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【シリーズ累計700万部】中華圏ベストセラー人生エッセイの邦訳版がついに刊行されます。

こんにちは。フォレスト出版・編集部の美馬です。

突然ですが、あなたは「自分らしさ」ってなんだと思いますか?

「自分らしく生きる」ってどんな生き方だと思いますか?

他人の目を気にして、「……であるべき」だとか「ふつうは……」とか、自分でもよくわかっていない世間の常識に振り回されていないですか?

自分が本当にしたいことや、感じている本当の気持ちを押し殺して生きるなんて、そんなの超絶もったいないと思うんです。

「自分らしさ」って何だろう? と思ったあなたにぜひ読んでほしい1冊があります。

11月新刊『私をやめたい。でも今日くらいは笑ってみる』(蔡康永・著/森美樹・監訳/長井由花・訳)です。

本書は2018年に台湾で刊行された『蔡康永的情商課 為你自己活一次』(原題:心のレッスン 今日からは自分のために生きる)の邦訳版。

台湾をはじめ中華圏でテレビ番組の司会業や作家業など、マルチに活躍している著者・蔡康永(ツァイ・カンヨン)が、身の回りで起こったさまざまなエピソードから自分らしく生きるためのすべを教えてくれています。

たとえば、ひとたび怒りの感情にのまれると、爆竹のようにまわりに当たり散らかす人がいたとします。

そんなときは、自分が氷の魔法使いになったつもりで、ごうごうと燃え盛る
怒りの「火」を消していくイメージをするといいと言います。氷の魔法でも、身を隠す忍術でも、瞬間移動の超能力でも、なんでもいいのです。

これが、自分の感情を深く見つめて、振り回されないようにするための第一歩になります。今日からあなたもモヤモヤとしたら、お気に入りの魔法の力をイメージしてみてはいかがでしょう。

また、「自分を変えてみたい!」と思ったときに大事なのは、「見る力をつけること」だと言います。

見る力がつくと、人生における一番大切なことに気付くことができて、気にしなくてもいいことには振り回されなくなります。

たとえば、世間の常識や他人から言われたこと、SNSの情報に対して、あえて、あげ足をとって、ツッコミを入れていきます。そうすると、「そうありたい」「そういうふうに生きたい」と願う、あなたの姿が浮かび上がってきて、

「あなたが本当にしたいことは何か」
「あなたは本当は何が好きなのか」
「あなたはどんな状態を望んでいるのか」

すべて明らかになっていくのです。それはつまり、「人生を楽しむことができるようになる」ということ。

「でも今さら……」なんて、思う必要もなし! 本書は、いつ始めても遅くない「『心』を知るための本」といっても過言ではありません。

しかも、その方法は決して難しいものではなく、自分に優しい「魔法」をかけていくような、そんな気持ちになれる本。

あなたを変えるのは、あなただけ。
あなたを救うのも、あなただけ。

ぜひ、本書を読んで、自分らしさを見つける冒険に出てみてはいかがでしょうか? 刊行直前に、またあらためてこの場で本書の内容を詳しくご紹介していきます!

▼最後に、著者・監訳者・訳者のプロフィールと目次をご紹介。

【著者】蔡康永(ツァイ・カンヨン)
台北生まれ。中華圏で最も有名とされている番組司会者および作家。彼が司会を務める番組「康熙來了(康熙が来る)」は毎年15億回以上のクリック数と視聴数を誇る定番番組となっている。音声プラットフォーム「Ximalaya」で配信している心の知能指数オンラインレッスンは、中華圏における全ての心の知能指数関連のコースの中で最も売れている。さらに、中国最大のソーシャルプラットフォーム「Weibo」ではファン数が3,000万人を超え、初代「King of Weibo」に選ばれた。また、中国最大のオンライン書店の1つである「博客來」では、『鬼滅の刃』(集英社)の作者・吾峠呼世晴氏とならび、ベストセラー作家に選出されている。主催した初めての朗読プログラムでは、日本の古典漫画を多数紹介。初めて司会を務めたインタビュー番組では、多くの日本の著名人にもインタビューをするなど、長年にわたり、中国のリスナーに日本文化の素晴らしさを情熱的に紹介してきた。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)では、映画制作の修士号を取得しており、司会業と執筆業に加えて、ファッションデザインや芸術創作にも携わり、さまざまな分野に広く深い影響を与えている。

【監訳者】森美樹(もり・みき)
1970年、埼玉県生まれ。1995年、講談社にて少女小説家デビュー。恋愛小説を7冊出版したのち休筆。金融業、医療事務、占い師のアシスタントを経て、2013年、新潮社R-18文学賞にて読者賞を受賞。著書は『主婦病』『私の裸』『母親病』(以上、新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)。参加アンソロジーに『黒い結婚 白い結婚』(講談社)がある。小説のほかにエッセイやコラムの執筆も行っている。タロット占い師としても活動中。

