#フリーペーパーSTAR
「危機の時代」の知性とは、方向感覚を保ちつづけること。
TEXT BY KAZUNARI TAKAYAMA
※フリーペーパーSTAR*16号「積層」「NEW NORM」連動企画
選書タイトル:「濃霧の中の方向感覚」
著者:鷲田清一 出版社:晶文社
▼ 要約紹介文(200字程度) Amazonより転載
危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか?それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失わずにいら
「猫を抱いて象と泳ぐ」から見る言葉のあり方
TEXT by freepaperSTAR* editorial department
小川洋子(著)「猫を抱いて象と泳ぐ」あらすじ
口を閉ざした状態で生まれた少年は、生まれて間もなく脛の皮膚を口に移植され、口を付けられる。しかし、脛の皮膚は年を重ねるにつれて毛が生え、それがきっかけでいじめを受けた少年は口にコンプレックスを持つようになり、寡黙になった。
ある日少年は、廃バスの中で大柄な男「