色のパウスカート。
プルメリアの白もハイビスカスの赤もとてもよく似合います。
今回は、アルストロメリアやアイビー・モンステラも加えました。
そして、最後にプルメリアにパールを飾ったら髪飾りの出来上がりです。

「おつかれさま。」
私は娘のテーブルの前に、マカダミアナッツクッキーとアイスティーを置きます。
「すごく楽しかった。私こういうの作るのやっぱり好きかも。」
笑いながら娘はマカダミアナッツクッキーをほおばります。

この後、娘は20個無事に作り上げました。
気づいたら外はすっかり日が暮れていました。

さあ、明日はいよいよ作業工程が多い花冠作りに取り掛かります。

♦頑張った誇らしい勲章?

花冠は、作りたい人もいるということで、娘が制作動画を作って、皆にシェアすることになりました。

花冠を作るには、大きく分けてこちらの4つの工程があります。

1・花のワイヤリングとテーピング。
2・ワイヤーで花冠の土台を作る。
3.土台にバランスよく見てお花を組んでいく。
4・リボンを結ぶ。

今回は時間もないとのことで、ワイヤリング・テーピングまでは私と娘で全て行うことになりました。

1つの花冠でもたくさんのお花を使うのでかなり大変な作業になります。
しかも、花冠11個分の大量のワイヤリングとテーピングでかなり指が痛くなりました。

最後に、自分の頭にかぶってサイズを調整して、リボンをつけたら本当の完成です。

「すごく可愛い。もう余裕で自分で作れるよ。楽しかった。」
リボンを結びながら、自信にあふれたキラキラした笑顔で娘が言いました。

少し赤くなった2人の指は、今回頑張った誇らしい勲章です。

♦ピンクの花冠とブルーの花冠

今回は雰囲気の違う2種類の素敵な花冠が完成しました。

こちらは真っ白なパウスカートに合わせる花冠。

衣装が上から下まで真っ白なので、白のお花を入れながら、淡いピンクのお花をあしらいました。

リボンも少しベージュ系が入った淡いピンク色です。

ふんわりとした可愛い印象に仕上げました。

ピンクの花冠

そしてこちらは、ブルーのパウスカートに合わせる花冠。

こちらはあえてボリューム感を抑えて、おしとやかさを演出。

ジャスミンをふんだんに使い、かわいらしさとさわやかさを出してみました。

全体的にすっきりとした仕上がりです。

リボンも色合いを微妙に変えてパウスカートに合わせています。

ブルーの花冠

♦娘と過ごす癒しのOhana時間

最近の我が家にはハワイアンソングが流れています。

今回もハワイアンソングを聴きながら南国気分で髪飾りを作りました。

私は母からいけばなを教えてもらい、私からは娘にいけばなとお花の小物作りを教えることになるなんて。

こうやって親子代々でお花の時間を持てることは、私にとってとても嬉しいことなのです。

フラを踊っている娘は、いつも楽しそうでキラキラと輝いています。

娘は今20歳。
なかなかこの歳になると、親として娘にしてあげることもなくなってしまいます。

そんな中で娘のお手伝いができたことは母親としてとても嬉しく思います。

最近、娘が「お花に関することもやってみたい。」と言い出しました。
こういう小さな幸せにも感謝していきたいです。

さて、今日もそろそろ、娘とのOhana時間が始まるようです。
「Ohana」はハワイ語で「家族」という意味。

耳を澄ますと・・・素敵な音楽も聴こえてきました。

この曲は・・・?
ケアリイ・レイシェル「Hawaii」のようです。

本当に素敵で、私もとても大好きな曲です。

爽やかなハワイの風、涼しげな波の音、綺麗なプルメリアとハイビスカス。

そんなことを思いながら、ゆっくりと楽しみたいと思います。

そう、冷たいパイナップルジュースも忘れずに・・・ね。

それでは、皆さん、Mahalo~♪


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