フレックス制度を導入した人事の思い＜株式会社For you＞
こんにちは！株式会社For you 人事の佐藤です！
For youは社員30名程度のスタートアップ企業ですが、2022年7月1日付でフレックスタイム制度を導入しました！
入社をご検討いただいている方や同規模の企業様などの参考になればと思い、今回は導入に至るまでの経緯や、制度内容、導入後のリアルな社内の意見を赤裸々に共有したいと思います。
導入背景
For youでは広告代理事業とタレントマネジメント事業を営んでおりますが、どちらの業務にも共通で日、週、月単位で過重労働が発生してしまう状況があります。
その際に、たとえ法律内であっても心身ともに負担がかかってしまいます。
例えば、撮影が長時間かつ深夜までかかると該当日の労働時間が12時間を超えることもあります。しかし固定労働制であれば次の日も8時間勤務…
「単発であればそのくらいラクショーっしょ！」なんて元気な方もこの界隈多いことでしょうが、それが恒常化するのはやはりいただけません。
何より「クリエイティブな仕事」する会社が「時間に縛られて働く」なんてカッコよくないですよね。
とまぁ、そんなカッコいい理由だけではなく、労基法遵守や安全配慮義務、給与計算の簡略化など副次的な狙いもたくさんあるので導入しましょう。という運びになりました。
制度内容
フレックス自体の説明は割愛しますが、当社ではコアタイムおよびフレキシブルタイムを画像のとおりに定めました。
それぞれの時間設定の意図は以下のとおりです。
早朝、深夜勤務は基本的には負担になるので控えるべき→フレキシブルタイムは8時〜、〜22時まで
フレックス慣れしないうちは自己管理による負担を避けたい→コアタイムは設定する
それぞれが自由に働きすぎることが、お互いの働きにくさにならないように朝の時間は遅くしない→コアタイムは10時〜
ちょっと「労働者のこと気遣ってますよ感」が強すぎるので語弊がないように補足すると、深夜割増も発生させたくないですし、自由に使われすぎて管理コストが増えるのも避けたいですし、会議や全社イベントが組みにくくなるのも避けたいという考えも、それぞれに付随してありました。
また、制度に合わせて運用ルールを次のとおり定めております。
懸念したのは以下のとおりです。
フレキシブルタイムでの会議や業務対応に支障が出る
社員の勤務予定が把握できない
半休使用＋フレックス適用で勤怠管理が複雑化する
「フレックス」の想像よりちょっと厳しく感じる方もいますかね。ただ、導入後に「フレックス導入して生産性上がったよね！これなら安心してフルフレックスできるよね！」と経営陣に納得していただき次のフェーズへ進む狙いであったで、使用者と労働者双方から見てもちょうど良い落とし所かなと思っていました。
ベンチャー人事としての思い
社員は会社の利益のために働き、会社は株主のために事業を営むというのは原則です。ただ、これは社会の仕組みの話だと思っています。
従業員一人ひとりは、自身の幸せのために働くに決まってます。
そのために、給料を上げたかったり、働きやすさを求めたり、大きなやりがいを求めたりするものだと思います。
しかし求めるものを得るためにはやらなければいけないことが発生します。職責を全うすることであったり、営業目標であったり、打刻をするなんてのもその一部ですね。
これらの関係性は「義務と権利」とまとめられると思います。
労働という義務を全うしないものは食う権利を得られません。
私は人事制度を設計する際にこの「義務と権利」のバランスを保つことを注意しています。
今回の場合、社員みなさんの働きによって十分な成果が出ていることに対し、ある程度において働き方の自由度という権利が与えられて然るべきであるためフレックスを導入できました。
ただ、勤務・勤怠ルールが疎かになる社員も見受けられるため、コアタイムの設定により権利を制限することとなりました。
逆に、社員が十分な義務を全うしているのに会社が権利を与えない場合、会社側からすると義務を全うしてないことになりますので、制度の導入や改定で調整します。
このように双方の立場でバランスを保ちつつ正しい労使関係を構築することも大事なミッションと考えています。
一歩ずつでも確実に、「所属している誰もが働きやすい環境づくり」と「企業成長のための生産性向上」の両立を目指して日々精進していきます。
最後に（求人宣伝）
株式会社For youはまだまだ発展途上のベンチャー企業です。
不整備なところもありますし、やらなければいけないことで溢れています。
ただ、この会社をもっとよくしたい。この会社で働いてよかったと思われる会社にしたい。そのために本気で頑張る管理部門（その名もCompany Produce Div.）があります。
そして、さらに管理部門の強化を図るべく「財務経理」「採用人事」「戦略総務」のポジションを積極採用中です。
誰かのために頑張れる、攻めの管理部門にご興味のある方、ぜひお問合せお待ちしております！
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