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【ビジネス】●●すると、ブランディングとなる

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

あなた自身や商品、サービスをお客様に提供する際、商品やサービスの質が高いのは大前提で、お客様は「誰(どの店)から買うか」を重要視していることを忘れてはいけない――。

いわゆる「ブランディング」です。

ブランディングの重要性は、ビジネスを成功に導くのに必要不可欠なことはもはや常識であり、今さら何を言っているんだと思う方も多いでしょう。

では、具体的にどのようにブランディングを構築していけばいいのか?

今まで3000人以上の副業をコンサルタント、サポートをしてきた副業経営コンサルタントの小椋翔さんは、好評新刊『最短で最高の結果を出す 副業バイブル』の中で、「あることをすると、ブランディングとなる」と主張しています。

今回は、そもそも「ブランディング」とは何かをお伝えしながら、その「あること」について、同書の中から該当箇所を一部抜粋・編集してご紹介します。

あなたは世の中で何と呼ばれたいですか?

 いきなり皆さんに質問です。
「ブランディングとは何でしょうか?」
 ブランディングって何と聞かれて、すぐに明確に答えられる人はあまりいないかもしれません。自分をブランド化することとか、自分をブランドとして売り出すこと、といった認識を持っている方が多いと思いますが、この際ですからブランディングとは何か、はっきりさせておきましょう。
 ブランディングとは、「あなたが周りから何と呼ばれたい(言われたい)か、思われたいか」です。これが、ブランディングのすべてといってもいいくらいのエッセンスです。
 どう呼ばれたいか、どう言われたいかというと、ちょっと漠然としていますね。
「ビジネスが上手だね」とか、「人材育成が上手だね」とか、もちろん、そういった褒め言葉をもらいたい、でもいいですし、それもブランディングにはなるのですが、皆さんに目指していただきたいのは、「●●といえば、あなた(またはあなたの会社)だよね」という言葉。これが最強のブランディングになるのです。
 例えば、iPhoneを例に取りましょう。iPhoneは、世間の人々から何と言われているでしょうか。「スマホといえばiPhoneだよね」という言葉はよく聞きますし、実際にそう思っている人も大勢いますよね。この時点で、すでにiPhoneのブランディングは大成功しています。
 私でいえば「写真の学校だよね」とか、「副業ビジネスの講師だよね」なんて言われたら、ブランディングは大成功です。
 つまり、ブランディングとは、自分が周りにどう思われたいかという「アイデンティティ」の問題なわけです。アイデンティティは、他人が作ってくれるものではありません。自分自身で築き上げることができ、また、コントロールすることができるものなのです。
 ですから、自ら進んで意欲的に、「人からどう思われたいか」という理想像を明確にし、それを自分のアピールポイントとして売り込んでいくべきなのです。もちろん、これは、個人としてのあなただけでなく、あなたの会社や、あなたの商品やサービスにも当てはまることです。
 ブランディングに成功すれば、世の中にあまたある商品やサービス、企業の中から、お客様があなたのことを選んでくれるようになります。逆にブランディングができていないと、あなたはその他大勢に埋もれてしまうでしょう。

「自分がどう思われたいか?」を7つ書き出す

 ブランディングを行う上で、まず注意点として、「自分がどう思われたいか」というポイントを、7つ書き出してほしいのです。1つや2つでは足りません。自分自身のブランディングを例に挙げますと、このようになります。
 私、小椋翔は、経営コンサルタントとして年商80億円の社長から普通の主婦の方々まで数々の売上に貢献した実績があり、また、ダイエット検定1級を所持する健康オタクで、3年間で全国に800名の生徒を送り出したカメラマン養成所の学校長でもあります。そして、毎月家族旅行に繰り出す3児の父親であり、これまで最も多いときで従業員30名以上を抱える会社の社長を務め、合計3社を経営し、年間1000万円ほど自己投資をしながら経営や人生を学び、週5~7日間休みながら、ビジネスはほぼ信頼できる人に委任しつつ、プライベートに秘書をつけたので公私ともに効率的に過ごすことができています。最近では世界中を仲間たちと冒険しながら、経営をコンサルする「冒険団」という活動を行っております。その他、元々はプロのミュージシャンでもあり、コピーライターとして活動したりもしていました。
 こういった感じでしょうか?
 あなたもこんなふうに、思いつく限り、自分が人からどう思われたいかを書き出してみましょう。商品やサービスについても書いてみましょう。そして、こういった「優位性」や「強み」を明確にしたら、それをSNSやブログ、あるいは名刺などに書いて発信していってください。
 そうすることで、目の前のお客様だけでなく、今、あなたの目の前にはいない人々(潜在的なお客様)にもあなたの存在が伝わっていくようになります。

