新米編集者よ、へこたれるな!
こんにちは。
フォレスト出版・編集部の美馬です。
前回の投稿に引き続き、初の担当書籍づくりについて現状をレポートしたいと思います。
前回は、細かいミスが積み重なり、関係者の方々に迷惑をかけてつらい! というような悩みを書き連ねてしまいました。自責の念に駆られて夜も眠れなくなりそうだったので、「だって初めてだし。知らなくて当然だし。次から気をつければいいし」なんて、ひどく傲慢なことを考えるようにしている今日この頃です。
さて、2週間後にいよいよ校了を迎えようとしていますが、今朝、新たな理由で気分はどん底に突き落とされました。
校正者の方から、初稿ゲラのチェックが戻ってきた(ざっくり言うと、初稿ゲラができる→校正者に誤植や表現に問題がないかなどをチェックしてもらう→1週間程度で戻してもらうという流れ)のですが、単語選び、表現の仕方、言い回しなどなど、訂正しなければならない箇所が大量にありました。
覚悟はしてたけどここまでか・・・・・・!
とがっくりです。
校正者は、編集者や著者以外で初めてこの本にじっくりと向き合ってくれる、言わば1人目の読者になります。 つまり、校正者の気づきや疑問は、これから本を購入してくれる読者の気づきや疑問ということです。
読者に"伝わる"文章になるようにと編集作業を行なった”つもり”だったのに、全く"伝わる"文章になっていなかったことに、不甲斐なさで胸が締め付けられる思いです。
そう言えば、私がフォレスト出版に入社してから初めて投稿した記事で、『「本をつくる」という仕事』(稲泉連/筑摩書房)から校正者の想いを取り上げたことがあります。
以下、校閲者の矢彦孝彦さんを取り上げた一節です。
この時感じた気持ちをすっかり忘れて、文章に向き合ってしまっていたのかもしれません。ここは傲慢にならずに、丁寧にやりなさい! と自分に言い聞かせなければなりませんね(笑)。
それでは、今から初心に戻ってもう一度原稿に向き合ってきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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