【訳者】長井由花(ながい・ゆか)
お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科 中国近現代文学専攻 博士後期課程単位取得後退学。復旦大学大学院にて外国人のための中国語教育(3年制科学碩士)を学ぶ。人文科学修士(お茶の水女子大学大学院)、対外漢語教育修士(復旦大学大学院)。大学在学中に台湾留学の経験がある。日本の大学院在学中、複数の大学にて中国語非常勤講師を務めていた。現在は友人知人からの依頼があった際に、翻訳等中国語に関する業務を行っている。

【本書の目次】
日本版まえがき——三年のときを経て
まえがき
◎あなたの世界に、あなたはいるのか?
◎あなたを惑わすピントのずれた言葉
◎あなたらしく生きるための方法
◎人生における一番大切なことに気付かせてくれる力

第1章 ありのままの自分と対峙する「分身」の存在
◎ラベルで覆われた心の鎧を身にまとっている
◎心が戦闘モードになってしまう理由
◎あげ足をとってラベルの取捨選択をする
◎「自分らしい」自分って何?
◎自分と向き合うことが「自分らしく」生きるための第一歩
◎心のドアを閉めるスキルを身に付ける
◎自分と向き合う最高のチャンスはこうして生まれる
◎最強の助っ人は自分の中にいる
◎自分を見失いそうになった時、感情を打ち明けられる唯一の人
◎感情の絶対的な傍観者「分身」
◎分身が未来の自分を教えてくれる
◎分身に使わせたい魔法の言葉「どうして?」
◎思考と心の状態をごちゃまぜにしない
◎自分思いの分身は、むやみに慰めてはくれない

第2章 感情に振り回されないために「心」を知る
◎感情を感じ分けて、心の引き出しに収納する
◎感情にはあなただけの名前がある
◎人生に後悔がなかったとしたら?
◎「後悔」は「希望」に変わっていく
◎感情を表現する言葉がなかったとしたら?
◎自分とは何か? 自分だってわからないもの
◎抽象的なものこそが「自分」をかたち作る
◎感情が入り乱れる現代で、あなたを救うとある知恵
◎子どもを惑わせる「いい子」という呪い
◎大人が押し付けてきた理不尽なレッテル
◎ある感情が芽生えたら「触れて」みる
◎感情に「触れる」ための3つの問いかけ
◎本当の誠実さは、自分に誠実かどうかで決まる

第3章 どんな感情も味方にする「魔法」みたいな生き方
◎人生が、嫌われ役の登場しないドラマだったら?
◎「怒り」に隠されている防衛本能とは?
◎感情を操る最強の魔法の力
◎怒りの支配から抜け出す、とっておきの魔法を見つけよう
◎言葉は祝福にも呪いにもなる
◎ネガティブな感情の本当の役割
◎「死」と向き合うことは、ポジティブかネガティブか?
◎映画になくてはならない感情とは?
◎「喪失」に直面した時に頭の中で起こっていること
◎赤ちゃんが涙を流して泣く理由
◎背中を押してくれる最強の問いかけ
◎自称「普通」の人たちも、見えない「決まりごと」に侵されている

第4章 「生」を全うするために人生の在り方を考える
◎誰かと比べてしまう、自己嫌悪の原因とは?
◎コンプレックスは「理想の自分像」から生まれる
◎「理想の自分像」基準から「自分らしく生きる」基準へ
◎つまらないから退屈するのか? 退屈しているからつまらないのか?
◎生きていることを実感するために必要な感情
◎「むなしさ」が人生に与える影響とは?
◎いつも主役でなくていい、脇役になっても大丈夫
◎人生の過程を面白がることが「むなしさ」を埋めてくれる
◎心と体はいつだってあなたを応援している
◎「休憩してもいい」という心からのシグナル
◎キッチュな感情は、キッチュな自分を生み出す
◎キッチュが引き起こす、面白くも恐ろしい状況
◎突然現れるよく知らない自分の正体
◎植物も人間も、鉢の大きさ以上には成長できない
◎広い世界を感じる力を身に付ける

第5章 自分らしく生きるための「幸せ」の考え方
◎子どもの人生を縛りつける、歪んだ親の正義感
◎自分が幸せかどうかの判断基準の見つけ方
◎「成功」と「幸せ」のどちらかを選ぶとしたら?
◎幸せを感じる感覚は、誰にでも平等に与えられている
◎偽りの自分を認めると失ってしまうもの
◎自分を騙す「心のゲーム」の勝者になる
◎何かのせいにした時、自分らしさは消えてしまう
◎感情を実況中継する「自分チャンネル」を開設する
◎人が変わっていくのはいたって自然な現象
◎過去に執着するのは、川の水を塞き止めているのと同じこと
◎人が変化を受け入れられない理由とその対処法
◎思い通りにいかないから人生には味がある
◎あなたを変えるのは、あなただけ。あなたを救うのも、あなただけ。

訳者あとがき

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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