商品・サービスのブランディングで、
やってはいけないこと

 商品やサービスのブランディングという点では、「売りっぱなし」をやめることが重要です。商品を売ったら売りっぱなしの企業が多い中で、売った後に買ってくれたお客様に対して他社よりも多くの価値を提供することで、それがブランディングとなるのです。そして、ブランディングが上手くいけば、口コミで一瞬にして広がり、さらにそれがどんどん波及していきます。
 それでは、早速、あなたが他人から「どう思われたいか」という部分、つまりあなたにしかない強みや優位性を、7つ書き出してみてください。

制限をかけると、ブランディングとなる

 今後、あなた自身や商品、サービスをブランディングしていきたいのであれば、「制限をかける」ことが重要になってきます。制限とは、ブランディングをする上で「しないこと(やりたくないこと)」を決めることです。
 スティーブ・ジョブズがこれだけ世の中に有名になったのは、とにかく「最高にカッコいい」と呼べるものが生まれるまで、とことん「NO」と言い続けたからです。
 まだ副業で成功していないから、例えば報酬の安い仕事や、誰にでもできる仕事に対しても、思わず「YES」と言いたくなる気持ちはわかります。
 ただ、それを「NO」と言えば、どうなるかも考えてみてください。そういった結果として、短期的な目線ではなく、長期的な目線で自分と自分のビジネスがどうなっていくかを想像してみましょう。
 時間はかかるかもしれないけれど、あなたの価値はどんどん高まり、あなた自身のブランディングはどんどん成功していくで
しょう。
 商品に関しても、お客様にすべてを提供したくなる気持ちはわかりますが、制限をかけたほうが価値は上がっていきます。

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 例えば、フェラーリのとある限定車の場合、正規ディーラーのフェラーリを5台以上所有している人しか購入することができないというシステムになっています。
 つまり、6台目でようやく、この限定車を購入できるというわけです。それは、簡単に転売をしないよう、顧客にブランドへの忠誠心を問うためという理由があるそうです。この限定車は、当然の結果として、購入した時点から価値がどんどん上がっていくそうです。
 このように、ブランディングにおいては制限をかけたほうが価値は上がりやすく、上手くいきやすいのです。制限の例をもう少し挙げましょう。

▼限定品(リピーター様限定など)
▼時間制限
▼入場制限
▼年齢制限
▼地域限定

 あなたは、どんな「したくないこと」を明確にし、商品にどんな制限をかけていきますか?

今回ご紹介した、副業経営コンサルタントの小椋翔さんの新刊『最短で最高の結果を出す副業バイブル』では、

【主要目次】
第1章 副業で成功する人と、しない人との圧倒的な違い
第2章 これからの時代を生き抜くための副業
第3章 副業0日でも簡単に利益を出す方法
第4章 あり得ないことをすればあり得ないほどお客様が来る
第5章 実際に年間1億円売り上げた話
第6章 ブランディングって何?
第7章 リピートしたくなる消費者心理
第8章 副業0日でも一瞬で売り上げられる副業入門テクニック

著者の小椋さん自身が培ってきた経験や知識、知恵、今まで3000人以上を救ってきたコンサル経験から導き出した、副業を成功に導く上で絶対に外せない思考法&実践法の重要エッセンスを凝縮した1冊となっています。興味のある方はチェックしてみてください。

〈著者プロフィール〉
小椋 翔(おぐら・しょう)

副業経営コンサルタント。株式会社コトノ葉代表取締役。現在3社経営。1983年、大阪府八尾市生まれ。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。全国どこにでも出張する撮影サービスとして好評を呼ぶ。そこからフィットネスクラブ、飲食店を開業し従業員を多いときに30人以上まで増やす。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」を全国で開始。たちまち人気講座となり、受講生の中には月に100万円以上を稼ぐカメラマンも多数輩出。また、経営コンサルタントとして、3000人以上に経営コンサルを実施。ごく普通の主婦から、年商80億の社長までコンサルし、受講生は、ネット物販販売、パーソナルトレーナー、ヨガ講師、サロン系(カウンセラー、美容系)、教育系セミナー講師(オフライン、リアルとも)など多岐にわたり、その再現性の高いノウハウは高評を得ている。著書に『副業するならカメラマン』(フォレスト出版)がある。

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