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【NFT】『EdoVivid』ロードマップ

こんにちわ。
フレンジー・ビーチです。

『EdoVivid』というNFTコレクションを展開しています。作品の世界観は
↓こちらの記事を参照ください。

今回はロードマップ(Update 2023.1.15)

EdoVivid 48 Lovesコレクション | Opensea

ロードマップは必要なのか?


NFTクリエイターのみなさんが、ロードマップを作り、公開されているのを見て、当初は「こういうのって作者の中で決意したり留めておくことで、リリースするのは要所要所でかいつまんだ情報を整理して、皆様にお知らせするのがよかろう・・・」と思ったりしていました。

しかし、クリエイターとしてフォロワー数が多かったり、実際作品が売れていたりするいわゆる成功者の何人かの方のロードマップを拝見し、これは有用であり、必要不可欠なアイテムであろうと気付かされました。

これまでの歩みや未来への展望を赤裸々に語るロードマップがあることで、ホルダーさんやこれから興味を持ってくださるであろう方々に、自らの作品世界観と心意気を共有していただける。そしてクリエイター自身にとっても、大切な備忘録になり、ついつい作品制作やプロモーションに没頭して足元を見失ってしまうときに、コレクションの軸足を取り戻すトリガーにもなりうると考えました。


ロードマップ

NFTに参入を決意

●2021年 秋
NFTアートプロジェクトの始動を決意

●2022年 1月
『EdoVivid』コレクションのコンセプトを発案
世界観の細かい設定作りと作画の方向性探る作業を並行して実施

EdoVividのプロトタイプとなるコンセプト
「江戸が終わらずに続く世界で繰り広げられる恋人たちの愛の形を江戸四十八手をモチーフに作品化する」

・江戸時代が終わらず、現代まで続いている世界
・未来の江戸の世界に生きるとある4組(×12)のカップルの48の愛の形をネオ浮世絵で表現する
・江戸時代にあったものを未来風に表現 着物、キセル、建物、風景等

ひとつの愛の形につき4枚のアートワークを展開し、最終的に限定192枚の作品がリリースされる設定でスタート。

コンセプトメイク&アートディレクションを担当する夫と作画を担当する妻の間でラフスケッチと対話を繰り返しながら、作品のアウトプットを模索する日々が続く。(*フレンジー・ビーチはクリエイティブAGを経営する夫婦ユニット。詳しくは自己紹介をご覧ください)

●2022年 2月10日
作画のタッチの方向性がみえてきた。

●2022年2月23日
第一弾の作品となる#001~#004の恋人たちのタッチとキャラクターの原型が出来上がり、4連の絵の構図が完成。

目標はGWまでに16枚の作品を仕上げ、リスト。

●2022年4月15日
EdoVivid 48 Lovesコレクション #016まで完成
16枚できたところでOpenSeaへMintしてListしてPromotionを開始しようと言っていたところまで、ようやく漕ぎ着けた。

●2022年5月1日
EdoVividの↓特設サイトを公開。

●2022年5月3日
TwitterやInstagramなどのSNSのセッティングをし、初ポスト。
固くなりがちなツイートを、今後フレンドリーにしていかねばと話し合いながら肅々と投稿プランを練る。

Twitterは文字数制限が、Instaはリンクが効かないことが
それぞれメリットとデメリットがあるが、うまく特性を考慮して使いこなせるようにならねば。

NFTクリエイターの諸先輩方は模索しながらも上手に使いこなしているように見える。OJT的感覚で自らの投稿とフォロワーの皆さんの反応を見て、皆さんにとってワクワクしたり気づきがあったりするような、刺さる投稿ができるよう頑張ろうと決意。

●2022年5月4日
ものすごい勢いでミントしてSNS投稿をした結果、あらゆるところに記載したプロフやディスクリプションがバラついてしまった。
あらためて
【公開情報やディスクリプションの原稿を整える】
少しずつ進めていく中で、「OpenSea」「公式サイト」「Twitter EN」「Twitter JP」「Instagram」といった公開先毎に
・文字数制限
・ターゲット
・言語
などが、それぞれ違って来るので公開しながら修正。どこにどの原稿を入れたのか備忘録を整理。

●2022年5月6日
・Twitter JPはまだフォローのセッティングができていないので、Twitter ENとInstagramのみPost

まずは
 公式サイトに誘導したい
 作品を見て知ってもらう
 NFTアートだということを認知させたい

その道のりは地道なプロモーションになりそうであることが徐々に判明

SNSを中心にNFT周りにいる人をグローバルに取り込んでいくには
日米で別々にプロモーションする必要がありそうだと気づく。
映画業界や音楽業界の人が「日本は特殊なので、プロモーションも作品構成も日本向けに驚くほど細かなローカライズを要求される」という話はよく聞いていた。これか・・・という印象。
言葉の壁がある米国向けのプロモーションは現状では積極的にはできないが、日本でのプロモーションを主軸にまずは活動を集中。

