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【Webサイト】無理強いせず会員登録を促す仕掛け|会員登録エスコートメソッド

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

会員登録をしてもらうことは、ネットショップなどにとっては、とても重要ですよね。

しかし、そう簡単に会員登録をしてくれません。どこのサイトでも会員登録を促され、「会員登録すると、何かがもらえる」という誘導に、正直ユーザーは慣れきっています。「会員登録したらたくさんメルマガが届くから、嫌だな」と思い、会員登録しないケースは、私にもよくあります。

「だから、会員登録してもらうのは難しいですよ!」というネガティブな話をするつもりではなく、考え方を変えると、意外と登録してもらえると主張する人がいます。

10年間で、10倍売り上げるページを1万ページ以上を制作してきた圧倒的な実績を誇るWEBデザイナー&ディレクターの野口哲平さんです。

今回は、野口さんが著書『売れるWEBデザインマーケティングの法則』の中で提唱している「会員登録エスコートメソッド」を公開します。

 人は、「自分がそうしたい」と思ったら、手間を惜しむことなく実行します。その心理を踏まえて会員登録へ誘導すればいいのです。
 具体例があるほうがわかりやすいと思いますので、あるオンラインショッピングサイトのリニューアルの際に実際に結果が出た方策を紹介します。
 まず商品を購入する前は、どの商品にしようかなと考えますよね?
 そこで気に入った商品を見失わないように「お気に入り」に保存できる機能をつけているサイトをよく見かけます。
 まぁ、ここまではよくある話で、これだけで会員登録が増えることはあまりないでしょう。ですので、ここからもうひと工夫します。
 PCでお気に入り登録した商品を、移動中の電車でスマホで見ようとすることもありますよね。
 そのとき、デバイスが違うので、PCとスマホでお気に入り商品を連動することはできません。すると、せっかく「お気に入り」に登録して、さっと見ようと思ったものが見られないわけです。またイチから探すことになるのは面倒に思うので、スマホですぐに見れたらいいのにと思うわけです。
 その状態になっているときに、「会員登録してもらえれば、お気に入り商品の情報をPCとスマホで共有できますよ!」という誘導をします。

図1

▲無理強いせず会員登録を促す。

 すると、どうでしょう。
 先ほどお伝えしたように、お客様は移動中のスマホでも見たい。とすると、毎回探すのは面倒なので、会員登録してくれるというわけです。
「そんな単純なこと!?」と思うかもしれませんが、そんな単純なことにも気がついていないので、会員登録が増えないのです。
 しかも、この方法は決して無理強いしているわけでもなく、ニンジンをぶら下げて誘導しているわけでもありません。ユーザーにとって、「このほうがいい!」と思えるような仕掛けをしたにすぎません。
 そう思えるように、ちょっとしたエスコートをしてあげるだけで、意外なほど会員登録数は増えるものなのです。

野口さんの著書『売れるWEBデザインマーケティングの法則』では、今回ご紹介した「会員登録エスコートメソッド」以外にも、Webデザイナー&ディレクターとして長年の経験と知恵から見いだした、ユーザー心理から逆算した法則「顧客心理逆算式デザインの法則」を完全公開しています。

【顧客心理逆算式デザインの法則】(一部)
◎今までのペルソナに命を吹き込む――ペルソナ設計新メソッド「ピョン吉」の法則
◎心理トリック口コミの効果を最大限にする――「印象コントロール」の法則
◎「よくある質問」の有効活用――「安心感増大」の法則
◎見る人によって、欲しい情報とタイミングが違う――「味噌汁はアツアツ」の法則
◎「迷ったらここに来てね」という場所をつくる――「迷子相談所」の法則
◎良い記事でなくてもサイトを回遊させられるコンテンツ配置――「避難所」の法則
◎お問い合わせをアップする簡単な方法――「競走馬」の法則
◎顧客に努力させる――「宝探し、ディテクティブデザイヤー」の法則
◎過度な親切心は逆効果を生む――「ツンデレ」の法則
……and more!

同書は、現役のWEBデザイナーはもちろん、

【会社でWEBサイトにかかわっている方】
【自分のビジネスでWEBサイトを立ち上げている方】
【WEBマーケティング担当者】

など、デザイナーではない方にも、デザイン発注をする側として知っておきたい、「売れる」WEBデザインの法則としてお役立ていただくべく、デザインの専門知識ゼロでもわかりやすく解説しています。興味のある方はチェックしてみてください。

▼関連記事もどうぞ(5本あります)

▼音声でもどうぞ(著者・野口さんの解説が聴けます)



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