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7月3日の昼下りの奇跡

新作が短時間でSOLDとなったのはなぜ?


なぜ新作が短時間でお迎えしてもらえる事が出来たのかを考察。
NFTを始めたばかりで右も左もと分からないという方、本気で取り組んでいるが未だお迎えされない方、停滞期間が長い方へリアルな体験をもとにしたこの考察リポートが、ほんのちょっとでもお役に立てれば嬉しい。

1件目のSOLD後の停滞に不安と焦り

よく分からないまま初のお迎えが成立してから、1ヶ月以上宣伝を繰り返すも次のお迎えがなかなかしてもらえない。

周りと比べてはいけない!自分のペースで!となんとか自分を言い聞かせるが…

同じくらいのフォロワー数でも順調にお迎えを成立させている方達をみてしまうと、やはり内心焦る。

「うちの子に限ってなぜ?」
そんな親が我が子に対して盲目になってしまっているような自分に気付く。

客観的に自分達のコレクションを見直さなければ…

考えられる要素がありすぎて、これだと断定できなかったので1つ1つ予測してみた

売れない理由アレコレ

  1. フォロワー数が少なく拡散力が弱い

  2. Twitterマーケティングが上手く出来ていない

  3. 作品の魅力を伝える為の宣伝資料が整っていない

  4. コレクションのコンセプト、作品の表現の仕方自体に需要がそもそも少ない可能性がある

  5. 現時点での作品の価値に見合う価格設定ができていない

  6. クリエイターが何者なのかが分かる情報が少ない

※あえて情報を出さない戦略もあると思うが、かなり難易度が高そう

1、2は一朝一夕ではどうにもならない、コツコツやっていくしかない
4はコンセプトを変えるのは本末転倒だが、表現の仕方は再考の余地がありそう
5はかなり判断が難しいが、一考の余地あり
3、6はすぐにでも対応しなければ

「この作品をお迎えしたい!」と思ってもらえる方に運よく出会ってしまえば上記の問題のほとんどは解決してしまうが、それで終わらせてしまうと「なんだ!世の中結局、運かよ!」となってしまう

マーケティング=運?


マーケティングとは「運」を呼び込む確率を少しでも上げる努力をして、「偶然」を「必然」にどれだけ近づけられるかが大事!

今回新作のEdoVivid 48 Loves #017が

  • 新作予告投稿から3日

  • リスト後約11時間

  • リスト後の宣伝開始から3時間

という短期間での「お迎え」をしてもらえる事がなぜ起こったのかを実際のツイートも交えてリポートしたいと思う。

作品公開毎に世界観を明らかに

これまで4枚で1組のカップルの物語を表現する構成で描いていたが、そのデメリットを抽出

  • 1つの絵に賭けるクリエイティブのパワーが4連になることで分散してしまう

  • 江戸四十八手の直接的な表現(性表現)にひっぱられすぎたことで、江戸時代が終わらず続いていたら?という不思議な世界観を表現することが難しいと気づいた

ということで、新作からは1カップル1枚で描くこととし、「EdoVividの世界の日常を作品が公開されるごとに明らかにしていく」という作品構成にシフト。同時に作品への共感や理解をえるために、notoで世界観やロードマップ、作品への想い、自己紹介等の資料を用意。
ロードマップはこちら→

新作スケッチのタイムラプス

2022年6月29日 
新作リリースの第一弾告知として、スケッチドローイングをタイムラプスでツイート。完成したクリエイティブのリリース前の煽りとして、スケッチやタイムラプスは有効。

世界観を知ってほしい!


2022年7月1日 
新作をアピールするためには、EdoVividの世界観を知ってもらった方が、作品の魅力に脳内アクセスしやすいはず!と考え、noteのロードマップ記事へ誘導ツイート。

新作を送り出す気持ちをツイート

2022年7月1日 
間隔を少し開けつつ、告知ツイートを連投。記載する文面は単調にならぬよう「本音」と、作り手の「人間味」みたいなものも伝えよう!と熟考。

新作をミントすることが、手塩にかけた娘を独り立ちさせるような気持ちと重なり、おもわず親心のエモいツイートで告知。

リスト前の告知ツイートの連投と並行して、フォロワーさんらがリツイートしてくださり、多層的に告知の網を広げていただく状況に。

ミント後の告知ツイート


2022年7月3日
あらためて、しっかり作品をリストしたことを固定ツイート。
世界観やロードマップをみてもらうことも購買意欲に結びつくと考え、
noteのURLのリンクをセットした内容を繰り返す。

新作への好感溢れるリツイート


フォロワーさんたちをはじめ、新作へのナイスな感想をリツイートしてくださるアカウントが少しずつ増え始めた。好感をもってくださる感想リツイートは嬉しいが、お迎えいただいたわけではないので、地道に告知ツイートを繰り返すことに集中!