目標:EdoVividの世界観の認知拡大→NFT購入→ファン形成→価値醸成

●2022年5月7日
初List
まず#001-#004の4作品のみ0.04ETHでリストすることに
初回のGAS代は5000円くらいかかった。

【SNS Post】
・Twitter JPも概ねフォロー設定できたので、晴れて3つ(Twitter ENとJP、Insta)のSNSアカウントに「リストしたよ」をポスト。

●2022年5月8日
【List第二段】
#005~#008を0.04ETHリスト

●2022年5月10日
【初お迎えいただきました】
#008がSoldに。

●2022年5月12日
【SNS用アートワーク作成】
SNS投稿用のPR画像を複数バリエーションで作成。Floor価格や概要を一枚に纏めたミニロードマップも作成。
アートワークの色調はもちろんVividカラー。明るい色調が良いかも、とYellow、Light Blueのカラバリエーションも作成

そう簡単には売れない(泣)

これまでの作品設定やプロモーションを見直すことに

●2022年5月17日
リスト後、実売に結びつかない状況をProducerでもある夫が判断。
改めて「売れるNFTアート」を創出すべく練り直すことに。
EdoVividの基本的な世界観のコンセプトは変わらないがアクションプランを再構築することにした。

アクションプランの再構築


・プロモーションアクションプラン
・絵柄の展開構成やタッチを再検討
・マーケティングプラン
・マーチャンダイジング
・製・販・技を見直す
つまり、全部をゼロから見直す

(*このあたりの再構築に関する考察と思いはまた別の記事としてに詳しく書こうと思う)

ひとまず、1点お買い上げ(お迎え)いただいた#008以外は全てlistingをキャンセル。キャンセル手数料としてGas代が1作品約500円(×11作品分=5,500円くらい)かかったが、勉強代だ。
(ETHのレートが下がっている時でよかった・・・)

Giveaway企画での気づき

自分たちの作品を多くの人に知ってもらうための施策を模索する中で、思い切って初期作品をGiveaway企画で放出。NFTコレクター、NFTクリエイターの皆さんとの関係強化を試みる。

●2022年6月9日
初Giveaway企画を実施

初Giveaway企画の募集用アートワーク

↓初Giveaway企画のTweet
https://twitter.com/FrenzyBeachJP/status/1534808300436369411



●2022年6月13日
Giveaway企画の当選者へエアドロ

●2022年6月17日
#009~#012を0.01ETHでリスト

●2022年6月18日
NFT購入のキッカケは本当にちょっとした「出会い」という事に気づいてTweet

買います企画の意義


Giveaway企画では自分の作品を放出することでNFTコレクター、NFTクリエイターの方々と交流を深めたが、この方向性だけでは足りないと思い、売る側の気持ちだけではなく、買う側の気持ちを探るべく「買います企画」をなるはやで実施する、と決め準備を始める。
多くのクリエイターや作品にふれる。

●2022年6月21日
初の買います企画を実施。

●2022年6月27日

買います企画の購入報告をTweet

今回、買います企画をした狙いの第一は「もっと色々な人達や作品と出会い繋がりたい」。
・フォロワー数アップ
・クリエイターの皆さんとの関係強化
・多くの作品を様々な視点で見たい
・宣伝手法や値付けの勉強 etc…

そして、裏テーマとして自分達のコレクションが売れるために何が足りないかを確認するという意味もあった。
「これよい〜♡」という作風の好みだけでは購入せず、NFTアートが購入されるのに必要な要素を考えられるだけ考え、事前に作った審査基準をクリアした作品を購入するようにした。
また、作風も1点1点被らないように留意した。
なので、今回、購入を泣く泣く見送った素晴らしい作品がたくさんあった。

おかげさまで141リプという、多くのご応募があり
真剣勝負のご応募に対して、セレクトする側としても真剣勝負で選定させていただくことで、あらゆる視点で見て考えて決める作業はハードではあったが、充実の経験となった。


作品が売れる為に必要な要素

●2022年6月28日
NFTアート作品が売れる為に必要な要素備忘録
・作品力(画力、世界観、企画力)
・自らの作品への想いの強さ
・自らの作品に対する自信
・自分自身の個性や人柄
・作品、想い、自分自身を知ってもらう為の発信力&宣伝力
・買う人が納得する価格
・レア感
・作品・クリエイターの未来への期待感
・作品を買いたいと思ってくれる人に出会う運

立て続けに実施した、「Giveaway企画」と「買います企画」によって、自分達の作品づくりや構成、売り方、プロモーション手法、など様々な課題と問題の抽出ができ、今後の方向性を定めるための大きな収穫があった。
また、これはあくまでカンフル剤であるという事も深く理解できた。
その経験を踏まえ、改めて作品作りとプロモーション施策を再構築。

今までは1テーマ4枚の連画で表現

問題・課題点
・1枚にかけられる時間が限られてしまう
・バラバラ購入だと全体ストーリーが分断してしまう
・1組の恋人同士に対して複数枚あることでレア感が下がる
・4枚の連画を出品することで購入されるまでに時間がかかり、
世界観を伝えるスピードが落ちる
・「浮世」とは「今」を意味するのに「EdoVivid 」の「今」を表現するには画風の調整が必要

