ルッキズムと拒食症　

　私は少年マンガが好きだ。主人公をよく好きになる。大体の主人公は正義感が強かったりするわけだが現実にいたら私は彼らのことが嫌いだろう。私の中身のなさを見透かされる気がするので。
　LGBTQを理解しているつもりでも実際にあったら珍しいものを見たという気持ちになるだろう。男性がスカートを履くことを文面的に理解し納得はできるが現実で見た時に違和感を覚えてしまう。男の人が腹だしタンクトップを着ているのを見て多様性なんて言葉なしにしてくれ！と嘆いた。多様性とモラル。注意したら私が異常者？モラルがないのはお前なのに。ありのままの姿が素敵。嘘。太ってるのを恥ずかしいと思う。鼻が大きいのが恥ずかしい。他人を見てパーツ配置は完璧なのに…。痩せたら美人なのに…。と思う。結局理解している風を装っているだけなのだ。恥ずかしい。ルッキズムに囚われすぎだろ。ニュースや新聞本を読んで世の中を知った気になって批判しかできない私が世の中で1番醜い。
　外見にこだわりすぎて中身が薄っぺらくなってしまった私を親はよく批判するが思春期に容姿の悪口を言われデブと罵られいじめられ、姉は可愛いのにとたくさん言われた女が見た目じゃなくて中身を磨こう！となる確率は低いと思う。悪口言われた部分が気になりそれを直そうと努力してしまうのだ。２年前体重が39キロだった。身長は157センチだ。拒食症一歩手前だった。ようやくカロリーを見ないでご飯が食べられるようになったのは3ヶ月前くらいからである。体重は42キロになってしまったが。でも過去の過度なダイエットを間違った努力なんていわないでほしい。努力できてなかったらとっくに死んでいる。今だって体重が増えててとても死にたいのを誤魔化しながら生きている。
　こんなに他人を批判しているがヒエラルキーで言えば私は最下位なのだ。人類の1番底辺。あまりにも私自身の中身が薄っぺらくてブスなのを他人を批判することで自我を保っている。愚かで可哀想だと思うが、整形をするお金を貯めていない私が被害者ぶるのは違うので化粧とマスクでなんとか誤魔化して自分の顔を直視せず現実と向き合うのを極力控えるしかない。
　それはそれとして割と冒頭に話した多様性とモラルだが、区別は必要じゃないか？まぁこれを言ったら私が理解してない頭でっかちと言われてしまうのがオチだと思うが。