映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」
手助けが必要な人に手が届かない。助けの求め方に問題があるのか、助ける手の差し出し方が悪いのか。
ある日突然、日常が日常でなくなるなんてことは決して珍しいことではない。今の暮らしを支えるものをいきなり失うことだってある。そんなとき、社会の一員であることが大きな意味を持つ。
社会とは一体誰だ。俺が助けを求めるとき手を差し伸べてくれるのは具体的な人間であって、決して渋谷区や東京都や日本国ではない。
さておき。
俺は手を差し伸べているだろうか。そればかりが気にかかった。映画に良いも悪いもないことは承知の上で言おう。この映画は良い映画だ。いろいろな人がいろいろな立場から観るといい。刺さるポイントはそれぞれかも知れないが、きっとそれぞれに恥ずかしくなる。
とても良い映画だ。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。