フランスワインを巡る旅
4年ぶりにフランスに行ってきました。
今回はテーマを定めました。
タイトルはずばり「フランスワインを巡る旅」。
◆
フランスは学生時代に初めて訪れた時、
ひとめぼれのような感覚を抱きました。
それ以降、何度も、何度も足を運んできました。
あるときは地方から地方へ周遊をしたり。
あるときはパリを拠点にして数日滞在したり。
その時の気分やお財布事情で、いろんなスタイルでフランスに滞在しました。
自分でも不思議なことに、何度訪れても全く飽きることなく、
むしろ行く回数が増えるほどに好きになる。
それが私にとってのフランスです。
でも、ワインはまた別。
ほんの少し前まで、ワインといえば「赤か、白か」の違い程度しか知りませんでしたし、深く理解しようとも思いませんでした。
少し近寄りがたい。
自分にはどこか遠い存在でした。
だからフランスに来て、お店に入っても、
自分からワインを選ぶことはまずありませんでした。
(今考えると、なんてもったいないこと。)
そんな私のワインと運命の出会いは、4年前に遡ります。
「フランスで、何かおもしろいことを体験したい」
単に街を歩くだけでは、なんだか物足りない。
もっと地元に密着できる、何かができないだろうか。
そんな思いでたどり着いたのが、
「そうだ、マラソン大会に出よう」
という、これまた少し突飛な考えでした。
マラソンだったら、知らない人同士でも仲良くなれる。
これは数少ないながらの経験則でした。
そんな中、偶然ネットで知ったのがメドックマラソンでした。
そこでおいしいボルドーワインや、
ワイン愛好家のランナーたちに出会うことになります。
「フランス好きなら、ワインももっと学びたいな」
帰国後のフランスロス(造語)に浸る間もなく、
そんな思いがむくむくと湧きあがりました。
ワインの学校へ通うことを決めたところで、
コロナ禍がはじまります。
自由に外に出ることができなくなったことを機に、
家にいる時間を使ってワインの勉強をはじめるようになりました。
ワインの勉強はマニアックながら面白く、
ワインエキスパートも合格することができました。
そして今。
コロナ禍が落ち着いたこのタイミングで、
久しぶりのフランス旅。
この4年間の不思議な?経験から、
旅にワインが加わったのは自然な流れでした。
そしてその結果、ワインのおかげで、旅が一層楽しいものとなりました。
◆
今回はフランスに10あるワイン生産地域のうち、
3の地域で11のワイナリーを訪問してきました。
旅のスタート地点、ニースでテイスティングをしてみたり
シャトー=ヌフ=デュ=パプの畑の周りを歩いてみたり
レンタサイクルでボルドー地方のグラーヴ地区へ足を運んだり
雨のため、急遽現地ツアーに参加したり。
◆
「おいしいワインを飲むぞ」と心に刻んで挑んだ旅は
人との交流も多く、そしてそれだけにいろんなトラブルもありました。
しかし「ワイン」というおいしいものを共有した人たちには、
またいつか杯を交わしたい、なんて思える出会いもありました。
これぞ、ワインの醍醐味かもしれません。
…あれっ。もう先に結論出してしまったかな?
少しずつですが、この旅日記をnoteに更新していきたいと思います。
関連記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?