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不眠になったのは

一昨日寝付けず、2時間ほどしか寝ていなかったので昨日は21:30にはウトウトしてテレビを見ていた。娘は勉強道具を出した直後に「眠い。やる気しない」と言うので「寝よて。明日の朝勉強せー」と、21:44に布団へ。

先に天使ニャンが私の布団でスタンバっていて、マイナスイオン効果もあり2人とも速攻で眠りについた。


私が眠れなくなったのはいつからだろう?

「不眠症」とか「鬱病」とか、今ほどメジャーじゃない頃。上の娘が産まれたのが、今日で23年と半年前。
夜泣きはそれほど大変じゃなかったけど、3時間置きの授乳に始まり、生後2週間での不明熱、2ヶ月後の川崎病、3歳でリンパ管嚢腫、4歳の時のアデノウイルス、4歳までに4回の入院。

当たり前だけど、付き添い入院。
初めての子供で、何が何だか分からない。しかも誰も付き添いを代わらない。
ショックで母乳が出なくなった。溢れていたのに。

『母乳で育つと免疫があるから6ヶ月までは病気にならない』なんて言われていたけど、そんなことは無いのだ。ということを私が実証した。

子供の授乳が終わっても、寝返りをした時に布団がかかっているかとか、ふと目が覚めて朝まで熟睡なんて出来ない日が続く。


5年半後に下の娘が産まれた。

上の娘は自分が通らないと大暴れで、言葉では表せないほど大変だった。

そんな中、ベビーベットですやすや眠る下の娘。お腹の中から全てを見ていたんだろうな。

上の娘が幼稚園に行っている間、私のお乳を離さず「どんだけ飲むん?枯れ果てるわ」ってほど母乳を沢山飲み、夜は一切夜泣きせず6時間も寝る。逆に心配になるくらい。

夜中の授乳の癖で度々起きていた事に加えて、上の娘を育てることに必死。

「神様!なんで私なの?私、まだそんな器じゃないよ。この子を育てられるほど大きくないよ( ᐪ꒳ᐪ )」と、声に出して泣いていた。

下の娘は私を助けるために生まれてきてくれたんだと生まれた瞬間に思った。

全く眠れない

24時間眠れない事なんてザラだった。

眠れなくて、眠剤を飲んでいるという人が周りに沢山いた。安定剤とかも。

私はそれを否定していた訳では無いが、自分が精神科とか心療内科とかに魅力を感じなかったので行かなかった。

私の母も何かって言うと「眠れなくなってさあ!」と言う。大丈夫。眠れている。でなければこんなに綺麗で元気な86歳にはなっていない。

好きな人の言葉

『笑っていいとも』だったような気がするが、ゲストで出ていた松下由樹が「眠れない時ありますよ。そんな時は寝ようと思っても眠れないので起きちゃいます。起きてパソコンやったり、手を動かします」みたいなことを言っていた。

天海祐希に次ぐ、私の大好きな女優さんの言葉にすっかり私も同じ気になり、真似したがる。

娘を寝かせてから、やっとひとりの時間。ドラマを見るか、友達と電話で話す。

その後、布団に入ってもなかなか寝付けない。ああー、また寝れない。とりあえずトイレ行くか。

もう3時だ〜。もういいか。起きよ。

そんな時に私がやっていたことは洗面所を磨くこと。何故かそれがやりたくなった。

そういえば、高校生の頃、台所のガスコンロの三徳を磨いたり、急に綺麗にしたくなる時があった。母が後ろから「あんた、生理だ?」と聞く。

エッ!なんで分かるん!見た?

「あんたってさ、生理になるとコンロ磨くよね」って!全く無意識にやっていること。


洗面所を磨いている時にいつも浮かぶのは、『金さん銀さん』
「金は100歳!銀も100歳!」って言葉じゃなく(笑)

金さん銀さんて、2日間起きて2日間寝てるって言ってたじゃん。じゃあ、大丈夫か。

と、謎に安心しながら鏡を磨く。

最長で38時間眠れなかった時を経験しているので(それは失恋でだから素敵な思い出♡)
いつかは眠れることを知っていて、今寝なくてもいつかは寝れる。と思うようになっていた。

私が365日、24時間起きていると思っていた上の娘と前夫は自分の都合で私を起こす。

上の娘は夜中の2時、早寝早起きの前夫は朝の4時に「ねー!ママ!あれはどこにあんの!」

お前たちは私が眠らなくてもいい生物だと思っているわけだな。よくわかったぞ。


ということで、彼らとオサラバして10ヶ月。

小さい時から食いしばりで寝付けなかった下の娘も、天使達も、私も、よく眠れている。眠くてコックリするなんていう幸せ感を何年ぶりに味わっただろう、、、

たまに寝付けない日があるのはドンマイ♡そんな日もあるさって思うくらいになった。

睡眠は何よりも大事!

あ、そういえば「ぐっすり」って、眠る時しか使わないよね?「Good  sleeping」の略?









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