マガジンのカバー画像

CFP合格

43
CFP®になるためには、何をどのように学習すべきか。 特に重要なポイントがどこなのか、解説しています。
運営しているクリエイター

#CFP

CFP®試験対策は”目標設定”から

 次回のCFP®試験まで約ひと月(※)になりました。追い込みの時期ですね。受験する課目数によらず、効率よく効果的に学習することが必要です。  (※)次回は2013年6月11日、18日です。 学習方法について  私が主催する試験対策講座が個人レッスンである理由は以下の通りです。 ●習得度が人によって異なる ●理解の方法、適切な学習方法が人それぞれ  見て覚える人、聴いて理解できる人、書いて身につく人など、あなたのtタイプをお教えします) ●計算が苦手なひともいれば、文章題

【CFP®】割引率について

CFP®試験でちょくちょく出てきます金融では「割引率」のほかに、複利最終利回りとかスポットレートなどとして出題されることがあります。 ライフプランでは、現価係数とか年金現価係数として出題されます。 不動産では、複利年金原価率やら還元利回りなどの出題があります。 このときの10%(=0.1)のことを割引率と言います。 割引率割引率とは、原価(もとで)を知るために使用する利率(%)のことを言います。 計算式に”1+”とあるのは何故か?と質問を受けることがあります。 割り算

SDGsよりも、ESG。

SDGsにモヤモヤ 以前にも触れましたが、私がSDGsにモヤモヤするのには、いくつかの理由があります。  その理由は、政府の原因があるとも考えられますが、それをヨシとしているのも現状の日本・世界ですよね。  いまさらSDGsについて、云々説明する必要はないでしょうし、私が説明しところで十分な解釈とは言えないでしょう。詳しく説明されているサイトがたくさんあるので、そちらを参考にしてください。 仮に、SDGsを受け入れるとして SDGs17項目を世界標準とし、しかも正当化す

CFP®試験(2022年第2回・第2日程)の出題分析

 2022年11月20日(日)に、CFP®試験(第2日程)が行われました。前記事に続き「出題傾向」「難易度」「時事問題」など、後半3課目について、回答して難易度を確認しました。 リスクと保険▶詳細分析記事  商品知識や経理処理など、定番の問題が続く一方で、例えば ・公的年金や個人年金に係る雑所得 ・長期平準定期の経理処理 ・圧縮記帳 などは、細かい知識が必要、あるいは注意点の理解が必要で苦戦したのではないかと思います。全体的には標準的な出題でしたが、回答順序を決めていた人

CFP®試験(2022年第2回・第1日程)の出題分析

 2022年11月13日(日)に、CFP®試験(第1日程)が行われました。「出題傾向」「難易度」「時事問題」など。さっそく回答して難易度を確認しました。 金融資産運用▶詳細分析記事  全体的として、これまで通り「難しい課目」との印象がありました。一方で、債券に関する出題は、もはや出題者の趣味で出題しているとしか思えないほど、どうでも良い「文章読解力」「数学解答力」を問うものでした。今後の改善を求めます。  外貨建て商品については、相変わらずのマニアックな出題でした。ここ

CFP®であり続けるために

 CFP®資格審査試験(2022年第1回)が終わり、試験問題が公開されたので、自分なりの”解答集”を制作しています。第1日程【振り返り記事】、第2日程【振り返り記事】とも、おおまかな出題構成は変わらず、少しずつ変化や新しいテーマも盛り込まれています。 どの程度の得点ができたか まだまだ講師として活動しても良いかな?と自負できる水準でした。どの課目も”うっかり”があったので、気を付けたいところです。7月下旬にならないと合格点が分かりませんが、どれくらいの水準になるのか気になり

CFP®試験(2022年第1回・第2日程)の出題分析

2022年6月19日(日)に、CFP®試験(第2日程)が行われました。 第1日程と同様、出題内容を確認してみました。 リスク管理▶分析結果詳細(リスク)  計算は定番問題が大半で、読み取りに集中する必要がありました。 商品知識はこれまで通り、損害保険中心の出題でした。 計算問題は、個人年金や収入保障保険の計算がなく、税金関連の計算問題は難易度が低かったように感じました。 読み取り問題は、生命保険商品の商品性について2問、証券から保証額の計算が4問、損害保険の約款の読

