アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』とサイボーグ化
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アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』をご存じでしょうか?
『家庭教師ヒットマンREBORN!』の作者天野明先生が原作のアニメです。
私が大好きなアニメの1つです。
このNOTEでは、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』における私が好きなシーンを紹介いたします。アクションと考えさせられる系の内容が好きな方に『PSYCHO-PASS サイコパス』はおすすめです。ぜひ最後まで読んでみてください。
✅1、『PSYCHO-PASS サイコパス』概要
ストーリー設定をwikipediaより抜粋しています。
既に第3期までの放送が終了しており、劇場版としても公開された人気アニメです。
✅2、泉宮寺豊久
私が好きなシーンは、第1期の9話『楽園の果実』にて泉宮寺豊久と女性アナウンサーが対談するシーンです。
泉宮寺豊久は、帝都ネットワーク建設の会長でありながら、裏では自らの生の喜びを感じるために人間を猟奇的に殺害しているヤバい人です。さらに、泉宮寺豊久は老いを克服するため脳と神経以外は自らの肉体を全てサイボーグ化していました。
そんな泉宮寺豊久はサイボーグ化に関して懐疑的な意見をぶつける女性アナウンサーに対して、それは『程度の問題』と一蹴します。
以下インタビューシーンを抜粋しています。
いかがですか?
女性アナウンサーは、サイボーグ化をしておらず、サイボーグ化に関して『良い』『悪い』での0か100かでとらえようとしています。
それに対して、泉宮寺豊久は歴史的に見て人類はサイボーグ化していっていると返します。そして、すでにサイボーグ化していっている人類を考えると、それは0か100かの問題ではなく、どの程度までサイボーグ化したか、という程度の問題だと言っています。
✅3、NOTEに記事を残そうとする自分はサイボーグ化している?
人間の身体機能の拡張が機械化=サイボーグ化と考えると、NOTEを書いている私もサイボーグ化していると考えることができます。
私がNOTEを書いている1つの理由は、いつ何を考えていたかという記憶をネットワーク上にアーカイブすることです。外部記憶装置としてNOTEを使うことが目的の1つです。
外部記憶装置としてNOTEを使っていると考えると、それは記憶機能の拡張なので、泉宮寺豊久の言っているサイボーグ化に当たると思います。
✅4、ICLへの抵抗感がなくなった
また、泉宮寺豊久の『程度の問題』を聞いてから、ICLに対する抵抗感が妙に消えてしまいました。
ICL(Implantable Contact Lensアイシーエル:(眼内コンタクトレンズ))は、眼の中に小さなレンズを埋め込んで近視・遠視・乱視を矯正する手術です。
(参照:https://senshinkai-clinic.jp/blog/eyes-lens/)
知り合いの方にICLをした方がいました。
施術を受けたことを初めて聞いたとき、なんとも表現し難い感覚がありました。泉宮寺豊久の話を聞いて、それは機械化に対する違和感で、しかし、『程度の問題』と考えると自分がNOTEを外部記憶装置として使っていることと身体機能の拡張という意味では変わらないと思いました。
そう考えた瞬間、ICLに対する抵抗感が妙に消えてしまいました。
✅5、まとめ
科学の歴史は人間の身体機能の拡張、つまり、人間機械化の歴史とも言えます。そう考えると、スマホを常に持ち歩くなど電子的なものに依存している私たちはすでにサイボーグ化していると言えます。身体をサイボーグ化することに対する違和感はサイボーグ化そのものに対する否定的感情ではなく、サイボーグ化する程度への抵抗感で『程度の問題』と考えることができます。
泉宮寺豊久の意見いかがだったでしょうか。
『PSYCHO-PASS サイコパス』の登場人物の発言は過去の哲学者からの引用が多く、泉宮寺豊久の発言もどこかの哲学者にその起源があると思うのですが、まだ見つけることができていません。
ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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