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幸福日和 #042「一日だけ、時間を忘れる」

誰もが時間を意識しながら
生活をしていると思いますが、
時には時間そのものの存在を忘れてみる。

例えば、
スマホや時計も持たずに
「好きなことだけ」に夢中になって
ただひたすらのめり込んでみる。

できれば、一日中、
「時間を意識せずに」生活してみてください。

個室だったり、自分だけの秘密の場所に、
好きなものだけを持ち込んで
過ごすなんてのもいいかもしれませんね。

いいですか?
途中で時間を見てはいけませんし、
他のことに目移りをしてもいけませんよ?

ただただ、時間を忘れて
そのことだけに没頭してみるんです。


✳︎ ✳︎ ✳︎


僕が日本で働いていた時、
ここ一番のことを考える時には、
「時間を忘れられる環境」を大切にしていました。

そのための環境を
自分で作ってもいました。

例えば当時、
勤めていた会社の「写真部の暗室」を
自分の席にしていた時もありましたね。
(なんて自由な、、、)

昔は、写真事務所や広告代理店には
写真現像のために暗室があったものですが、
当時、カメラがデジタルシフトしていく過程で
その暗室は使われなくなり、
僕の特等席になっていたのでした。笑

外からの光も入り込まない、
周囲の音も一切聞こえない、
そんな時間感覚もわからない暗室で、
ただひたすら企画やアイデアを考えることだけに没頭するなんてことをしていたんです。

そして、そういった
「時間を忘れた時」に考えた企画によって
自分のターニングポイントとなる仕事が
数多く生まれたものです。


✳︎ ✳︎ ✳︎


僕らは常に時間にしばられて
生活していますが、
その枠を取り払ってみた時にこそ、
自由な考えや発想が生まれます。

熱中するべきものがあるのに、
集中するべきことがあるのに、
時間の都合で中断してしまったり、
潰してしまっては勿体無い。

時には寝ることも食べることも忘れて
ただ何かに夢中になる。

その思いがある時にしか気がつけないことや、
その勢いでしか成し遂げられないものもあります。

どうかその、
タイミングを逃さないよう。


時には時間の存在すらも
忘れていきたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。