CFP®試験(2022年第1回・第1日程)の出題分析

2022年6月12日(日)に、CFP®試験(第1日程)が行われました。 出題内容を確認するとわかってきたことがあります。 金融資産▶分析結果詳細(金融)  過去問演習にどれだけ取り組んでいたか、しくみ・制度をどれだけ正確に理解しているかを問われるものが多かったです。  債券やポートフォリオについては、知識だけでなく、高度な数学(計算)のスキルが求められる出題もあり、「はて?ここまで理解する必要があるのか?」と疑問に感じる部分もありました。  とはいえ、ここ数年の経済・

わたしについて

当事務所についてさかいわげんfp.SOHO https://fp-sakaiwa.com/ 10:00~17:00 通常業務(金曜休業) コンサルティング オンラインスクール 19:00~21:00 事前予約業務(金曜・日曜休業) オンラインスクール お問い合わせフォーム(24H対応) https://fp-sakaiwa.com/contact/ 可能な業務ブログ記事作成 リライト インタビュー記事 その他(実績) 作業環境Zoom / Teams / We

CFP®試験対策は「図解」「図説」で

いよいよCFP®試験が近づいてきました。 確認事項第1日目 6月12日(日) 金融資産 前回総括、試験対策 不動産 前回総括、試験対策 ライフ・リタイアプラン 前回総括、試験対策 第2日目 6月19日(日) リスクと保険 前回総括、試験対策 タックス 前回総括、試験対策 相続・事業承継 前回総括、試験対策 これまで10年ほど、CFP®試験対策の講座を実施してきました。毎回感じるのは、概ね出題内容は変わりませんが、少しずつ出題傾向が変化しているということです。 日本を取

改正で、年金がますます複雑化する理由

これまた、CRP🄬必須!改正年金法(4月1日施行)です。  2022年4月に施行される年金制度改正法は、働き方の多様化にあわせて年金制度を改正するものです。一部、掛金(拠出額)の負担が増える一方で、大切な従業員を雇用できる期間が長くなります。また、従業員はこれまでよりも長く働くことによって、収入のほかにも受給できる年金額が増額できるという選択肢もできました。  継ぎ接ぎだらけの年金制度がさらに複雑になり、安心した暮らしを実現するには、早くから正確で役に立つ情報を得ることが

CFP®の必要性=プロフェッショナルなお金の専門家とは

 2021年もいろいろなことがありました。制限のかかる中でも開催できたオリンピック・パラリンピック、海外でのスポーツ選手の活躍。一方で、残念な事件事故、不透明な政治行政。そして、不安定な景気経済。 自分も周囲の人々も豊かな生活を実現することが大切 日本のFP(ファイナンシャル・プランナー)は、不景気に人気だと揶揄されます。それは、欧米を中心としたFPが投資・資産形成といった”攻めのお金”をサポートする仕事であるのに対し、日本のFPは節約・資産防衛といった”守りのお金”に着目

【CFP®試験】2021年11月試験の合格ラインが公表されました。

きょう、2021年12月22日の午前中、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会において、11月に実施した試験の合格ラインが公表されました。 合格ラインと感想金融 2021年 第1回 28問 第2回27問 2020年 第1回 中止 第2回 29問 2019年 第1回 27問 第2回 27問 2018年 第1回 27問 第2回 29問 2017年 第1回 29問 第2回 29問 過去の出題から、やや時間のかかるものと、定番問題が半々くらい。難易度はさまざまですが、過

CFP®になろう!2021年第2回試験を分析(後半)

11月21日の試験(第2日程)の3課目を分析し、出題内容を振り返ります。後半第2日程は、リスク、タックス、相続です。どれも定番の計算問題が多い課目ですが、今回はさて...。 リスクと保険  従来からの定番問題(とくに「時間のかかる資料読み取り」、保険金受取りに関する計算問題)の出題が減りました。一方、コンサルティングに関する知識・法令についての出題は基本的な事項として必須事項です。また相変わらず、資料の読み取り問題にはかなりの時間が必要なので、「時間配分」「回答順」を決めて