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#328【フリートーク】スイッチ不要論

このnoteは2022年2月11日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。


編集者にはスイッチのオン・オフが実はないかも!?

土屋:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める土屋芳輝です。本日は編集部の森上さんと寺崎さんとともにお伝えします。よろしくお願いします。
 
森上・寺崎:よろしくお願いします。
 
土屋:今日はハッシュタグ企画ということで、「スイッチを入れるには」というテーマで、皆さんとざっくばらんにお話をしていこうと思っております。
 
森上:そもそもお二人は仕事モードとか、遊びモードのスイッチとかってあったりしますか?
 
寺崎:土屋さんは何かあります?
 
土屋:そうですね。仕事に関して言うと、次の仕事に取り掛かろうとするときに、割と声に出すことが多いですね。「おし! 行くぞ!」みたいな。ちょっと小声で。以前、誰かに指摘されたことがあるんですけど、「土屋さん、声出てますよ」みたいな。
 
森上・寺崎:(笑)。
 
土屋:「よっしゃ! 次行くぞ!」みたいな。結構独り言で言っていることが多いですね。
 
寺崎:それでピッとスイッチが入るわけだ。言葉にすることで。
 
土屋:そうですね。言葉にして、スイッチを入れているっていうのはあるかもしれないですね。寺崎さんはありますか?
 
寺崎:今回のハッシュタグ企画で、スイッチの入れ方について考えてみたんですけど、僕はあんまりスイッチを入れていないんですよね。いつもオンなのかオフなのかわかんないけど。いつもオフなのかもしれないけど(笑)。仕事とプライベートの境があんまりなくて、仕事をしていても遊んでいる感覚のときもあるし、遊んでいても「あ、このネタ、企画に使えるかも!」って、仕事脳が働いていたりするので。
僕、編集者になりたての頃に先輩に、「寺崎君、編集って24時間営業なんだよ」って言われて、そもそもが著者さんを相手にする仕事っていうのもあるんだけど、「遊んでいても、お酒を飲んでいても、企画になるネタを探している状態じゃないとダメなんだよ」って言われて、「なるほどな」と思って。だから意図的にスイッチを入れないようにしているかもしれないけど。でもそれだと、疲れちゃうので、僕は寝る前にお酒を飲みながらネットフリックスを見るか、音楽を聞くかっていう感じで切り替えていますね。でも、最近ネットフリックスで映画を見始めても、途中で寝ちゃって、いつもエンディングがわからないんですよ。また、もう1回見るの(笑)。
 
森上:それって、オンからオフに切り替えるときにネットフリックスを見るっていうことなの?
 
寺崎:そうだね。1番ボーっとできるかも。だから、途中で寝ちゃう。
 
森上:寺崎さんが言っている、24時間オンっていうのは、俺もすごくわかる。仕事をしている時に遊んでいる感覚っていうのもあるし、逆に遊んでいるときに仕事モードのときもあるし。
 
寺崎:森上さんはスイッチの入れ方あるの?
 
森上:スイッチの入れ方って、ない人は欲しいと思っているわけじゃないですか。これ言ったら怒られちゃうかもしれないけど、そういうふうに悩んでいる人って、そもそも時間に余裕があるんじゃないかなと思って。
 
寺崎:あー。
 
森上:だから、スイッチが常に入っている状態にしておくという点で自分が意識しているのは、どんどんスケジュールを入れちゃう。できるだけ、他人が絡んでいるスケジュールを入れる。例えば、原稿整理とかも誰にどう見てもらうとか、それも時間の制限があったり、人が絡んでいるから。だから、何かしらのかたちで人が絡んでいるスケジュールをどんどん入れていって、自分をいい意味で縛っていくというか。
 
寺崎:なるほどね。それで言うと、自分も1つ思い出した! 遊ぶ予定、楽しい予定を入れておく。例えば校了日とか、あるいはその日までにやらなきゃいけないっていう仕事がある日の夜に遊ぶ予定を入れておくと、すごく前向きな気持ちで、前倒しで仕事が進む。
 
森上:わかる、わかる。
 
寺崎:だから、自分をそうやって追い込むっていうのはなんとなくわかる。それがスイッチかも。
 
森上:だから、俺も出来るだけ人が絡んでいるスケジュールをバンバン入れて、例えばこのVoicyの収録もそうだし、とにかく先々にドンドン入れちゃうことで、スイッチを入れる、入れないが関係なくなるというか。
 
寺崎:でも、それって自縄自縛にならない? 自分で首を絞めない?
 
森上:それは、自分の感覚値ってあるじゃん。ここまで入れたら、死ぬなとかさ。たまに死んでいるときもあるんだけど。
 
寺崎:(笑)。
 
森上:半年に1回くらい。やりすぎちゃって。でも、やらなきゃいけないことがあれば、スイッチは自ずと入るという感じですかね。だから、俺はそもそもスイッチはいらないと思っている派なので。

「スイッチの入れ方」には大衆的ニーズがある

寺崎:土屋さんは司会とかやる機会が多いじゃないですか。そういうときって、やっぱりスイッチのオンオフってあるでしょう?
 
