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ハードルを下げよう

 なんだかんだnoteを毎週更新している。何故懲りずに毎週愚にもつかない記事を更新しているかというと、その週に何があったのか、何を考えていたのかを備忘録的に書き残しておきたいという願望が少なからずあるからだ。
 しかしである。お手数であるがここで先週の私が投稿した記事を一度読んでみてほしい。

なんだこいつ~~~~~!?(ジョイマン池谷)

 これでは先週の私が何を考えていたのか、何をしていたのか全くわからない。おそらくとてもまともなことを考えられる精神状態になかったのだろう、ということだけが伝わってくる。

 ということで今回からはちゃんとその週にあった出来事や考えたことを克明に書き残していこうと思う。

 といっても今週も特に目新しいこともなく、ただ淡々と日常が過ぎていったのだが。
 淡々と日常が過ぎていきすぎてちょっと怖くなったので「有限である時間をどう使うか」とか「人生をどう生きるか」みたいな本を数冊読んでみた。

 いくつかのそういった人生指南書的な本を読んでみて気付いたのだが、そういう系統の本に必ずと言っていいほど書かれている共通項がひとつある。
 それはとにかくあらゆることに対してのハードルを下げろ、ということである。
 時間を思い通りにコントロールしようとしても絶対無理だから今という現在を享受しろ、完璧な人間になることは絶対無理だから理想の自分のハードルを下げろ、そうすれば現実を素直に受け入れるようになって人生が好転する―――――らしい。

 確かに時間をコントロールしようとして有意義な休日を過ごそうとしても、結局怠惰にかまけて時間を無駄にしてしまったと感じることはよくある。
 しかし、そうした現実のままならなさを素直に受容することによって、逆に本当に自分のやりたいことにフォーカス出来るようになる。

 私自身、最初からハードルを下げておくと満足感が得られやすいというのは身をもって体感してきたところだ。
 例えば他人から「これめっちゃ面白いよ」と言われて読んだ漫画なんかはハードルが上がった状態で読み始めるので「うん、面白い…か…?」となりがちなのだが、何の前情報もない状態で良い漫画を読むと「面白ーーーッ!!」となりやすい。
 食べ物に関しても同じことが言える。食べログで滅茶苦茶評価が高い店のラーメンを食べて「これ近所のあのラーメン屋と同じ味じゃねーか!行列に並んだあの時間何だったんだよ!」と激昂しそうになったことがあるのだが(そんなことで激昂するな)、最初から全然期待していなければ同じラーメンを食べたとしても満足げに舌鼓を打てたかもしれない。

 そのようにして、人生においてもハードルを下げることであらゆることに対する満足感が得られやすくなる。
 この思考回路を完全に脳に組み込めればおそらく今よりは幸せな人生に近づけるのだろうが、やはり私はかなり人間性に問題があるので相当な時間がかかるだろうと思ったのもまた事実、やはり人生はままならない。それは認めよう。
 ということで読者の皆さんもあまり中身に期待せずにこのnoteを読むようにお願いします。


 他に今週あったことでいえば成田悠輔氏のオールナイトニッポン0が結構面白かった。この人はなんか最近メディアによく出て社会問題を斬ってるメガネのオッサンという希薄なイメージしかなかったのだが、ラジオの喋りを聴いていると偏屈な性格であることがよくわかり、非常に聴き心地が良かった。
 成田氏曰く「面倒臭そうな仕事は引き受けることにしている」らしくオールナイトニッポン0もその「面倒臭そうな仕事」に含まれているそうで、そのメンタリティが非常に深夜ラジオ向きだなと感じた。普通に面白かったのでニッポン放送は数ヶ月に1回のペースでレギュラー化してもいいんじゃないだろうか。


おわり

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