まえがみ

22歳男子大学生。コメントもらえると喜びます。勝手に。

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読書感想文苦手人間

毎年毎年楽しい夏休みにはこれでもかという宿題がつきまとうもの。各教科のプリントの塊をなぎ倒しながら、部活に遊びにかまける毎日。だがしかし、読書感想文だけはどうにも一筋縄ではいかないのだった。 そもそも読書をしない人間にとって本を読むための時間は永遠みたく感じられるもの。その時間を加味すれば、読書感想文はもはや一ヶ月仕事なのだ。特に興味もない本をパケ買いし、イメージと異なるストーリーに翻弄され、読破がゴールになってしまった本の感想など、読み切った達成感と疲労感の他にないのだ。

    • やっぱりコーヒーが好き

      昨日のこと。知人を通して江上のYouTubeを見てくれている人を知った。どうやら自宅でコーヒーを楽しむ環境を整えているみたいで。 コーヒーのことを話していると、夢中で自分がかき集めた知識を喋っていた。我ながら、「あぁ、自分はやっぱりコーヒーが好きなんだ」なんて思いながら。 どうしても無意識のうちに好きなこと、やりたいことを仕事にして成功しないといけないと認識していた。それが唯一の正解だと。でもそんなことはなくって。 仕事は確かに人生の大半を占めていくのだろう。でも仕事だ

      • 制服の裾を掴むようなアオい青春

        私服の高校に通っていた22歳男性の一意見としてご一読ください。 制服は学生の戦闘服であり、一度高校を卒業すれば身に纏うことのできない超絶特殊装備なんです。 なぜ制服を着なければならないのか。その理由は無いと思います。 大学卒業間近で感じる、使える学割は使わな損やろという感情。何が言いたいかというと、着用できる制服があるなら着とかな損やろという感傷。写真フォルダを振り返り、制服に身を包んだ自分を懐かしむためには高校生のうちに制服を着て友達との写真を残さねばならない。いつの

        • 殴り書き読書備忘録:2

          『メモの魔力』前田裕二 おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★ To who:人生に悩み自分を変えたい、変わりたいと思うあなた 一言概要:メモとは何か、離見する大切さ。 感想:自分が勝てるフィールドを探し出し、継続することが大切。人生と向き合ったとき、大きなゴールを設定し、そこに向けて行動するトップダウン思考。興味が湧く目の前のことにトライしていくボトムアップ思考。どちらであっても悪くない。圧倒的ボトムアップ思考な江上としては、就活を経て仕事を始める周りの人

        • 固定された記事

        読書感想文苦手人間

          殴り書き読書備忘録:1

          『苦しかったときの話をしようか』森岡毅 おすすめ度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★★ To who:新しい挑戦へ踏み出したいあなた 一言概要:ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」 感想:一年前に読んでおきたかった。基礎的な能力を大別すると3種類。Tの人(Thinking)、Cの人(Communication)、Lの人(Leadership)だそう。この3つの能力のうち、自分の中で相対的にどの能力に長けているかをもとに職能を選ぶ。その能力を磨

          殴り書き読書備忘録:1

          変幻自在

          将来なんて誰にもわからない。根拠?それは江上が塾講をしながらヴィレヴァンで働き、さらに無印でも働き、Uberの配達員を経てスタバのお兄さんになったこと。こんなバイト遍歴になるなんて考えたこともなければ、描いたことすらなかった。今回はバイトをやめた理由を吐露する回。 中3の冬に駆け込みで入塾した生徒の入試前最後の授業。 ”過去問、時間計って解いてみよか。じゃあスタート” できる限りの武器は与えたつもり。いざ解きだし、大問2でペンが止まる。Wi-Fiの接続が切れたYouTu

          変幻自在

          刺激

          学校をサボる決意をしたのは、卒業までの出席日数を揃えてからでした。また、授業に出る意味を見出せなくなった決定打は、英語の先生がregion(地区)をreligion(宗教)と言い間違えたことでした。浅はかにも”俺よりこいつは馬鹿だ”と思ってしまったのも受験のせい。 入試なんざ他を圧倒してなんぼ。いかに周りを出し抜くかが合否を分ける。それなのになぜクラス単位で仲良しこよし足並みを揃えなければならないのだ。人と同じ事をして勝機を見出せるわけがない。こんな思考に至った挙句サコッシ

          想定外

          修学旅行、それはまさしく非日常。なんてったって友達と過ごす夜。テンションが上がらないわけが無い。 機材トラブルにより人生2周分ほどの大富豪を空港で満喫し、結局飛行機に乗り込んだのは予定時刻の4時間後。目的地はマレーシア。不安しかない。なにしろ当時のマレーシアへのイメージはマレーシア航空の失踪事件で埋め尽くされていたから。というのは半分冗談で、待ちくたびれて感情は皆無。挙句夜中の2時に現地に到着し、やっとの出番で張り切ってくれるバスガイドのテンションには腹立たしさを覚えたぐら

          愛着

          皆さんは自分の名前、お好きですか?苗字でも下の名前でも。僕は好きです。特に”あだ名”への愛着は常軌を逸したレベルで。 小学生の頃って携帯なんて基本誰も持っていなくて、友達と遊ぶときはお家に電話をかけるか、直接インターホンを鳴らしに行くのがお約束。江上が不在のタイミングで友達が家まで来てくれることもしばしば。ここまではよくある話。アブノーマルポイントは父が在宅だった日のこと。 普段は母がインターホン越しに江上の不在を伝え、ことづてを承りやり取りは終了。でもこの日だけは違った

          御洒落

          知らない人から街中で声をかけられるとき。それは道を聞かれるとき。それは落とし物に気づいてくださったとき。それはTシャツを裏表逆に着ているとき。 イヤフォンで音楽を聴きながら目的地に向かっていると、後ろから何やら声が。ふと振り向くと自分が呼び止められていたことにようやく気づく。素敵なおばあちゃまがかなり神妙な面持ちでこちらを見ている。 ”お兄さん、Tシャツ裏返ってはる…?” そこまで仲良く無い隣の席のクラスメイトに消しゴムを借りるときのテンション。赤の他人、それも188c

          大英博物館

          今回は独りが苦手な江上の一人旅のお話。in London。 週末を一人ロンドンで過ごすと伝えると、”Brave man”とホストファザー。安心しておくれ、江上は華奢だが決して乙女ではない。完璧にロンドンを楽しんでみせよう。そう心に誓い、旅はスタート。 友達との旅行でも行き当たりばったりなタイプ。どこへ行こうかなんて考えてると、ふと思い出した”大英博物館、行列見て入るの諦めたわ”の一言。イギリスの博物館はガリガリ君のハズレと同じくらいの確率で入場料が無料。行列ができるのも頷

          大英博物館

          分岐点

          過去があるから今がある。そんな大それたことを考えるタイミングってあんまりない。だってその過去が地続きで今に繋がってるから。でも飽きるほど膨大なおうち時間が、人々を日常から切り離したおかげで過去を振り返らせてくれた。 中3の夏。夏季大会が引退試合になる夏。弱小サッカー部のキャプテンを卒業する夏。ドキドキハラハラするわけもなく、引退したら受験まっしぐらかと陰鬱な表情で晩ご飯を食べていると父が一言、”どうせすぐ負けるし、高校バラバラになる前に思い出でも作ってこいよ”と。反抗期がな