今までは1テーマ4枚の連画で表現していたが、構成をリセット、画風を調整し再スタートすることに。

そもそも作品を売るのがゴールなんじゃなくて
「EdoVividの世界観をいろんな人に知ってもらいたい」
という最初に思い描いた気持ちに立ち返ることができた

制作の方向性を改変


・1組の恋人同士に対して1枚に限定
・1枚で全体ストーリーを想像してもらえるように表現
・より「EdoVivid 」 らしく! よりVivid に!
・現在3組の恋人達(計16枚)が登場中なので、残り21組の恋人達(計21枚)が登場!その後、新シリーズを展開予定!
・作品以外でも「EdoVivid 」の世界を知ってもらうために
「EdoVivid 瓦版(仮)」を構想中
・「EdoVivid 」コレクション購入者は
「EdoVivid 」の世界に来てくれた「旅人」です。
どのようなおもてなしをしたら喜んでもらえるか、購入者特典を随時検討

作品世界をどう伝えるか


EdoVividの世界観はnoteなどで語り、定期的な情報発信も予定しているが、「絵」で見せて理解を深めてもらうのが本来の姿。つまり、作品の世界観は作品のリリースごとに紐解かれるように描くことが大切である。
「『EdoVivid』という江戸が終わることなく続く不思議な世界」は、今後リリースしていく作品1点1点で、その時の最適解を求めて表現していきたいと思う。

EdoVividの世界観を街並みでコンセプト表現したアートワーク
人物画と並行して作成したこのビジュアルで、大きな行き先が見えた大切な一枚

1stシリーズ「48 Loves」

EdoVividの最初のコレクションは「48 Loves」シリーズ。
↓特設サイト

「EdoVivid 48 Loves」は、EdoVividの世界に生きる、とある48人の恋人たちによる愛の物語(江戸四十八手)をテーマとしたNFTアートコレクション。
1枚1枚手描きで、住人達の「今」をエピソード付きで絵描くことで世界を創りあげていき、新作が出るたびに「EdoVivid 」の世界の全貌が徐々に明らかになっていく。1枚1Mintでリリース予定。

製・販・技→見直しからの再出発


●2022年7月1日
EdoVivid 48Lovesコレクションの
作品構成、プロモーション、等々、総論的なテコ入れから作品の細部にわたる各論の再検討を経て、満を辞して再スタートを切るべく#017を作品として完成。
↓リスト前の告知を開始。

●2022年7月2日深夜23時
#017をミントし即リスト
Twitterを中心に作品リリースから一気に告知、宣伝を繰り広げる

●2022年7月3日11時
#017がリスト後12時間を前にSold!!

今回の#017をお迎えいただいたところまでの軌跡は
NFTに参入してからの一喜一憂、暗中模索、といった必死にもがいた歩みを冷静に分析する必要がある。この件は近日中に別記事としてnoteに投稿しました。
きっとこれから参入する方や、今も暗中模索のクリエイターさんのささやかながら参考になるであろう。包み隠さず経験と分析をシェアしたいと思う。

https://note.com/frenzy_beach/n/nd8e74fedaea3

●2022年7月3日
バタバタと再構築に明け暮れていたため、ご無礼していた購入者特典をいただいたクリエイターの皆様に「お礼アートワーク」を個別に作成しツイート。こういうことはしっかり、丁寧にやっていきたい所存。

購入させていただいた作品とクリエイターさんから届いた特典の数々を
個別に「お礼アートワーク」に加工してツイート。
ホルダーへの思いをみなさん考えてる。
日本のNFTは世界に誇れる独特のカルチャーを育成していて、素敵。

●2023年秋
新シリーズ リリース
「Edo Vivid 48 Loves」シリーズを皮切りに、新たなコレクションもリリース。様々なシーンのEdoVividの世界を繰り広げ、表現している。


EdoVivid 48 LovesシリーズのList→Sold状況

今後の夢

EdoVividの世界を表現するためにグッズ化、メタバース化(登場するキャラクターをアバターにして「EdoVivid 」の住人として参加)、映像化など総合芸術といったフィールドまでもっていきたい!

https://www.weblio.jp/content/%E7%B7%8F%E5%90%88%E8%8A%B8%E8%A1%93

weblio辞書

あれやこれやをnoteに

作品作りやプロモーションにまつわるあれこれを、皆さんと共有し、NFTクリエイター「フレンジー・ビーチ」の経験を失敗も成功も赤裸々に、できるだけ体系化してしたためていこう!と決意。

努力や頑張りは影にしておくのが美学、鶴の恩返しの鶴が必死に機織りする姿を見せたくなかった気持ちわかるぅ〜、と思っていたけれど、

オープンイノベーションの時代

シェアの時代

ということで、これからは作品作りと並行して、試行錯誤についてまわるクリエイターとしての悩みや苦悩も含め、肉声を届けるべくnoteを駆使して言語化を試みようとおもう!

クリエイターとして日々成長することを目指し精進いたします!
できるだけ高頻度でnoteをアップを目指します!
ご注目いただけたら嬉しい限りでございます!

フレンジー・ビーチ 拝

EdoVivid 48 Lovesコレクション | Opensea


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