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たまには冒険と本の話を

このところ深くて本質的な話が続いたので、
たまには冒険と本の話をしようかと思います☺️
ブレイクタイムだと思って気楽に読んでくださいね。


コミュ力の高さを築いたものは何か

っていうと、私の場合は冒険。旅。ですね。
切っても切れない深い関係です。
そしてとりわけ、私にはバイブルと呼べる2人の作家への憧れがありました。

1人は、「深夜特急」で有名な沢木耕太郎さん
もう1人は、縁の深いバリ島や旅祭などで実際にお会いしたこともあるロバート・ハリスさん。

この2人は私の中のレジェンドです☺️
はい。
女子なのに相当変わってる・・・。はい。否定しません。できません😅

これがきっかけで色々な国を渡り歩くことになったし、旅行業に従事したりしてね。本当に切っても切れない人生のバイブルです☺️

冒険はなぜコミュ力を上げるのか

冒険ってね、基本1人で行くもんです。
まあ、中には2人とか3人とか男の子の場合は多いかもしれません。

女性の場合は、大体その冒険に乗っかってくれる女子がほとんどいません💦
なので自ずと1人で行くことになります。

ここが実はポイントです。
1人で行くから、人を疑うことも覚えるし人を信じることもできるようになるんですね。

日本にいたら、誰かに質問することは簡単です。
母国語ですし、交番に行けばお巡りさんが親切に対応してくれますし、田舎なら町の人がこぞって知恵を絞ってあれやこれや世話を焼いてくれたりすることも起きますよね。
安心安全、平和の基準がやたらと高い国、それがやっぱり日本だと思います。

でもそんな日本が私にはとっても息苦しかったんですよね😂
息が詰まるほどに、真面目でできなくちゃいけないことがいっぱいあって、便利すぎるから自分の手足で何かをすることも逆に難しくなっててね。

だから若い時分から外国に出たかった。外の世界に行ったら必ず自分とあう人がいて、自分を理解してくれて、何か新しい感覚や物事を一緒に生み出せる可能性があるんじゃないかって、素直にときめいていた。

でもね、冒険っていろいろあるんです。
飛行機も自分でとらなくちゃいけないし、宿の手配も必要、その場所についてもその町の中でどうやって移動するか、何を食べるか、どこへ行って何を見るかも全部全部、1人でやらなくちゃいけない。しかも、母国語ではない言葉が必要。ってきたらね、必然的にコミュ力は上がるようになるんです。

なぜかというと、
せっかくきた冒険の旅で、残念な結果は残したくないからです。できる限りその場所でいろんなことを体験して良い思い出と成長を残したいって無意識に考えるからです。

冒険には名著がつきもの

そしてね、冒険にはその時その場所に合わせた本と音楽がつきものだったりするのです。

私の思い出でいえば、
サイパン島の熱い思い出は、1番北方にある安いコテージと今井美樹の「プライド」とイーグルスの「ホテルカリフォルニア」だったりします。

当時ハマっていたダイビングの帰りにピックアップトラックの後部で聞いたラジオで流れていな・・・とか、夜空の美しさを見つめたときに友人が突然歌い出した・・・とか。
音楽の思い出と共に、
あの船の上で、あのホテルのテラスで、あのビーチで・・・あの本を読んで号泣したな、大笑いしたな、考え込んだな・・・なんていうのがゴロゴロあります。

1人で出る冒険だから、誰とも出会えない、自分1人の夜に何をしたらいいのかわからないでしょ?
だって、私の若い頃っていうのはインターネットも携帯電話も持っていなかった時代なんですからね🤣

だからこそ、冒険の旅が音楽と名著と一緒にあったんだと思います。

今の時代にもしそれをやるなら、私は携帯電話をあえて切るでしょうね。
スマホの電源のオフにして、デジタルデトックスしてしまうと思います。そうしないと本だけに集中するとか、思い出の曲ができるとかってなくなっちゃうと思うからなんです。

ちょっと横道に逸れました。
で、本と音楽がつきものなのはなんでかっていうと、
レジェンドたちが必ず本を持って歩いていたから。
どこどこのビーチであの本読んだっていうストーリーがいっぱいあったから、私もそうやってみようと思った。

そしてその名著が、なぜか偶然の出会いを作ってくれたりするものなのです。

一冊の本が巡り合わせてくれる人

私が旅先に持って行くのは、大方が外国作品が多いです。
「モモ」や「星の王子さま」などの大人向けに描かれているであろう児童文学の名著だったり、アランの「幸福論」だったりヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」
外国でもベストセラーのものだったりいわゆる古典と呼ばれる名著を持って行くことが多いんです。

成田や羽田で国際線に飛び乗る前に本屋で買うような分厚い推理小説は大抵機内で読み切ってしまうので、機内で処分して帰ることが多く・・・。結局手元にも記憶にも残るのは、そうした名著・古典の部類ばっかりだったりするんですよね。

そういう本には世界共通の絵柄が書いてあったり、タイトルが英文字でプリントされていたりするので、「その本いいわよね」と英語、現地語、時には日本語で声をかけられることがよく起こります。

同じものを好きで、同じ国や同じ場所に旅に出てきている(もしくはそこに住んでいる)相手なので話は早く、本当にいろいろな話をすることができて有意義な時間を持つことができます。

そうやって国内外多くの友人を、最短距離で、そして濃い時間を過ごすことで獲得してきたわけです。

だから私は、冒険の旅が好きですし、やっぱりそこへは先ほど書いた書物とともに出向いて行きたくなるんでしょうね。何度も何度も繰り返しどの場所にでも。

冒険は外国旅行にあらず

冒険の話を書いていくと、「あさこさんは外国へ行けるだけの語学力があるから」と自分には無理って決めつけちゃう人が多いんですがね、そんなことはありません。

冒険=外国ではない

からです。
むしろ、場所はどこだっていいですよね。
例えばいつも通過してしまうだけの帰宅途中の駅で降りてみて歩き回ってみるとか、すぐ隣町にある素敵なホテルに泊まってみるとか、いつもは誰かと出なくては出かけないあなたが、1人で今までにやったことのないことにチャレンジするということが冒険なわけです。

だから、身近な場所でも、たった1人で飲みに行くとかご飯に行くことですら冒険になりうるわけです。

とっぴなこと、非日常すぎなくて良い。というところが大きなポイントです。
だからこそ日常の中に冒険の旅の時間を入れることで、あなたが変化していく。新しい刺激を受けてたり、新しいものごを知ることで感覚も感情も開いていく。

だから冒険には出て欲しいかなと思うのです。

みなさんの冒険の話も今度聞かせて欲しいなって思います^^

それではまた次号で。


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