見出し画像

※ネタバレ注意※バチェラー・ジャパン シーズン4から学ぶ『自己都合解釈』

※このNOTEは、バチェラー・ジャパン シーズン4の本編内容を含みます※
(このNOTEは2分で読めます。約1,700文字)

2021年11月25日(木)に配信スタートしたバチェラー・ジャパン シーズン4は
1人の男性を15人の女性が争うAmazon Prime Video の人気婚活サバイバル番組です。

シーズン1~3、バチェロレッテを経て人気が上がってきているように感じますが、配信日当日と翌日のGoogle トレンドを見ても検索上位に入っていないため、まだまだ一部での人気しかないのかもしれません。

このNOTEでは、エピソード3における黄さんと桑原さんの会話から、人がいかに自分の都合の良いように事実を解釈しているかを取り上げます。一部ネタバレを含みます。『まだ、エピソードの内容を知りたくない。』という方は、エピソード3を見てから読んでいただけると嬉しいです。

✅1、エピソード3の概況と黄さんと桑原さんの会話

エピソード3は、デートの内容発表から始まります。
デートの内容はツーショットデート。黄さんと二人きりでデートをすることができます。選ばれたのは、髪色が真っ赤なインフルエンサーの桑原さん。

https://www.cinematoday.jp/page/A0008075

ロケ地であるプーケット上空をヘリコプターで遊覧飛行して、プーケットを見渡せる丘の上に作られたベンチに向かいます。ベンチに向かう途中でこんな会話がありました。

黄さん:『ちょっと茉萌まほとゆっくり話をしたくて』

桑原さん:『えー嬉しい』

黄さん:『場所を作りました』

桑原さん:『やー、かわいい!えー、私のために作ってくれたの?』

黄さん:『もう、今日のためだけにこれは作ってる』

桑原さん:『ありがとう。もう本当に嬉しいことだらけすぎて』

すぐに場面は切り替わり桑原さんのインタビューが入ります。
そこで彼女はこんなことを言っていました。

桑原さん:『茉萌まほのために用意したよって言われた言葉にまたキュンってしちゃいました。』

✅2、事実への解釈

このシーンを見たとき、私は『!?』となってしまいました。
茉萌まほのために用意したよ』とは一言も言っておらず、むしろ、『私のために作ってくれたの?』という問いに対して『今日のためだけにこれは作ってる』と黄さんは若干ずれた回答しているのです。

確かに、会話のやり取りから『茉萌まほのために用意したよ』というコンテキストを読み取ることはできると思います。しかし、事実として『茉萌のために用意したよ』とは言われていないのです。

桑原さん:『やー、かわいい!えー、私のために作ってくれたの?』
黄さん:『もう、今日のためだけにこれは作ってる』

の会話が事実です。解釈は2通りあると思います。
解釈①『茉萌まほのために用意した』
解釈②『参加者の誰かと二人で話をするために、今日だけこの場所を作っている』

黄さんの言いたかったことは解釈①である可能性は十分にありますが、そうであるなら一言『そうだよ。』で良かったような気がします。

『××とは言ったけど、○○をやるとは言っていない。あなたが拡大解釈しただけです。』などとずる賢く言い訳をする社会人を何人も見ていると、解釈②のようなうがった見方をしてしまいます。

✅3、まとめ

解釈が複数存在してしまう場合、自分にとって都合の良い方を選びがちです。感情が伴っていると複数解釈することができるということすら頭から消えてしまうときもあります。

発言者の言葉は、受け手側によって都合良く解釈されます。それは当たり前の現象です。しかし、解釈が自分都合に偏ってしまうとあとあと認識の不一致でトラブルになるので気を付けた方が良さそうです。

今回の会話に気づいたきっかけは日本語字幕をオンにしていたことです。文字におこすと幾分か客観性が生まれます。これは仕事に転用することができます。自分のメモを相手に見せながらコミュニケーションをとると『自己都合解釈』を防ぎやすいということです。

私の場合は、リモートでビデオ通話するときは可能なかぎり自分のメモの画面を相手に見えるようにしながら会話をするようにしています。それができない状況も多々あるかと思いますが、ぜひ試してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。