見出し画像

宮本武蔵に学ぶ『モノタスク』

(このnoteは2分で読めます。約1,400文字)
『マルチタスクができる人ってかっこいいな』と思ったことはありませんか?私はマルチタスクができる人にとても憧れていました。

新卒入社した会社には『なんでこんな量の仕事をこなせるの?』と驚いてしまうような人が何人もいました。そんな方々に憧れ、打合せ中でもコミュニケーションツールを通知オンの状態にしておいて、連絡がきたらすぐ返答したりしていました。

しかし、結局私にはマルチタスクはできませんでした。どれだけ練習してもマルチタスクができるようになる気配はなかったのです。

このnoteではマルチタスクができない私が宮本武蔵から学んだ『モノタスク』について書きます。

✅1、結局マルチタスクをすることはできなかった

新卒1年目の頃は、とにかくいろんなことを同時にやろうと頑張っていました。打ち合わせ中、自分が参加しなくてもよさそうな会話を探しては、その間にPCで別のタスクをこなすということをしていました。

確かに、いろいろなことを同時並行でやっていると時間の経過が早く感じますし、やってる感が出ます。しかし、本質的に物事が前に進んでいたかと言われると怪しいのも事実でした。

ちょこちょこタスクをこなしているので、少しずつ前に進んでいましたが、今思うと1つ1つやることをこなしていった方が結果として早く終わるし、質も高かったと思います。

そもそも、私はnote記事を書いている時に、テレビがついているだけでも集中が切れてしまうほど、並行して何かをすることが苦手な人間でした。そのことに気づかず、自分の特性を無視してマルチタスクを追求していたのです。


✅2、宮本武蔵に学ぶ『モノタスク』

とはいえ、やることが多くマルチタスクで仕事をこなしていかなければどうにもならないなと思うこともありました。そんな時に参考になったのが宮本武蔵の逸話です。

宮本武蔵が複数人を相手に戦うときには、同時に複数人と戦うことはしなかったそうです。どうしたかというと、まず走るそうです。そして、細い路地に駆け込んだそうです。

そうすると、後ろから追ってくる敵は足が速い順に細い路地に入ってきます。必然的に一列になるので、一対一の状況を作り出すことができるのです。あの剣豪宮本武蔵ですらマルチタスクをしなかったのです。『モノタスク』になる状況を意図的に作っていました。

この考え方は大いに参考になりました。つまり、複数のタスクがあった場合はそれが『モノタスク』になるようにすればいいわけです。宮本武蔵が敵を一列にし、一対一の状況を作り出すのと同じです。

仕事を一列にするときに必要になるのは、細い路地ではなく優先度の基準です。優先度の基準を作っておけば仕事を一列に並べることができ、一対一の状況を作り出せます。

マルチタスクが苦手という方は、マルチタスクができるように頑張るのではなく、『モノタスク』になるように優先度の基準をまず作った方が良いのです。

優先度の基準についての考え方は過去のnoteで書いていますのでぜひ読んでみてください。


✅3、まとめ

『マルチタスクができる人』は確かに憧れます。しかし、マルチタスクができないと分かったらマルチタスクを頑張るのはやめましょう。

そのかわりに、優先度の基準を作り複数あるタスクを順番に並べてタスクと一対一になる状況を作ってみてください。複数を相手にするのは難しいですが、一対一であればなんとかなるものです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。