「ないものねだりはもうやめよう」
きれいな花をほめる人はあっても,
花を生かしている土中の根を思う人は少ない.
「あの人は輝かしいね」
「あの人みたいになれたらな」
「あの人になれたら幸せだろうな」
なんてことを軽々しく言っている.
いわば ないものねだりというやつだ.
あの人の表面だけを見て,羨ましがる.
輝かしくなるまでの過程を知らずに.
あの人が輝くまで
どれだけ努力して,
どれだけ涙を流して,
どれだけの壁を乗り越えて,
どれだけ辛い思いを乗り越えてきたのか.
輝かしさの裏側を見ていない.
なにも咲かない寒い日は,下へ下へと根を伸ばせ.
やがて大きな花が咲く.
輝かしさの裏側にはそれだけの苦労がある.
結果が出なくとも,
結果が出るまで諦めずにやり続けたあの人.
そんな苦労を嘲笑うかのように,
ないものねだりをしている.
だけど,もうやめにしよう.
人と比べなくていい.
自分は自分で自分にできることをする.
花を生かしている土中の根を思う人になろう.
あなたが今まく種はやがて
あなたの未来となってやってくる.
どんなにきれいな花でも,
雨や風に飛ばされぬよう根を伸ばしている.
今の自分にできること.
ありのままの自分を受け入れること.
きっとあなただけの綺麗な花が咲くだろう.
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