見出し画像

経皮毒(ヘアカラー)

今回は美容師として。
美容室が沢山あってお店によって扱う薬剤が違うので、私が勤めたお店での経験からのお話です。

 前回の記事の「ブツブツ」の流れで、私の身体に溜まった【毒】のひとつに『ヘアカラー剤』がある。

ずっと専業主婦をしていて美容師の仕事から離れていた私が7年ほど前に再開して、同期の友達が経営する美容室に手伝いとして雇用されることになった。
完全予約制で、友達のお客様だけしかやらないお店で2人体制で営業していたが、スタッフが辞めるということで私が入った。


シャンプーする時に手袋をすると力加減がよく分からなくなるのでカラーのシャンプーもストレートパーマの流しも素手でやっていた。

インターンの頃、毎日何十回シャンプーをしたか分からないが膝から下の掌の上の部分(前回の記事で汗疹だと思っていた爛れた場所)と手の甲が荒れに荒れて痛いのなんの!

ユースキンをつけて手袋をして寝ていた。そのうち慣れて表面には出てこなくなったけど、今思えば内側に溜まっていたんだとわかる。
ロッドが巻けるようになるとパーマ液が指の間に溜まりいちいち洗っていられないのでそこが荒れる。指もぱっくり割れてその割れ目に薬液が入る。
美容師は皆そうだったから、当たり前だと思ってやっていた。

当時はソバージュが大流行で、今みたいな大きなロッドを数本まくってのではなくひたすら何本も細めのロッドをまく。
ばあちゃん達はいわゆる「おばちゃんパーマ」が当たり前で、パンチパーマなの?っていう全頭巻き。
カットができるようになると、シャンプーもパーマもアシスタントがやるので手荒れが少なくなる。
私は28歳で美容室を辞めて専業主婦になったので、その頃の手荒れはそれほどでもなかった。ように見えていた。指紋は消えてはいたけど。

ここまで読んで頂いて気づいてもらえたでしょうか?

そんなに手が荒れるものを頭に付けるんです。カラー剤に関しては直接頭皮に付けるんです。つけてすぐ流す訳ではなく30分前後放置します。
ここ数年の流行りのカラーは一回白くなるまでブリーチしてから色を重ねています。

それを施術する美容師さんは、このカラー剤には美容液が入ってるからとか痛みにくいからとか言うかもしれません。それはディーラーがそう言っているのかもしれません。

嘘では無い。いいものは入っているのかもしれない。でも、そのカラー剤は「アルカリカラー」で、1剤と2剤を混ぜて使う。
2剤は髪の色を抜く作用がある。2剤を混ぜなければ染まらない。

髪の色を抜くということは、髪の内側の栄養も抜くということになる。皮膚を溶かす作用があるアルカリカラーは【経皮毒】として体内に蓄積される。

私は元々皮膚が弱く、アルカリカラーもパーマ液もかぶれるのでなるべくやらなかったが、一度メッシュが流行った時に10トーンのカラーでウィービングをした。
ウィービングというのは髪をところどころ摘んでアルミ箔で包むので頭皮にはつかない。

が!
なんと、シャンプーをした時に流れてついたカラー剤に反応して頭皮が痛くて痒くて頭皮が剥がれてフケ状態になって落ちた。

仕事だから当たり前にやってきた事で「合わない人もいる」くらいにしか考えずにやっていたけど、経皮毒について学ぶほど怖くなった。

40歳を超えて白髪世代に突入して染め始めると月に一度は染めないと根元の白髪が目立ってくるから染めずにいられない。
実は白髪が増えているからなのです。

髪は頭皮から生えるので頭皮が健康でなければ老化が進み、抜け毛が増え癖も出て痩せてきます。髪は切っても痛くないので【ヘアケア】という括りで『髪にいいものをつけると艶が出る』と思っている人が大半のようですが、大事なのは【頭皮】です。
いや、頭皮だけでなく【身体の内側】です。

友達の店は早い施術をモットーにしているので、アルカリカラーが基本。
コロナ禍のアルコール消毒の影響もあり、1年後には両手両腕全体がかぶれた状態になり膿や汁が出て寝ている時に無意識にかいていました。医者に行くとステロイド入の軟膏を出され、友達にも勧められ。ダメだと分かっていても耐えられないので塗る。
一向に治る気配はなく、悪くなる一方。

シャンプーも手袋をしていたけど、ある日ちょっとだけカラー剤が顔に飛び、瞬く間に顔全体がカブれた。

彼女のタバコの煙に直で当たるのも、外食に連れていかれるのも時給1000円で交通費無しで全ての事をやるのも嫌になり3年で辞めました。限界でした。

その後、ステロイドを抜くために塩とアロエ軟膏を使い常に綿の手袋をはめて過ごし1年後にはかなり綺麗になりました。

今も個人で美容師やってますが、ヘナカラーにしています。パーマは縮毛矯正をどうしてもかけたいと言う人だけ。2年目に一度(笑)

それでもお客様の頭皮から出た老廃物をシャンプーの時に触ることになるので施術したあとはプツプツが出て痒くなります。

シャンプーもトリートメントも天然成分配合ではなく、【完全天然成分】で作られたアミノ酸シャンプーを使っています。

『アロマのやさしさ』というシャンプーなのでご興味ある方は検索してみてください!

長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊
ちょっと愚痴入っちゃいましたがお許しを🙏

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?