土屋:そうですね。さっき言ったように、1つは「今から、やるぞ!」みたいにしゃべるとか、あとはちょっと準備運動するとか。準備運動というほどじゃないですけど、ジャンプしてみるとか。リラックスして話せるようにとか。
 
寺崎:なるほど。あくまでも肉体的アプローチなんだな。
 
土屋:そうですね。
 
森上:でも、肉体的アプローチって、なんとなくわかる。たまにアイデアが浮かばないときとか、散歩したりするといいときがあるよね。僕の場合は、タバコでスイッチを入れるときはあるかもしれないな。頭の中をクリアにする場合が。
 
寺崎:科学的な知見から言うと、タバコを吸うと脳の血流が衰えるらしいけどね。
 
森上:(笑)。むしろ、逆効果? でも、強引な話なんだけど、深呼吸っていうか、吐くことはすごくいいことだって言うじゃん。タバコ吸う人って、呼吸を深くしているっていうね。
 
寺崎:めちゃくちゃこじつけにしか聞こえないな(笑)。
 
森上:中に入れるものが毒だっていう話なんだけどね(笑)。
 
寺崎:ビジネス書の話だと、『やる気のスイッチ!』っていうベストセラーあるじゃん。

森上:山崎拓巳さんの。

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寺崎:スイッチっていうと、あれを思い出すね。
 
森上:あれはいいタイトルだよね。でも、あれに書かれていることを本当にやっている人っているのかな。俺がそもそもやる気のスイッチとかっていらないと思っているから。
 
寺崎:でも、ああいう本が売れたりさ。それこそ、うちで言うと森上さんが担当の『「めんどくさい」がなくなる本』とか、あれも近いと思うんですね。「めんどくせーな」っていうときにどうやってスイッチを入れるか。だから、結構大衆的ニーズはあるんじゃないかな。スイッチの入れ方。

集中力のスイッチには音楽が効く

土屋:あと、集中するためにやっていることで言えば、セールスレターとか。僕は文章を結構書くんですけど、そのときにはわりかし決まった音楽を聞くことが多いですね。
 
寺崎:何を聞くんですか?
 
土屋:古いんですけど、smorgasってわかりますか?
 
森上:smorgas?
 
土屋:ミクスチャー系の。結構激しめのやつを聞くことが多いです。
 
寺崎:激しめのやつ。でも、わかるな。俺もガッと集中して、没入してやりたいときはハードコアテクノを聞くことが多い。
 
森上:テクノ?
 
寺崎:そう。テクノ。ボーカルとかはなしね。とにかくドコドコドコドコいっているやつ。それで没入してやるみたいな。
 
森上:そういう意味では僕も音楽を聞くほうだけど、やっぱり歌詞とか入っているとダメだよね。
 
寺崎:そうなんですよ。歌詞が入ると、邪魔になっちゃうんだよね。
 
森上:会社とかだと、いろいろな雑音が聞こえてくるじゃないですか。電話とか、人の話している声とか。それが結構ツラくて、ずっとイヤホンしているけどね。会社での作業のときは。
 
寺崎:確かにいつもしていますね。
 
森上:そっちのほうが集中できるというか。でも、集中状態にはすぐ入れるほうだと思う。家で作業しているときも、カミさんにも娘にも「怖い」とか、「話しかけにくい」って言われるから、変な空気を出しちゃっているかもしれないですね。話しかけられても、心ここにあらず的な返事をしちゃうときもあるし。
 
寺崎:集中力って、ビジネス書の永遠のテーマですよね。僕、集中力をテーマにした、入手できる1番古い本ってなんだろうって、アマゾン調べたんですよ。そしたら、1950年刊行の『脳力集中法と休養法十二講』っていう本があって、式場隆三郎っていう精神科医が著者なんですけど。

森上:精神科医なんだ。
 
寺崎:そう。1950年ってさ、まだ終戦後の5年後じゃないですか。5年後にはもう能力集中法なんていう本が出ていたなんて、日本人ってやっぱり勤勉なんだなと思って。
 
森上:そうだよね(笑)。戦争に負けた5年後には、集中力について考えているんだからね。すごいよな。俺は集中力の本は作ったことあるけど、自分で買ったことがないから、わからないんだよね。土屋さんは、音楽以外で他にスイッチはありますか?
 
土屋:全然話が変わるかもしれないですけど、僕、テレビのリモコンのスイッチで、「こいつ、消えないかな」と思って、電源ボタンで消そうとしたことあります。
 
森上・寺崎:(笑)。
 
土屋:誰とは言えませんが。こいつ、消えてくれたらいいなみたいな。
 
森上・寺崎:(笑)。
 
土屋:まあ、冗談ですけど。
 
寺崎:土屋さんにそんなブラックな一面があったなんて。
 
土屋:ブラックだらけですよ。
 
森上:あと、ルーティンとか。一時期ラグビーの五郎丸さんのあったけど、それぞれにルーティンがあったりとかするのかな。他の方のこのハッシュタグのVoicyを聞いてみたいですよね。
 
寺崎:本当は瞑想とか言いたいんだけどね。
 
森上:やんねーからな。
 
寺崎:全然できない(笑)。
 
森上:やっている人はやっているんでしょうね。今、ちょうどオリンピックで、瞑想しているオリンピック選手とかいそうだよね。オリンピックも盛り上がっているような、盛り上がっていないような。
 
寺崎:そうだね(笑)。まとめるのが大変だな、これ。
 
森上:じゃあ、土屋さんにまとめに入ってもらう?
 
土屋:そうですね。まとめは何を話したらいいんですかねっていうところなんですけど、今日はハッシュタグの「スイッチを入れるには」について、いろいろと3人で話をしてみたんですけども。参考になるかどうかわからないですけど、ぜひ皆さんも「スイッチの入れ方」とかがあれば……、これって、投稿できるんでしたっけ?
 
森上:コメント欄はありますよね。
 
土屋:コメント欄に入れておいていただければと思います。また、面白いものがあったら取り上げて、そこでも話したいなと思うので。
 
森上:そうですね。ぜひぜひ。それ関連の本も出てくる可能性もあるし。
 
土屋:そうですね。そういうのがあったらまた面白い展開が生まれそうなので、ぜひコメントがあれば入れておいていただければと思います。ということで、森上さん、寺崎さん、本日はありがとうございました。
 
森上・寺崎:ありがとうございました。
 
(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)
 

 
 

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