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2024年増え過ぎたITフリーランスの人余り問題-フリーランス採用に異変
こんにちは!コンサルタントの深谷信仁です!
2024年はITフリーランスの供給過多です。2021年〜2023年は人材が多くの案件を獲得できていましたが、2024年は1つの案件を獲得するだけでも困難です。
2021年〜2023年は実務経験が3年以上あれば、ITフリーランスとして独立し、案件を獲得することができていました。
例えば「Java開発3年やってます」「Pythonの設計から製造に3年携わってました」極端ですが、経験年数だけで、1人につき20〜30件は声を掛けていただけていました。更にオファーも複数出て、エンジニアは選べる立場にありました。中には実務経験2年ほどでもオファーを出してくれるプロジェクトもありました。このような背景から実務経験3年あるIT技術者であれば、簡単にフリーランスになることができたのです。
しかし、2024年コロナ禍が明けてから変わりました。これは私が実感している主な変化です。
・企業は1名の募集に対してほぼ確実に他の候補者と比較をする
・開発経験があるだけでは採用しない
・フリーランスの悪い評判が増えた
・エンジニアの量より質を重視する傾向がある
・フルリモート案件は激減で且つ、応募者過多により、信頼できる企業(又はフリーランス)のみに情報を公開
・単価は高止まり
つまり、開発経験があるだけでは、フリーランスとして活躍し続けるのは難しいと言えるのです。背景には資金調達の変化やデジタル化加速による人材需給の変化が挙げられたりしています。
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特にスタートアップ企業に関しては、コロナ禍のカネ余り影響や高い資金調達に追い風を受けたこともあり、バンバン人材を採用していった背景もあります。いわゆるフリーランスバブルが発生していただけなのです。そのバブルが終わった次の年が2024年になるのです。
これらの影響をいち早くキャッチした当コミュニティでは早速ITフリーランスの意識改革からスタートさせました。
特に注力しているのが人物、人柄と言われるフリーランス人材の人格、内面です。マインド、メンタル、考え方、姿勢、態度、志、信念とも言い換えられます。具体的にはソフトスキルとも言われる、リーダーシップ、コミュニケーション、倫理観、問題発見能力などが求められているのです。
つまりこれからは単なる技術者ではなく「◯◯なエンジニア」と、形容詞が入る技術者、例えばビジネスマインドの高いエンジニア、チームを動かせるエンジニア、など需要が変化してきているのです。
この流れを受け、スキルシートに自分の強みを明確に記載することで、他者エンジニアとの差別化を図る取り組みもしています。また、スタートアップ企業のカルチャーに強いのか、大手企業や官公庁など、お硬い系に強みがあるのか、また、なぜそう言えるのか。PRのやり方も変化しなければなりません。
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これらの人物面のPR、自分の強みを明確にするため当コミュニティをお役立てください。常識や固定観念に囚われない哲学的な思考を兼ね備えているからこそお伝えできることがたくさんあります。