愛着

皆さんは自分の名前、お好きですか?苗字でも下の名前でも。僕は好きです。特に”あだ名”への愛着は常軌を逸したレベルで。

小学生の頃って携帯なんて基本誰も持っていなくて、友達と遊ぶときはお家に電話をかけるか、直接インターホンを鳴らしに行くのがお約束。江上が不在のタイミングで友達が家まで来てくれることもしばしば。ここまではよくある話。アブノーマルポイントは父が在宅だった日のこと。

普段は母がインターホン越しに江上の不在を伝え、ことづてを承りやり取りは終了。でもこの日だけは違った。

”江上君いますか?”

”僕も江上君です”

テメェはSiriか。そうじゃねぇ。”江上君いますか”に省略された息子の下の名前を補え馬鹿野郎。AI顔負けの誤答。

とまあこんな具合で息子の友達に奇人変人として認識される江上父。バカが露呈する父ではあるが、”えがちゃん”というあだ名を授かったのは他でもないこのサイコ野郎から。父のあだ名は”えがちん”だったらしく、紆余曲折あって”えがちゃん”になったのだ。このあだ名と身長のお陰で、新学期には一方的に江上を認知した人から声をかけてもらえることも多々あり、江上の本名を知らないまま仲良くなるなんてことも。LINEの名前がえがちゃんだったことで休み時間の教室で”えがちゃんって誰?”なんて話になり友達が一気に増えた高1の4月が懐かしい。

学校の先生からえがちゃんって呼ばれるのが心底嬉しかったな、なんて。言いたいことは”えがちゃん”のイントネーションは数種類ありますが、どれでもOKということ。ご精読ありがとうございました。

高校で組んだバンドメンバーのうち3人下の名前が一緒だった話はまたどこかで。

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