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読書記録。~わたしの休み方~

Elena

『繊細さんが「自分のまま」で生きる本——繊細さは幸せへのコンパス』
武田 友紀・著
清流出版

休み方が分からない。
生産性のあることをしなければ気が済まない。

このnoteで気持ちを綴っていくうちに、”休めない”という課題と何度も直面しました。

下宿ではもちろん、実家でも多少の朝寝坊が怖くてできません。
勉強や料理、読書をしているとあっという間に一日が終わるので、昼寝をする時間もなく。
早起きは朝活できるので構わないのですが、せっかくの夏休みなのに寝不足というのは少し悩ましいのです。

そんな私に、本音に耳を傾けることを教えてくれたのがこの本です。

ハラミちゃんが出演なさっていたのと同じテレビ番組で、HSP(Highly Sensitive Person)について特集があり、私は2階でノートを取りながら必死に観ていました。

ハラミちゃんのエッセイについてはこちら↓

元々、高校生の時にInstagramでHSPについて書かれたコミックエッセイを発見。
その影響でHSPに興味を持ちました。
昨今よく見かけるような、いかにも商用目的っぽいHSP紹介ではなく、純粋に気持ちを綴ったようなコミックエッセイでした。

それでHSPについての特集があるというそのテレビ番組で武田友紀さんを知り、
「繊細さん」関連の本をもっと読んでみたいと思ったのです。
この本は3冊目。高校生の時には既に読んでいましたが、春休み、そしてこの夏に再び読みました。

自分のままで生きるのは、「イヤだ」「つらい」という本音を怖がらないでほしいのです。
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本——繊細さは幸せへのコンパス』p.38
「自分の感じ方がおかしいんじゃないか」「他の人みたいにどんどん進められない自分がだめなんじゃないか」など、自分の感覚を信じきれずにいると、モヤモヤやつらさがあっても「このぐらい平気でいなきゃ」と打ち消してしまうのです。
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本——繊細さは幸せへのコンパス』p.64

本音に耳を傾ける。
大事なことではあるのですが、それ以上に義務感や責任に目が行ってしまい、気づけば本音が分からなくなる。
他者と比較しては劣等感に苛まれて、本音を無視して他者からの評価を優先し続ける。

そうして自分の「もう嫌だ、抜け出したい」を海の底に沈め、見えない所で少しずつ、確実に膨らませてしまう…

この本は、そんな時こそ本音に気づかせてくれるのです。

HSPに関する書籍でよく見かける「べき思考」「すべき思考」といった言葉。
私は「こうしたい!」という思いに先立って感じてしまう「やらなきゃ」という義務感だと捉えています。
そしてこうした思考が本音を邪魔してしまうのです。
私の場合何でも最初に「アレやらなきゃダメだ…!」と感じるので、こうした義務感が「自動思考」になってしまっているのかも。
そして、ちゃんとやらないと、私が存在する意味というか、価値というのを見失うのです。
「こんなこともできないなんて、人間として生きる意味ないなぁ」と。

あまり他者についてこんな破滅的な評価をすることはないのですが…
ちゃんと家のことやらない家族に対して、「どうしてやってくれないの!」と不満に思うことは多々ありました。
今は家族にも家族なりの苦労があることを知っているので、文句は言いません。
言っちゃだめだと思っています(これも「べき思考」)。

そんな私にこの本は語り掛けてくれます。

「”こうしなきゃ”はさておき、いま、本当はどうしたい?」と自分に聞いてあげてくださいね。
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本——繊細さは幸せへのコンパス』p.85

やらなきゃいけないことばかりを考えてしまうけれども、
それを後回しにする、という発想になるほどと思いました。

「アレしなきゃ」という義務感はずっと付きまとうもので、一生消えないのなら、
そこから一旦距離を置いて、今やりたいことにも目を向ける時間を少しでも与えられるのなら、
それだけで、心が休まるのではないかな、と私は思います。

本音に耳を傾けて、本当にやりたいことを思い出す。
頑張るモチベーションと同じくらい、休むことも大事。
休む自分もダメなんかじゃない。

自分を犠牲にしてまで働いて、頑張りすぎてダウンして、
そこまでいっても「まだ働かなきゃ」という姿勢が美徳のように捉えられている。
そのように私は思っています。
だから私も勉強だけをし続けることによって、自分を満たそうと足掻いていました。

その結果満たされることはなく、かえって心が空になってしまったのです。

無理せず頑張る、なんて器用なことは、私にはとてもできないので…
せめて自分の本音に耳を傾けて、やりたいことを少しでもやってみる。
頑張りすぎていると気付いたら、ほんの少しだけ休んでみる。

それくらいのことを、自分に許可できればいい。
「ダメ」ではなく「いいんだよ」と。
今自分に許可を出せないすべての人に、「いいんだよ」と背中を押したいと思います。

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