見出し画像

#07 苦手な人と接するときの視点 3選 『ずるい仕事術(佐久間宣行』【本要約】

こんにちは。
このページをご覧いただき、ありがとうございます。


「最近あの人、言葉に棘があって、話すの嫌やな。。」
「陰口がダメだとわかっていても、言ってしまった。。自己嫌悪。」


あぁ、あぁ、あぁ。
在宅が増えて、会う回数は減ったものの、
苦手な人と接しなければいけない。
そんな機会は、まだまだあると思います。


今回、そんな時に使える仕事術「苦手な人と接するときの視点」3選
佐久間宣行さんの『ずるい仕事術』人間関係編からピックアップ要約して、お伝えしたいと思います。


「メンツ地雷」を踏んではいけない。

組織で働くうえで、これだけは絶対に覚えておいてほしい。
人はメンツで動いている。
「ナメんなよ」が争いごとの9割と言ってもいい。

『ずるい仕事術(佐久間宣行)』

なるほど、なるほど。

とはいえ、やっぱり
「こいつのメンツ、ぶっ潰してやりたい。」と思うような人、
仕事で出会ったことがあるのではないでしょうか?


自分が我慢しなくてはいけないので、ストレスですよね。


しかし、30代にもなって、
「ムカつく」「ギャフンと言わせたい」と
そんな幼い感情に振り回されてはいけません。

本書では、「会社の歩き方」としてこう書かれています。

メンツを立てることは、組織人として、社会人としての「戦略」だ。
戦国武将の戦略のようなもの。
本物の絆があるわけではない。
魂を売るのとは違うのだ。(一部中略)

『ずるい仕事術(佐久間宣行)』

「戦略」と聞いたら、なんか賢そうですよね?

私は、メンツ立てることを「媚びを売っている」ことや「自分が我慢すること」だと思っていました。

「本物の絆があるわけでない」と、
自分の中で一線を引くことで、
幼い感情をちょっとでも我慢してみようと思いました。

一線の引き方を覚えることで、
自分が消耗しない「ずるい」仕事ができるのではないでしょうか?


「コント:嫌いな人」でバトルを避ける


どうしても嫌いな人と仕事をするとき、ありますよね。
めちゃくちゃ言い返してやりたいとき、ありますよね。


話しかけられるなら、
まだしも自分から話しかけないと行けないときなんて、
前日、いやその予定が決まった時から明けない夜が始まります。

本書では、そんな時のおすすめの方法、
「相手とのやり取りを不毛なバトルに発展させないためのテクニック」として、こう書かれています。

その人と対面した瞬間、心の中でこう唱える。「コント:嫌いな人」
そう、芸人がコントを始める前に言うタイトルコールだ。
コント:性格の悪い人
コント:自己中クライアント
コント:メンツおじさん

『ずるい仕事術(佐久間宣行)』


さすが、元テレビ業界人ならではの発想だと思います。
「なんでもおもしろがろうとする性質」が全面に出ていますね。
こう唱えることで、
自分と相手を客観的に眺めることができるというのです。

目的は、「仕事に集中」する。
自分の置かれている状況を俯瞰して見るクセをつけて、
感情が乱れる回数を減らしていこう。
それが消耗せずに仕事をするコツだと書かれています。


「付き合いの悪いヤツ」でいい


後ろから優しく背中を押されたような気分でした。

入社したときなど、集団の中で新たな出会いがある環境で、
不思議な「後輩力」を持った人はいませんでしたでしょうか?

私は、人懐っこい彼らをうらやましく、
ねたみ散らかしていたウチの一人です。
とはいえ、そのように染まりたくない!と否定的な面も
同時に持ち合わせていたどっちつかずの人間でした。

同じ管轄配属だったもう一人の同期がまさにそれで、
会話についていけない経験が毎日のランチの日課でした。


しかし、この本を読んで、
キッパリ後輩力向上とは別れを告げることとなりました。


上司や先輩と濃い人間関係を築くことはトクではあるけれど、「付き合い」も増えています。つまり、完全なトレードオフなのだ。彼らはその関係をキープするために、なにより大事な自分の時間を差し出している。だから、僕は「かわいい後輩」より「頼れる若手」を目指してきた。
(中略)
いつしか「いて当然」になる。
そうなると定食に必ず味噌汁みたいになって、希少価値がなくなる。

『ずるい仕事術(佐久間宣行)』

そうか、「かわいい後輩」は定食セットの味噌汁なんか。


まじめな話、
今までは、人間関係と仕事の両方に不安があったからこそ、
「後輩力」をねたみ散らかし、仕事も真面目にやるという無理をしていたと気づかされました。

しかし、30代にもなると、ねたんでいても仕方ありません。
体力や勢いが衰え始める中、省エネして集中するべき仕事にフォーカスしたい。
そんな思いがある中で、
味噌汁にはならなくてもよいことを決意させてくれました。


業種にもよると思いますが、仕事を誠実する方に注力する。
少しでもそんな意識を持って、30代を過ごしていきたいと思います。

自分のプレゼンスや価値を高め、時間を優先するために、まわりと一定の距離を保つこと。これも仕事に集中するための「戦略」だ。
仕事さえ誠実にこなしていれば、人間関係で勝負する必要はない。
安心して、「付き合いの悪いヤツ」になっていい。

『ずるい仕事術(佐久間宣行)』


いかがでしたでしょうか?

苦手な人と接する時のポイント3選という視点で、
佐久間宣行さんの『ずるい仕事術』人間関係編からピックアップ要約してみました。

こんな視点があるんや!と気づきのある記事になっていれば、嬉しいです。
次回も、引き続き佐久間宣行さんの『ずるい仕事術』から「チーム」編を要約した記事を書いていく予定です。

気になりましたら、スキやフォローしていただけると嬉しいです。


※ここでは紹介しませんでしたが、
「05.「合わない上司」を分析してみる」というのも、目からウロコでした。
結局、相談してもうまく温度が伝わらず、「あるある」で終わった経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
具体的に解決に結びつけていくにはとても良い方法だと思いました。


気になったからはぜひ本書を手に取ってお読みください。


この記事が参加している募集

スキしてみて

ビジネス書が好き

よろしければ、サポートいただけると嬉しいです。