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『臥床』と『離床』を深める~脳卒中リハビリへの応用と臨床実践~【サブスク】
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自己紹介
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ルイ(Louis)さんが運営している《forPT》で、
ライターをさせていただいている
「やまもと」と申します。
今回は、脳卒中発症後に起こる身体への影響について。
ベッド上で寝ている(臥床)時間が長くなった時のデメリットや、
座位・立位など離床していくことのメリットについてまとめました。
10000文字以上で、
盛りだくさんな内容となっています!
文字での解説だけでは、わかりにくい部分も、
スライドも15枚以上作成して、
読みやすくなるように工夫しました。
わたしの臨床経験に加えて、
文献や書籍も数多く参考にしました。
参考にした文献や書籍は、
あとで確認もできるように、
リンクを貼ったり、文献・書籍として
まとめてあります。
ここだけの学習だけでは終わらずに、
『学習のきっかけ』となれば大変うれしく思います。
※このnoteを読むだけでも、
すごく勉強になると思いますが。笑
脳卒中リハビリを中心に発信しておりますが、整形疾患や廃用症候群に対してリハビリを行う方にも、応用できる内容になっています。
それでは、早速、はじめましょう!
脳卒中ガイドライン2015
みなさん、『ガイドライン』はご存じでしょうか。学生さんや新人療法士の方々は、知らない方も多いかもしれません。
臨床研究についての書籍には、ガイドラインについて、以下のように記されています。
ガイドラインは「医療者と患者が特定の臨床状況での適切な診療の意思決定を助ける目的で系統的に作成された文章」と定義されています。
書籍:理学療法NAVI 臨床の”疑問”を”研究”に変える 臨床研究first stage
網本和 高倉保幸 編 医学書院(2017)
ここでは、深くは触れませんが、ガイドラインは、リハビリテーション(以下、リハビリ)を提供する臨床現場では(実習においても)、知っていて損はないと思います。
さまざまなガイドラインのまとめは、
医療機能評価機構のデータベースを
のぞいてみてください。
https://minds.jcqhc.or.jp/
話を戻しますが、脳卒中リハビリのガイドラインである『脳卒中治療ガイドラン2015』を確認してみると、脳卒中リハビリにおいては、十分なリスク管理のもと、発症後早期でのリハビリテーションが重要(グレードA)であると述べられています。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37915925/picture_pc_1e60608a41c2d89b07b3c327e63dc42f.png?width=800)
早期のリハビリが重要であり、
早期の座位・立位・装具を用いた歩行練習などが
大切であることが、
ガイドラインに記されていました。
それでは、『なぜ、早期の離床が必要なのか。』
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37916057/picture_pc_ebeadd140d1542952259be8b90428bba.png?width=800)
早期のリハビリテーションの開始によって、
予後にも影響を与えることもガイドランに記されています。
臥床(寝ている)期間が長くなった時に起こる、
身体への影響について考えてみましょう!
廃用症候群について
急性期~回復期リハビリでの早期には、筋力低下や関節拘縮、体力の低下など、二次的に生じてしまう、廃用症候群の予防が必要です。
廃用症候群を調べてみると、『脳卒中発症後に、安静の臥床が続くことで、活動性や活動量が低下することによって起こる二次的な障害』のこと、とあります。
若林による文献には以下のように記されています。
臨床で使用する評価でみてみると、
Functional Independence Measure 115点以下
(機能的自立度評価表 以下、FIM)
もしくは
Barthel Index 85点以下の状態のことを
廃用症候群としている
文献:高齢者の廃用症候群の機能予後と
リハビリテーション栄養管理
若林秀隆 静脈経腸栄養 Vol.28 No.5 2013 p.1045-1050
新人療法士の方で、急性期・回復期病院で
働いている人たちは、
こう思ったのではないでしょうか。
FIMが、115点以下って、
入院中の患者さんはほとんど当てはまるじゃん!と。
そうなんです。笑
病院やクリニック、施設や在宅で関わるであろう高齢者には、そもそも廃用症候群が起こっていると思いながら関わる必要があります。
だから、それ以上の廃用を進めないためにも、脳卒中発症後には、早期での離床が必要となってくるんですね。
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