リストから11時間、お迎えいただく

リストしたのは、土曜日PM11:50頃
宣伝するには遅い時間なので、日曜日の午前中から本格的に宣伝開始!

AM9:00くらいから買います企画(11件)、宣伝枠(3件)を使わせてもらい、宣伝ツイート。
宣伝途中で2件の引用リツをしていただく

3件目の引用リツイート↓
「これステキー」というなんともシンプルでパンチの効いたコメントが入った、と思ったら、コメントの主が直後にお迎えくださったことがわかり、驚き!!

https://twitter.com/FrenzyBeachJP/status/1543520599506505728

奇跡のようなお迎え


7月3日の昼下がり、奇跡のようなお迎えをいただくことになった。
今回の新作『EdoVivid 48 Loves #017』は夏の風物詩「花火大会デート」をテーマに描いた作品ということもあり、夏の間にお迎えいただくのが目標だった。

かくして、拍子抜けするくらいあっさり、お迎えをいただくこととなった。勿論、これは「運の要素が多くある」であるが、一喜一憂、試行錯誤の連続の中で、作品表現の再構築、宣伝告知のタイミングと工夫などマーケティングの必要条件をひとつひとつ練り込んで「計画」&「アクション」した結果、「出会いの運」を呼び込めたのだと思っている。

お迎え報告をツイート

ツイッター上で、購入の決めてを伺ってみた。
購入の決め手をご教示いただけたリプ。
必死に宣伝告知をしていたので、どういう経路で作品をみつけてもらえたのかをヒアリング。

購入の決め手をヒアリング

怒涛の宣伝告知ラッシュをかけたので

  • どういった経路で作品にたどり着いてもらったのか

  • 購入の決め手はなんだったのか

ご購入いただいたホルダーさんにヒアリング。
率直なご意見ご感想は、貴重なデータになるだけではなく、今後の作品づくりと宣伝告知の励みにもなる。
今回のご購入は

<作品を見つけた経路>
タイムラインにのった投稿記事を偶然ツイッターを閲覧していた時に遭遇。

適度な間隔で宣伝告知のツイートを繰り返す中で、偶然タイムラインにのった投稿が響き、お迎えいただくに至った。偶然の出会いを引き寄せ必然に変える力は、綿密な宣伝告知である、といえよう。
(しかし、ここで「奇跡のよう」と再三書かせていただくには理由がある。なんと、今回のご購入者は10日前にNFT購入を始めたばかりだというではないですか・・・)

<購入の決め手>
今回のご購入者の方は、おそらく超感覚をお持ちのようで「アタマの中に心地いい感覚が流れた作品はお迎えする」とのこと。元スノボー日本チャンピオン、元国際線CAという経歴の持ち主でもある今回のホルダー様は、論理と感覚の思考の往来が脅威的に活発な方と思われる。

「好き」とか「嫌い」とかで勝負する

定量的に測りにくいと言われる「感覚」を予測しながら、お迎えいただくまでの宣伝告知をするというのは、雲をつかむような作業、そして空気から水を作り出すような取り組み。しかし、地道に

  1. 予測をたてる

  2. 計画を練る

  3. アクションを起こす(軌道修正の必要性の有無を見極める)

  4. 結果を考察

  5. 次回の計画に活かす

ということで、
最後に冒頭で書いたことをここであらためて強く言いたい。

「運」を呼び込む確率を少しでも上げる努力をして、
「偶然」を「必然」にどれだけ近づけられるか

それは、
・こういう世界観を表現したい
・なんとなくこういう作品を作りたい
・こういう絵が好き
というふわっとしたスタートであったとしても、
マーケティングの発想と論理的思考をフルに活用しながらクリエイトし、人様に認知していただくためお迎えいただくためにコツコツと継続的に取り組むしかないのである。

長文、最後までお読みいただきありがとうございます。
ちょっとしたキカッケに、ほんの少しでも貴方のお役にたてば幸いです。

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